2023年5月27日(土)

DD2号 エアコンブロアファンの掃除 − エバポレータも

最近、DD2号は調子が良く特に気になるところもない。以前にDD2号のブロアファンを掃除してから4年ほど経ったので、この機会にブロアファンを掃除しておこう。でも、ブロアファンを取り出すのって、結構面倒だったような記憶が・・・? まぁ、やってみるか。詳細な手順についてはこのレポートに譲り、ここでは概要だけ。

エアコンパネルやCCC関係を外すので、念のため写真1のようにバッテリーのマイナス端子を外しておく。


写真1 マイナス端子を外したバッテリー

そして、パネルをばらしていく前に、写真2のようにウッドパネルを養生しておく。


写真2 ウッドパネルやシフトレバーを養生したところ

まずは、写真3のようにハザードスイッチを外す。これは下側に薄い内張り外しを差し込んで引っぱり出せばいい。


写真3 ハザードスイッチを外したところ

コネクタを引き抜き、写真4のようにハザードスイッチが付いていたところの下側にあるT-20のトルクスネジを外す。ネジを中へ落とさないように、マグネットが先に付いたピックアップを使おう。これは100均でも売っている。


写真4 トルクスネジを外しているところ

外すネジが多いので、ネジを分けて入れるような箱やビニール袋を用意しておき、ネジを外すたびに入れておくといい。

ネジが外れたら、写真5のようにエアコン吹き出し口の手前に引っ張ると外すことができる。


写真5 エアコン吹き出し口を外しているところ

次はエアコン操作パネルだ。写真6のように左右にあるネジをプラスドライバーで外す。


写真6 エアコン操作パネル固定ネジを外しているところ

両方のネジが外れたら、写真7のようにエアコン操作パネルを手前に引き出すことができる。


写真7 エアコン操作パネルを引き出したところ

エアコン操作パネルには、写真8のようにコネクタが付いているので、それらを外す。


写真8 エアコン操作パネルのコネクタ

コネクタを外せば、写真9のようにエアコン操作パネルを完全にフリーにすることができる。


写真9 エアコン操作パネルを外したところ

次は、写真10のDVDユニットを固定しているネジ4本をプラスドライバーで外す。


写真10 DVDユニット固定ネジの場所

DVDユニットも裏側にコネクタが付いているので外しておこう。これで、写真11のようにDVDユニットが外れた。


写真11 DVDユニットを外したところ

次はシフト周りだ。写真12のようにシフトレバートリムを浮かせて外す。


写真12 シフトレバートリムを外しているところ

シフトレバートリムが外せたら「SPORT」と書かれたモード切替えスイッチを外し、さらに、写真13のように下から手を入れてシフトレバーカバーを外す。


写真13 シフトレバーカバーを外しているところ

写真14にシフトレバーカバーを外したところを示す。


写真14 シフトレバーカバーを外したところ

シフトレバーカバーを外すと、写真15のようにT-20のトルクスネジを4本見えるので、それを外す。


写真15 トルクスネジの位置

これを外すと、写真16のようにセンターコンソールパネルを外すことができる。


写真16 センターコンソールパネルを外したところ

写真17、18のように、このパネルにもいくつかコネクタが付いているので外しておこう。


写真17 センターコンソールパネルのコネクタ(1)


写真18 センターコンソールパネルのコネクタ(2)

次は写真19に示すフレームを外す。ほとんどはT-20のトルクスネジだが、下の2本は頭がM8のネジだ。


写真19 フレーム

ネジが外せたら、上側を前に引き出すように倒せば、写真20のようにフレームを外すことができる。外す前にフレームの下側がどのように固定されているのかをよく覚えておこう。下側はフレームをセンターコンソールより奥に差し込むようになっているからだ。


写真20 フレームを外したところ

フレームを外せば、写真21のようにブロアファンの蓋が見える。


写真21 ブロアファンの蓋

ここでブロアファンの蓋を外す前に、写真21の赤矢印のところにある左側のダクトを手前に引っ張って外す。写真22に外したダクトを外す。


写真22 外したダクト

ちなみに、このダクトを取り付けるときは、グローブボックスを外しておく必要がある。なお、右側にも同様のダクトがあるが、こっちは外してはいけない。DDは右側のダクトも外してしまい、取り付けるのにかなり苦労した(センターコンソールを外し、ダッシュボードを浮かさないといけない)。

左側のタクトを外したら、写真23のようにブロアファンのコネクタを外す。


写真23 ブロアファンのコネクタを外したところ

ブロアファンの蓋はT-20のネジ4本で固定されているので、それを外して、写真24のように蓋を外す。


写真24 ブロアファンの蓋を外したところ

ブロアファンの掃除後にこの蓋を取り付けるのだが、この蓋がどのように付いていたのか、蓋の裏側とブロアファンケースのどこが合うのかをよく見ておこう。蓋の取付けは意外と難しいからだ。蓋を外したら、写真25のように奥にブロアファンが見える。


写真25 ブロアファン

ブロアファンの上下に付いているネジを外せば、ブロアファンを取り出すことができる。取り出したブロアファンは写真26のように結構汚れている。


写真26 ブロアファンの汚れ

この汚れを洗う前に、写真27のようにモーター部分をビニールで防水する。


写真27 モーター部分を防水したところ

そして、写真28のように洗剤と歯ブラシを使って一枚一枚汚れを丁寧に落としていく。


写真28 洗剤と歯ブラシで汚れを落としているところ

写真29に綺麗になったブロアファンを示す。


写真29 綺麗になったブロアファン

折角ブロアファンを外したので、エバポレータも掃除しておこう。エバポレータは写真30のように酸素系漂白剤と蓄圧式噴霧器を使う。


写真30 酸素系漂白剤と蓄圧式噴霧器

これを使って、写真31のように車内側からエバポレータを洗浄する。酸素系漂白剤液が垂れないように下側にはタオルを敷いておこう。


写真31 車内側からエバポレータを洗浄しているところ

一方、エンジンルーム側からも、写真32のようにしてエバポレータを洗浄する。エンジンルーム側からの洗浄手順は、このレポートを参照のこと。


写真32 エンジンルーム側からエバポレータを洗浄しているところ

酸素系漂白剤液で洗浄した後は、水をたっぷりかけて酸素系漂白剤液を完全に落としておこう。後は、乾かしてから外した部品類を元に戻せばいい。ただし、外した左側のダクトを取り付けるためにはグローブボックスを外さなければならない。グローブボックスを外すためには、グローブボックスを開けて、写真33の緑矢印で示すT-20のトルクスネジ4本と、赤矢印で示すT-30のボルト2本を外せばいい。


写真33 グローブボックス固定ネジ

写真34のグローブボックスを外したところを示す。グローブボックスにはロックを外すためのワイヤやコネクタが接続されているので、これらも外す。


写真34 グローブボックスを外したところ

ちなみに、DDはグローブボックス取り付け時にミスをして、かなり面倒なことになった。その顛末はいつか報告しよう。



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