2022年1月29日(土)

DD2号 バッテリーのメンテナンス − パルス充電

先日の車検の際にバッテリーのへたりを指摘されたDD2号だが、まだバッテリーを交換していない。特にバッテリーが弱る冬に、出先でバッテリーが上がってしまってエンジンがかならないという事態にならないためにも、早めにバッテリーを交換しておきたいところだ。といいながら、この時に購入した充電器のパルス充電機能を使って、どれぐらいバッテリーが復活するのかを試してみることにした。

まずは、写真1のようにトランクの床板をずらしてバッテリーにアクセスできるようにする。


写真1 トランク床下のバッテリー

パルス充電中はパルス電流が車体に流れないようにバッテリーを車体から切り離しておいた方がいい。そのため、写真2のように10mmのレンチでマイナス端子を外す。


写真2 マイナス端子を外しているところ

ナットが緩んだら、写真3のようにマイナス端子を外す。


写真3 マイナス端子を外したところ

パルス充電を始める前にバッテリーの健全性を図るため、写真4のようにCCAメーターを接続する。


写真4 CCAメーターを接続したところ

CCAメーターによる測定の結果を写真5、写真6に示す。


写真5 パルス充電前の電圧と内部抵抗


写真6 パルス充電前のCCA

CCAは約730ぐらいだ。バッテリー設計のCCAが850なので、若干少なくなっている。今度はCCAメーターを外し、写真7のように充電器を接続してパルス充電モードにする。


写真7 パルス充電モードで充電しているところ

取扱説明書によると、パルス充電は18時間ほどかかるようなので、写真8のように紐を使ってトランクの蓋を少し下げておいた。


写真8 トランクの蓋を下げたところ

翌日に充電器を見ると、写真9のようにOFFと表示されている。パルス充電が終わったようだ。


写真9 OFFの表示

パルス充電後にCCAメーターを接続して測定した結果を写真10、11に示す。


写真10 パルス充電後の電圧と内部抵抗


写真11 パルス充電後のCCA

パルス充電前後の測定結果をまとめると、表1のようになる。

表1 パルス充電前後の測定結果

  パルス充電前  パルス充電後 

備考

電圧(V)

12.66

14.05

 
内部抵抗(mΩ)

3.76

4.45

 
CCA

731

873

 設計値は850 

こうやってまとめてみると、確かにパルス充電後はCCAが向上している。でも、これっていつまで大丈夫なんだろう? しばらくしてからもう一度CCAを測ってみよう。



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