2010年10月23日(火)

ステンメッシュブレーキホースへの交換 − リア側アウターホース

以前に、「ステンメッシュブレーキホースへの交換 − リア側インナーホース」で報告したように、リア側のブレーキホースはインナー側しかステンメッシュブレーキホースに交換していなかった。それは、アウター側のブレーキホースとブレーキパイプを接続するフレアナットがどうしても緩まなかったからだ。きっと、DDがキャリパーをオーバーホールしたときに締めすぎたからだろう(苦笑)。そこで、今回はブレーキパイプを切断する覚悟で、アウター側のブレーキホースを交換してみた。

まずは、写真1のようにリア側をジャッキアップしてウマをかけ、タイヤを外す。


写真1 リア側をジャッキアップしたところ

どうしても緩まないフレアナットは、写真2の赤矢印のところだ。


写真2 緩まないフレアナット

緩めようとして力を掛けすぎで、ブレーキパイプが曲がっている(苦笑)。今回は、写真2の赤矢印のところでパイプを切断して、ソケットレンチをかけて緩めようと思う。

そこで、用意したのは、写真3のステンメッシュブレーキホースとブレーキパイプだ。


写真3 ステンメッシュブレーキホースとブレーキパイプ

これらは、図1の赤矢印の部分にあたる。


図1 ブレーキホース(左)とブレーキパイプ(右)

ステンメッシュブレーキホースは以前に購入したもの、ブレーキパイプは他のパーツとともに個人輸入により購入した。購入したブレーキパイプはまっすぐだ。

P/N:34-32-6-755-576  ブレーキパイプライン $8.25×2  計 $16.50

まず、写真4の赤矢印の位置にあるブレーキパイプの奥側のフレアナットを外す。これはなんとか外れた。ブレーキホース側は14mm、ブレーキパイプ側のフレアナットは11mmだ。


写真4 ブレーキパイプの奥側のフレアナット

手前側のフレアナットは外れないので、写真5のようにブレーキパイプを切断する。


写真5 ブレーキパイプを切断しているところ

切断したところを写真6に示す。


写真6 ブレーキパイプを切断したところ

あ〜あ、切っちゃった・・・。これで後戻りはできない(苦笑)。

ブレーキパイプを切ってしまえば、写真7のようにソケットレンチ(11mm)を使ってフレアナットを外すことができた。


写真7 ソケットレンチでフレアナットを外しているところ

さて、ブレーキパイプを切断してしまったので、新しいブレーキパイプを同じように曲げなければならない。用意したのは、写真8に示すチューブベンダーだ。


写真8 ブレーキパイプをチューブベンダー

パイプは手でも曲げられるらしいが、ちょっとチューブベンダーを使ってみたかったので、近所のアストロプロダクツで購入した(2,010円)。買ったのはいいが、たぶん、もう使うこともないような気がするなぁ・・・(笑)。

古いブレーキパイプを見本にして、このチューブベンダーを使って写真9のようにブレーキパイプを曲げていく。


写真9 パイプを曲げているところ

ここは慎重に、何度も確認しながら全く同じように曲げていこう。慎重に曲げたつもりでも、写真10のように微妙に違っている。DDって不器用かも・・・(苦笑)。


写真10 曲げたパイプ(上:古いパイプ、下:新しいパイプ)

交換の準備ができたので、写真11の赤矢印のナットを緩めてブレーキホースをキャリパーから外す。ここは、14mmだ。


写真11 キャリパーに接続されているブレーキホース

新しいステンメッシュブレーキホースと外したブレーキホースの比較を写真12に示す。


写真12 新しいステンメッシュブレーキホース(上)と外したブレーキホース(下)

キャリパーにステンメッシュブレーキホースを接続し、それをブレーキパイプと接続する。写真13に接続した様子を示す。


写真13 ブレーキホースとブレーキパイプを接続したところ

ブレーキパイプがうまく曲げられていれば、比較的簡単に接続できるはずだ。同様にして、写真14のようにブレーキパイプの奥側も接続する。あまり馬鹿力で締めすぎないようにしよう。締め付けトルクはすべて14N・mであるが、こんなところに使えるトルクレンチを持っていないので、手ルクレンチだ(笑)。


写真14 ブレーキパイプの奥側を接続したところ

右側のリアも同じように作業し、ブレーキパイプとブレーキホースを交換した。その後、写真15のようにパーツクリーナーで洗浄し、最後に、ブレーキラインのエア抜きをして作業完了だ。


写真15 パーツクリーナーで洗浄しているところ

エア抜きをする前にパーツクリーナーで洗浄しておき、エア抜きをしているときに、パイプやホースの接続部分からブレーキフルードが漏れてこないかどうか確認しておこう。

これで、ブレーキホースはすべてステンメッシュのものになった。しかし、DDは、ステンメッシュのブレーキホースにしたことによる効果はあまり体感できない。それよりも、フロントブレーキをE31のものに交換した効果が大きいように感じた。



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