2002年12月5日(木)

ドア内張りの外し方 − フロントドア編

以前に「ドア内張りの外し方 − リアドア編」と称して、DDの車ではなく他人の車の内張りを外す作業を紹介する反則技的なページを作成した。これでは「メンテナンス記録」ではない。

もちろん、「リアドア編」をやったからには「フロントドア編」もいつかやらなくてはいけない。しかし、「リアドア編」と「フロントドア編」で車の年式や種類が違うと紛らわしいので、今回は敢えて「リアドア編」に合わせた車で内張りを外す方法を紹介する。決して、「ノルウェーに居るから自分の車が触れない」といった理由ではない(嘘)。

また、説明文が妙に「ドア内張りの外し方 − リアドア編」に似ているような気がするかもしれないが、きっと気のせいである。「ちょっと写真を入れ替えて、ちょこちょこっと文章を書き換えただけ」のようなことはしていない(嘘)。

さらに、12月だというのに写真に出てくるモデルがTシャツを着ているのも、この写真を撮影したのがゴールデンウィークぐらいの暖かい時期だからではなく、単にモデルが暑がりだからである(大嘘)。


フロントドアの内張りの外し方

STEP(1): ドアレバーのネジを外す

まずは、写真1のようにドアレバーのところにあるプラスチックの丸い蓋を取り除き、その中にあるネジを外す。蓋は、小さなドライバーや先の尖った工具等でつつくと外れるはずである。


写真1 ドアレバーのネジを外す

STEP(2): ドアハンドルの蓋を外す

ドアハンドルの上側にあるプラスチックの蓋を取り除く。


写真2 ドアハンドルの蓋を外す

STEP(3): ドアハンドルの中のネジを取り外す。

次に、ドアハンドルの中に付いているネジを取り外す。これはトルクスネジだ(ったと思う)。


写真3 ドアハンドルの中のネジ


写真4 ドアハンドルの中のネジを外す

STEP(4): ドアスピーカを外す

フロントドアにスピーカの付いているモデルは、このスピーカを外しておく。まず、写真5のように、スピーカカバーのネジを外す。


写真5 スピーカカバーのネジを外す

次に、写真6の赤矢印の部分に付いているネジを外す。


写真6 スピーカユニットを固定しているネジ

すると、写真7のようにドアスピーカが外れます。このとき配線も同時に外しておくと良い。


写真7 ドアスピーカを外したところ

STEP(5): ドアノブピンを外す

リアドアの時と同じようにドアノブピンを反時計回りに回して外す。なくさないように注意。


写真8 ドアノブピンを外す

STEP(6): 横と下に付いているグロメットを外す

写真9,写真10のように、ドアの下、横に付いている白いグロメットを力ずくで外す。バキバキッという音がするが躊躇していてはならない。思い切ってバキバキッ!


写真9 ドア下のグロメットを外す


写真10 ドア横のグロメットを外す

STEP(7): 内張りを上に引っ張り上げる

そして、最後に内張りをしっかり持って、思い切り上方向に持ち上げる。すると、「ググッ、メシメシ、バキッ」といって内張りが外れるはずである。結構固いので、一人がドアを押さえて、もう一人が引っ張り上げるようにした方がいい。


写真11 内張りを上に引っ張り上げる

取れた内張りは、この時点ではまだ完全にフリーになっているわけではなく、ドアレバーのところにワイヤーが引っかかっている。これを外せば、完全にドア本体から外れる。

以上の手順で内張りを外すことができるはずである。


なお、内張りを外すと、写真12のようになる。


写真12 内張りを外したところ

中央にはリアドアと同様に、黒いプラスチック部品が付いている。この部品は、内張りを取り付ける際には内張り側に付いていなければならないので、取り外して内張りの方に取り付けておく。

なお、取り付けは基本的に逆の手順である。ただ、STEP(7)で上に持ち上げたところは、取り付ける際に上から下方向へ押し込む必要はなく、そのまま、ドアの形に内張りを合わせて押し込むだけである(そのために、黒いプラスチック部品を予め内張りに取り付けておく)。

なお、内装浮きの補修方法については、「内張り補修 − BJさん&キャノンさんより」を参照のこと。



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