2019年6月1日(土)
DD2号 ブロアファンの掃除 − 車内側からアクセス
先日からエアコンのエバポレータを洗浄し、エアコンの嫌な臭いがほとんどなくなったのだが、まだ少し残っているような気がする。家庭用エアコンの場合は、エバポレータの洗浄だけでなくファンも洗浄したほうがいいようだ。きっと車のエアコンも同じだろうと思ってブロアファンを掃除することにした。E34のDD号のブロアファンはエンジンルームからアクセスしたのだが、E63のDD2号のブロアファンは室内側からアクセスするようだ。ということは、ステレオ関係の電気系のところを外さないといけないので、写真1のように、安全のためにトランクにあるバッテリーのマイナス端子を外して作業した。
写真1 バッテリーのマイナス端子を外しているところまずは、写真2のように傷を付けてはいけないところに養生テープを貼っておく。
写真2 養生テープを貼ったところ一番最初に外すのは、写真3のハザードスイッチだ。
写真3 ハザードスイッチを外したところこれのコネクタも外しておこう。そして、写真4の位置にあるT-20のトルクスネジを外す。
写真4 トルクスネジを外しているところこのネジを外すと、写真5のようにしてエアコン吹き出し口を外すことができる。
写真5 エアコン吹き出し口を外しているところ次はエアコンスイッチのパネルだ。これは、写真6のところにある2つのプラスネジを外せばいい。
写真6 2つのプラスネジこれを外せば写真7のようにパネルを外すことができる。
写真7 エアコンスイッチパネルを外しているところこのパネルを外せば、そのうらに写真8のように3つのコネクタが見える。
写真8 3つのコネクタ一番左のコネクタは上下端を押せば外れる普通のコネクタだが、真ん中のコネクタを外すためには写真9の赤矢印のところを押す。
写真9 真ん中のコネクタの外し方(1)そして、写真10のようにレバーを左に倒すと、外すことができる。
写真10 真ん中のコネクタの外し方(2)右側のコネクタも基本的には同じだ。写真11の赤矢印のところを押す。
写真11 右側のコネクタの外し方(1)そして、写真12のようにレバーを右側に倒すとコネクタが外れる。
写真12 右側のコネクタの外し方(2)次はステレオヘッドユニットを外すために、写真13の赤矢印にある4つのプラスネジを外す。
写真13 プラスネジヘッドユニットを前に引き出すと、写真14のように裏側にコネクタがある。
写真14 ヘッドユニット裏のコネクタこれらのコネクタを外す。写真15に外したところを示す。
写真15 コネクタを外したところこのうち、ヘッドユニット背面の右下にある大きなコネクタは、写真16のようなものである。
写真16 大きなコネクタこれを外すためには、写真16の赤矢印のレバーを後ろ側に倒せばいい。次に、写真17のようにしてシフトレバーのパネルを外す。
写真17 シフトレバーのパネルを外しているところすると、写真18の赤矢印のところに4つのT-20トルクスネジがあるから、これらを外す。
写真18 トルクスネジすると、写真19のようにパネルを外すことができる。このパネルの前方にはコネクタがいくつか付いているので、これらも外しておこう。
写真19 パネルを外したところ次に、写真20に示すネジを外す。上の6個のネジと下の3つのうちの真ん中のネジはトルクスT-20のネジだ。一方、下の3つのうち左右の2つは8mmのソケットで外す。
写真20 フレームを固定しているネジこれらのネジを外したら、写真21のようにフレームの上を持って手前に倒す。
写真21 フレームを倒したところすると、写真22のようにフレームを取り外すことができる。
写真22 フレームを取り外したところフレームを取り外した後、その奥を見てみると、写真23のようにブロアファンのカバーが見える。この赤矢印で示したT-20のトルクスネジを外す。
写真23 ブロアファンのカバーの固定ネジ写真24のブロアファンのコネクタも外しておこう。
写真24 ブロアファンのコネクタこのコネクタの上のほうはカバーに固定されている。これは、まずコネクタをカバーに付けたまま、カバーを引っ張り出せばコネクタの外し方がわかるだろう。カバーを外すと、写真25のようにブロアファンが見える。
写真25 ブロアファンこのブロアファンを外すためには、写真25の赤矢印で示したプラスチックのダクトが邪魔だ。そこで、このダクトを手前に引っ張り出して外す。ただし、これを外すと、今度取り付けるときにグローブボックスを外さないといけなくなる。このブロアファンは上下にT-20のトルクスネジが1本ずつあるので、これらを外せばいい。すると、写真26のようにブロアファンを取り出すことができる。
写真26 ブロアファンを取り出したところモーターの軸がかなり錆びている。それに、ファンのところは汚れている。そこで、水洗いできるように、モーターの部分を写真27のようにビニールで養生した。
写真27 モーターを養生したところそして、写真28のように洗剤液と歯ブラシで丁寧にファンの汚れを落としていった。
写真28 ファンの汚れを落としているところ丁寧に洗った後に水で洗い流すと、写真29のようにずいぶん綺麗になった。ついでにモーターの軸も錆びを落としてグリスアップしておいた。
写真29 綺麗になったファンブロアファンを外したところを見てみると、写真30のように車内側からエバポレータが見える。
写真30 車内側から見たエバポレータこんな機会はあまりないので、写真31のエバポレータ洗浄SSTで洗浄しておいた。
写真31 エバポレータ洗浄SST最後に、ブロアファンの周りやエアコンのダクト等、手の届くところをアルコール含有のウェットティッシュで拭き上げてから、外した部品を組み立てた。結構、外したネジが多いので混同しないように注意しよう。
ブロアファンの掃除後は、嫌な臭いもほぼ消えた(ように思う)。どれぐらい効果があるのかはわからないが、ブロアファンのメンテだと思って掃除するのもいいだろう。
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。