2019年9月7日(土)

DD2号 ブレーキ鳴き対策  − 右前も

先日、右リアのブレーキにシムグリスを塗りなおしたが、キーという音が少なくなったものの、まだ鳴く時がある。どうも、右前のブレーキもときどき鳴いているようだ。そこで、右前のブレーキもシムグリスを塗り直すことにした。作業方法は以前のレポートと基本的に同じなので、今回は雰囲気だけ。写真1が右前のブレーキだ。


写真1 右前のブレーキ

ガイドボルトを外す時は、ブレーキフルードのホースが邪魔になるので、写真2のようにホースに付いているゴムブッシュの固定を外した方が作業しやすい。このゴムブッシュはCRC5-56をかけると簡単に外れる。


写真2 ブレーキホースの固定を外したところ

ガイドボルトを外せば、写真3のようにキャリパーを外すことができる。ただ、キャリパーのピストンを少し戻した方が外しやすいので、両手でキャリパーを持って体重をかけて外側にゆっくり引っ張れば、ピストンが少し戻ってローターからキャリパーが外れる。


写真3 キャリパーを外したところ

キャリパーからブレーキパッドを外して、写真4のようにパーツクリーナーと歯ブラシでパッド裏側の古いシムグリスを落とす。


写真4 パッドから古いシムグリスを落としているところ

さらに、ピストンやキャリパーで古いシムグリスが付いているところも、写真5のように落としていく。


写真5 ピストンから古いシムグリスを落としているところ

写真6のようにキャリパーガイドに残っているシムグリスも落としておこう。


写真6 キャリパーガイドから古いシムグリスを落としているところ

後は、キャリパーやキャリパーガイドに新しいシムグリスを塗って組付ければいい。組付けやすいように、写真7のようにキャリパーのピストンを戻しておこう。


写真7 ピストンを戻しているところ

ちなみに、このピストンを戻す工具は「ディスクブレーキセパレータ」というもので、写真8のようなものだ。


写真8 ディスクブレーキセパレータ

ピストンとキャリパーの間にこの工具を入れ、上のレバーをくるくると回していくと、上下の板の間隔が広くなってピストンが押し戻される。

シムグリスを塗りなおしたところ、キーという音は少なくなった。「少なくなった」と書いているのは、完全になくなってはおらず、どうも左側のブレーキも若干鳴く時があるようだ。そのうち、左前後のブレーキもシムグリスを塗りなおそう。



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