2016年12月17日(土)
DD2号 ホイールアライメント調整 − その7 フロントキャンバー角測定
「DD2号 ホイールアライメント調整 − その6 フロントキャンバー角の調整」で報告したように、調整できないフロントのキャンバー角をアッパーマウントのアライメントピンを取り去ることで可能な限り調整した。調整できたのは少しなので、アライメント規定値内に収めるのは難しいが、どれぐらいになったのかを測定しておこう。フロント側のキャンバー角を正確に測定したいので、写真1のようにフロント側はスロープに上げずに、リア側をスロープで上げて車体を水平にする。
写真1 リア側をスロープで上げたところそして、写真2のようにレーザー水準器を使ってアライメントを測定する。
写真2 アライメントの測定写真3のようにして、垂直なレーザー面とホイールの各部の距離を測っていく。
写真3 レーザー面との距離の測定測定の結果は表1のとおりである。
表1 計測の結果
フロント
測定条件
左キャンバー
右キャンバー
トータルトー
フロントキャンバー調整前 -0.87°
-0.70°
0'
フロントキャンバー調整後 -0.55°(-33')
-0.61°(-37')
10'
規定値
-32'〜+8'
0'〜20'
やはりフロントキャンバーは規定値内に入っていないが、まぁ、調整前よりはマシになっている。とりあえず、しばらくホイールアライメントはこれでいいだろう。スロープを使ってアライメントを測定する方法はジャッキアップしなくていいので楽チンだ。いつか、水平になっている場所を見つけてアライメントをもう少し正確に測ってみたい。
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