2024年6月8日(土)

DD2号 パワステオイルの交換 − 必要か?

以前にパワステオイルタンクからのオイル漏れを報告したが、そういえばパワステオイルってこの時から6年間も変えていない。タンク内のオイルをチェックすると確かに汚れている。パワステオイルって、どれぐらいで交換するものなのだろう? いろいろ調べてみると2〜5万キロで交換するようなWebページがあるが、BMWが出している資料でパワステオイルの交換時期は見つけられなかった。ということは、特に交換する必要はないということか? しかし、汚れているオイルを見てしまった以上、交換したくなるのが人情だ。まぁ、それほど高価なものでもないし、新しいオイルと交換してみるか。

というわけで、写真1のようにタンクから古いオイルを抜くための洗瓶に耐油ホースを付けたものと新しいパワステオイルを用意した。


写真1 洗瓶に耐油ホースを付けたものとパワステオイル

パワステオイルはCHF11S指定なので、FebiのCHF11Sオイルを1リットル購入した。価格は2,000円(送料込み)であった。

まずは、写真2のようにパワステオイルタンクの蓋を開けて、耐油ホースを付けた洗瓶で古いオイルを吸い取る。


写真2 古いオイルを吸い取っているところ

このようにして写真3のように古いオイルを1リットル近く吸い取った。


写真3 古いオイル

やはりパワステオイルは真っ黒だ。次に、写真4のようにエアフィルターボックスを外して、その下のパワステポンプが見えるようにする。エアフィルターボックスの外し方については、このレポートを参照のこと。


写真4 エアフィルターボックスを外したところ

パワステオイルタンクからパワステポンプの間のホース内にも古いオイルが残っているので、それも抜いておきたい。そのため、まず写真5の赤矢印で示すコネクタを抜く。これはパワステポンプ制御用のコネクタだが、ホースを外すときに邪魔になるので、先に抜いておく。


写真5 パワステポンプのコネクタ

そして、ホースの下に不要なタオルを入れた後、写真6の赤矢印で示すホースバンドのマイナスネジを緩める。


写真6 ホースバンドのマイナスネジ

ホースを抜くとホース内のパワステオイルが漏れてくるので、写真7のように素早く洗瓶等で受けるようにしよう。漏れてしまったオイルはタオルが吸収してくれるだろう。


写真7 漏れたオイルを洗瓶で受けているところ

素早く洗瓶でオイルを受けても、写真8に示すようにタオルにも相当量が漏れてしまった。


写真8 オイルを吸い取ったタオル

あとは、ホースを再接続し、エアフィルターボックスを元に戻してから写真9のように新しいパワステオイルをタンクに入れる。


写真9 新しいオイルをタンクに入れているところ

その後、エア抜きのためにエンジンをかけてから、ハンドルを左右のロックする位置までゆっくりと何度か動かす。最後に、写真10のようにタンクの蓋に付いているレベルゲージを用いて、タンク内のオイル量がMAXのラインにあることを確認すれば作業完了だ。


写真10 ラベルゲージでオイル量を測っているところ

この交換作業で、ちょうど購入したオイル1リットルを使い切った。なお、古いオイルはパワステポンプ内、ステアリングギアボックス内、パワステポンプからステアリングギアボックスへのホース内にも残っているが、そのあたりを交換しようとすると作業が大変になるので、今回は作業が簡単なところだけでオイルを交換した。

交換後はパワステが軽くなった、なんてことはなく、交換前と変わらない。う〜ん、単なる自己満足だな(笑)。



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