2010年11月24日(水)

E39 ドアロック解錠不良のときの解錠方法 − のんびり屋さんより

今回は、E39にお乗りののんびり屋さんより、とても有用な情報をいただいたので紹介しよう。E39にお乗りのアナタは、もしかするとこの情報のお世話になるかも?


E39 97年式(右ハンドル)に乗っておりますのんびり屋と申します。先日、助手席のドアがロックしたまま故障してしまい困っておりました。

色々なサイトを調べてみましたが、この症状は大変多いらしく、困っている人がたくさんおられる事を知り、お役に立てればと思い、レポートした次第であります。 ドアロックの不良によりドアが開かない状態で、内張りを外すことなく、解錠する超簡単な方法を見つけましたのでご報告させていただきます。

用意する物は、カッターナイフ、 マイナスドライバー、ニッパーだけです。時間にして10分程度で解錠できます。

まず最初に内張りのairbagのマークがある部分をよく見ますと、この3角形の部分だけ分かれている事に気付くはずです。 事故時にはここからエアバッグが出てくるんですねえ。

(Nonchanさんのレポートより一部改変 by DD)

この3角形の上部と両サイドをマイナスドライバーを使って少しこじ開けます。上部を指でつまめるぐらいでオッケーです。そしたら 上部をそのままゆっくり持ち上げますと簡単に3角形の内張り(エアーバッグの出口)が外れます。下の方は、外れないようになっています。

すると、黒いラバーに覆われているエアーバッグユニットらしいものが見えます。そのユニットの左の隙間をニッパーやペンチ等でバリバリ割って、指が2〜3本入るぐらいに広げてやります。

この状態では、まだ指がロックに届きません。薄い発泡剤のようなインナーがあるからです。 これをカッターで切り取ります。裏に配線等ございませんので気軽に切っちゃってください。

この穴に指を突っ込み、ロックがあるであろう辺りを軽くいじってやればロック解錠できます。あとは、エアーバッグの出口を元に戻してやればオッケーです。なんの技術もいりません。


E34でもE39でもドアロックアクチュエータやリンク機構の不具合により、ドアが開かなくなるという事例を聞いたことがある。ドアが開かなければ内張りも取り外せないので、修理が難しい。上記の方法は、サイドエアバッグのあるE39限定だが、かなり有効な解錠方法だろう。

末尾ではあるが、有用なレポートをいただいたのんびり屋さんに感謝する。



<<前の記事へ   次の記事へ>>

ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。

メンテナンス一覧へ