2005年5月14日(土)
リアブレーキパッドの交換 − ブレーキが効くのは素晴らしい
DD号のリアブレーキには、PBRのセミメタルブレーキパッドが入っているのだが、こいつは高温にならないと効きがよくない。いつも街乗りばかりのDD号には、はっきり言って無用の長物である。
っていうより、普段の街乗りではリアブレーキが効いてないような気がする。ブレーキパッドのカスもほとんど出ないし・・・。やっぱりブレーキパッドを交換しないといけないようだ。
そんなことをオフ会で話していたら、cyatolanさんが「中古ですけど、よかったらコレ使ってください」と言ってブレーキバッドをDDに渡してくれた。cyatolanさん、ありがとう! 後光がさして見えるぞ!
そんなわけで、早速もらったブレーキパッドに交換することにした。
以下の説明は右リアのブレーキパッド交換の様子であるが、左側も基本的に同じだ。ただし、左側にはパッドセンサーはない。
まずは、写真1のようにホイールボルトを緩める。
写真1 ホイールボルトを緩めているところ次に、写真2のようにジャッキアップしてウマをかける。作業するときは必ずウマをかけること。
写真2 ジャックアップしてウマをかけているところそして、写真3のようにホイールボルトを外してホイールを外す。
写真3 ホイールを外しているところホイールが外れると、写真4のようにブレーキローターとキャリパーが見えるはずだ。
写真4 ブレーキローターとキャリパーこのキャリパーを外すには、写真5の位置にある2本のガイドボルトを外さなければならない。
写真5 2本のガイドボルトガイドボルトは裏側にあるので、その位置がわかりにくい。裏側から撮影したところを写真6に示す。
写真6 ガイドボルトの位置それぞれのガイドボルトにはプラスチックの蓋があるので、写真7のように小さなドライバーで蓋を外す。
写真7 ガイドボルトの蓋を外しているところこのガイドボルトは7mmの六角ネジである。普通のヘックスレンチセットにはないサイズなので、別途購入しておかなければならない。DDは写真8のようなKTCのものを使っている。
写真8 KTCの六角レンチ(7mm)これを使って、写真9のようにガイドボルトを外す。
写真9 ガイドボルトを外しているところこうして外れたガイドボルトを写真10に示す。
写真10 ガイドボルトこのガイドボルトは、写真11のようにブレーキクリーナーで綺麗に洗っておこう。
写真11 ガイドボルトを洗っているところガイドボルトが外れたら、写真12のようにして固定スプリングを外す。
写真12 固定スプリングを外しているところ小さなドライバーでこじれば簡単に外れるはずだ。
その次は、パッドセンサーのコネクタを外す。コネクタは写真13の位置にある。
写真13 パッドセンサーのコネクタここまでできれば、写真14のようにキャリパーを外す。
写真14 キャリパーを外しているところ外したキャリパーはブレーキホースに負担がかからないように、針金で吊るか、裏返したバケツの上に乗せておく。
キャリパーが外れれば、ブレーキパッドも外れる。写真15に外したブレーキパッドを示す。
写真15 外したブレーキパッドこのブレーキパッドから写真16のようにパッドセンサーを丁寧に外す。写真のように小さなドライバーを使えば簡単に外れるだろう。このとき、断線しないように注意が必要だ。
写真16 パッドセンサーを外しているところこのブレーキパッドは、1年9ヶ月ぐらい(23,000kmぐらい)使っているのだが、まだ1cmぐらい残っている。っていうか、ほとんど減ってない(苦笑)。どおりで効かないわけだ・・・(笑)。
今回、cyatolanさんにいただいたブレーキパッドを写真17に示す。
写真17 cyatolanさんにいただいたブレーキパッドこのパッドも6〜8mmぐらい残っている(嬉)。早速、取り付けてみよう。
取り付けの際には写真18に示すピストンを押し戻さないといけない。
写真18 ピストンただし、あまり押し戻すとブレーキフルードタンクからブレーキフルードが溢れてくるので、ピストンを押し戻す前にタンクからブレーキフルードを少し抜いておいた方がいいだろう。ちなみに、ブレーキフルードタンクは写真19の位置にある。
写真19 ブレーキフルードタンクピストンを押し戻すのには専用のSSTを使うのだが、DDはSSTを持っていないので、写真20のようにピストンにウェスを当ててウォーターパイプレンチでゆっくり押し戻した。
写真20 ピストンを押し戻しているところ後は、cyatolanさんにいただいたパッドを取り付けるだけである。まずは、写真21のようにブレーキクリーナーでパッドを洗う。
写真21 パッドを洗っているところそして、写真22のように洗ったパッドに先ほど外したパッドセンサーを取り付けておく。
写真22 パッドセンサーを取り付けたところパッドをキャリパーに装着する前には、パッドの裏にパッドグリスを塗る。DDは近所のストレートという工具屋さんで写真23のパッドグリスを購入した(820円、税込み)。
写真23 パッドグリスこれを写真24のように両方のパッドの裏面に薄く塗る。間違っても表に塗ってはいけない(って、誰も間違えないか・・)。
写真24 パッドグリスを塗っているところ両方のパッドにパッドグリスを塗ったら、写真25のようにパッドセンサーの付いているパッドをキャリパーに入れる。
写真25 キャリパーにパッドを入れたところ同様にして、写真26のように、もう1枚のパッドもキャリパーに入れる
写真26 もう一枚のパッドを入れたところ両方のパッドがキャリパーに入ったら、写真27のようにキャリパーを元へ戻す。
写真27 キャリパーを元へ戻しているところそして、写真28のようにキャリパーを取るときに外した固定スプリングとガイドボルトを元へ戻す。ガイドボルトの蓋も忘れずに取り付けておこう。
写真28 固定スプリングとガイドボルトを取り付けているところ最後に、パッドセンサーのコネクタを接続すれば交換完了である。写真29に交換後のブレーキを示す。
写真29 交換完了後のリアブレーキ後はホイールを取り付ければいいだけだ。また、左側のリアブレーキも基本的に同じ手順だが、左側リアブレーキにはパッドセンサーはない。
さて、交換後のブレーキの効き具合だが・・・・、
ブレーキが効くって素晴らしい!
もちろん、交換前のブレーキパッドでもブレーキペダルを踏めばブレーキは効くのだが、交換後は少しの踏力でブレーキが効く上に、ブレーキをコントロールしやすくなっている。やっぱり、ブレーキパッドは効くヤツが一番だ。
末尾ではあるが、ブレーキパッドを提供いただいたcyatolanさんに感謝する。今度は、何かレポートも下さい!(笑)
さて、交換前のPBRのセミメタルブレーキパッドが余ってきたのだが、誰か必要な人はいるだろうか? 欲しいという人がいれば、DDまで「ブレーキパッド希望」と書いたメールを送って欲しい。先着1名に無料で提供しよう(送料はご負担いただきたい)。ただし、PBRのセミメタルブレーキパッドは、レース等で使う人以外には無用の長物かもしれないが・・・。(譲り先決定済み 2005/5/21)
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。