2023年9月23日(土)

DD2号 フロントグリルの塗装 − 艶消し黒で

DD2号 ワイパーアームとカウルカバーの塗装 − 艶消し黒で」のレポートで、白っぽく変色している車体の黒い部分に艶消し黒のスプレー塗料を塗ってリフレッシュしたことを報告したが、実は最も気になるところは、フロント部分にあるキドニーグリルやフロント下部のグリルのところだ。これらの部分は、もともと黒色だが、経年劣化により一部が白っぽく変色している。写真1にキドニーグリルを、写真2にフロント下部グリルを示す。


写真1 キドニーグリル


写真2 フロント下部グリル

白くなったプラスチック部分を復活させる薬剤もあるようだが、ここは気持ちよく艶消し黒のスプレーを使って塗装することにした。そうと決まれば、まずは写真3のようにフロント側にウマをかけてフロントバンパーを取り外す。


写真3 ウマをかけたところ

塗装する部分は、写真4の赤矢印で示す5つのパーツだ。


写真4 塗装するパーツ

フロントバンパーの取り外し方はこのレポート に譲り、写真5にフロントバンパーを取り外したところを示す。


写真5 フロントバンパーを取り外したところ

フロントバンパーを取り外す際に、フロント下部左右のパーツ(カバー)は取り外している。二つのキドニーグリルは、フロントバンパーの裏から写真6の赤矢印で示すツメを外すと取り外すことができる。


写真6 キドニーグリルを固定しているツメ

一方、フロント下部のグリルも同様に写真7に示すツメで固定されている。


写真7 フロント下部グリルを固定しているツメ

このツメが意外と外しにくい。ツメを折ったりしないように、まずは写真8のように潤滑スプレーをかける。


写真8 潤滑スプレーをかけているところ

そして、写真9のように内装剥がしでツメを折らないように気を付けながら、一つずつツメを丁寧に外していく。


写真9 ツメを外しているところ

このようにして、フロントバンパーから外した部品を写真10に示す。


写真10 フロントバンパーから外した部品

キドニーグリルを裏からよく見てみると、メッキの部分と縦のスリットの部分が分離できるようになっている。分離しておいた方が塗装しやすいだろう。縦のスリットの部分を外すために、写真11のツメを外す。


写真11 スリット部分を固定しているツメ

これらのツメを丁寧に外すと、写真12のように3つのパーツに分かれる。下側のツメから外していった方がいいだろう。塗装するのは、写真12の一番上の縦のスリットのパーツだ。


写真12 キドニーグリル構成部品

あとはいつものように艶消し黒スプレーで塗装していけばいい。今回塗装する部品は結構複雑な形をしているので、写真13のように油落とし洗剤とブラシを使って丁寧に脱脂した。


写真13 部品を洗っているところ

部品を完全に乾かしたら、写真14のように新聞紙の上に小さいレンガを塗装台として載せ、その上に塗装する部品を載せる。


写真14 塗装の準備

塗装前のカバーを写真15に示す。


写真15 塗装前のカバー

綺麗に洗ったものの、白っぽく変色している部分も見える。今回は写真16に示すシリコン変性ラッカースプレーを使って塗装する。


写真16 シリコン変性ラッカースプレー

これは近所のホームセンターで968円で買ってきたものだ。塗装作業の詳細は省略するが、要は薄く何度にも分けて塗料が垂れないように塗装すればいいだけだ。写真17、18に塗装後のカバーとキドニーグリルの縦のスリット部分を示す。


写真17 塗装後のカバー


写真18 塗装後のキドニーグリルの縦のスリット

綺麗に艶消し黒で塗装されているのがわかるだろう。艶消し黒なら不器用なDDでも塗装は楽勝だ。あとは、塗装した部品をフロントバンパーに取り付ければいい。ちなみに、3つの部品に分解したキドニーグリルは、まず写真19のように組み立ててから、3つ目の細長いプラスチックパーツを取り付ければスムーズに組み立てられる。


写真19 キドニーグリルの組み立て方

写真20にフロントバンパーに取り付けた塗装後のキドニーグリルを示す。


写真20 塗装後のキドニーグリル

白っぽく変色していた部分が真っ黒になった。写真21に塗装後のフロントバンパー部分を示す。


写真21 塗装後のフロントバンパー部分

なんとなくキリっと引き締まったような感じに見える(見えなくもない?)。う〜ん、究極の自己満足だな。



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