2013年2月3日(日)
ウィンドウレギュレータのメンテナンス − 左前後
先日、「リアウィンドウ開閉不良 − スライドピース交換とグリスアップ」で報告したように、右リアウィンドウが閉まらなくなってしまい、内張りを剥がしてウィンドウレギュレータを見てみたところ、グリスが固化しておりスライドピースも少し割れていることがわかった。ということは、他のウィンドウも同様にグリスが固化して閉まらなくなる可能性も大きい。そこで、ウィンドウが閉まらなくなる前に、まずは左側の前後のウィンドウについてレギュレータのメンテナンスをしてみた。
写真1に左リアドアを開けたところを示す。
写真1 左リアドアを開けたところこの内張りを外しインシュレータを剥がすと、写真2のようにウィンドウレギュレータが見える。内張りを外す方法については、「ドア内張りの外し方 − リアドア編」を参照のこと。
写真2 左リアのウィンドウレギュレータ右リアと同様に、窓を適当な位置に下げてスライドピースのレールを見てみると、やはり写真3のようにグリスが固化していた。
写真3 固化したグリスこの固化したグリスをマイナスドライバーで丁寧に除去し、写真4のようにスプレーグリスを吹いておいた。
写真4 スプレーグリスを吹いているところ右側にあるレールも同様に固化したグリスを取り除き、スプレーグリスを吹いておいた。他にもウィンドウガラスを上下させたときに回転する部分の軸等にスプレーグリスを吹いておいた。また、ガラスの左右両端にあるレール部分にはシリコンスプレーを吹いておいた。
さて、次は左フロントのウィンドウである。写真5に左フロントドアの内張りを外し、インシュレータを剥がしたところを示す。内張りを外す方法については、「ドア内張りの外し方 − フロントドア編」を参照のこと。
写真5 左フロントのウィンドウレギュレータ写真6に示すように、グリスが完全に固化しているのでマイナスドライバーでゴリゴリと除去する。
写真6 マイナスドライバーで固化したグリスを除去しているところウィンドウガラスを上下させて適当な位置で作業するといいだろう。固化したグリスを除去した後は、写真7のようにスプレーグリスを吹いておいた。
写真7 スプレーグリスを吹いているところフロントのウィンドウレギュレータは、レールがガラス下の2か所だけでなく、上側(写真7の一番上に写っているもの)にもある。こちらは、裏向きに付いているのでわかりにくいかもしれないが、このレールの固化したグリスも除去して、スプレーグリスを吹いておこう。
他の回転部分の軸等もスプレーグリスを吹き終わったら、最後に、写真8のようにウィンドウガラスと窓枠の接触部分にシリコンスプレーを吹いておく。
写真8 窓枠にシリコンスプレーを吹いているところ今回は、スライドピースが割れてなかったので交換していないが、スライドピースが割れている場合は交換したほうがいいだろう。
残りのウィンドウレギュレータは、右前の運転席だけだ。ここも近いうちにメンテしよう。
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