2003年12月2日(火)
といさんのルームランプ残光回路 − 白色LED化
以前、「ルームランプ残光回路」と題して、ルームランプの残光回路の作り方を紹介した。その際、いくつか部品が残ってるというアナウンスをしたら、大阪に住む「とい」さんという方から部品のご希望があった。
その後、といさんから残光回路を製作して取り付けたとの報告があったが、どうやら取り付け時にルームランプそのものを白色LED化したらしい。そこで、といさんにレポートをお願いしたら、すぐに快諾いただいた。先日、そのレポートが届いたので紹介しよう。
といさん & ぺんぺんさんによるルームランプ残光&白色LED化 レポート
まず最初にこの回路部品を譲っていただいたDDさんと施工してくれた電気に明るい私の友人ペンペンさんに感謝いたします。
私はこちらのホームページに登場される方々のように電気に明るくありません。 このレポートを読まれた私のように「電気に明るくない」方々にとって喜びは「友人」次第であると言う事ではないでしょうか?
今回の残光回路について、ホームページを見せていただき、つい欲しくて「譲ってください!」と言ってしまいましたが、 部品が届いて開封した時はほんとに頭の中が真っ白で途方に暮れました… ハンダ付けなどほとんどした事もない自分が、なんて浅はかな事をしたのかと正直後悔しました… できれば自力で完成させ、感動と共に報告をしたかったのですが、 電気に明るい友人に頼むしか方法がないのが現実で、 お譲りいただいてから3週間ほど経過した今、時間が取れたのでペンペンさんにがんばってもらいました。 詳細な作業画像がないのはご勘弁ください。
ルームランプの取り外しはDDさんの本編にお任せしますが、 うちのE34はサンルーフが無いので配線のコネクタが露出してません。 抜くのには少々指が痛かったです。この作業は左側席から左手をコネクタ部に差し入れ左右から挟んでじわじわ抜く事が無難なようです。
<たにやんさんより追加情報>
今回のルームランプ残光システム取り付けに関しまして、私も若干の知見を得ておりますので、ここにご報告いたします。 サンルーフが付いていない天井の場合、ルームランプのコネクタへのアプローチが非常に困難となりますが、この場合、サンバイザーの留め具を左右とも外しますと(指挿入写真の右側に写っていますね)、天井が若干下がりアプローチがとても楽になります。 ただしここはトルクスネジで固定されているためT-20のトルクスドライバーを用意しなくてはなりません。今後ドアの内張などをはがす際にも必要なアイテムとなりますので、皆様の工具箱に一本常備されることをおすすめいたします。 以上、追加情報でした。
ここで譲っていただいた部品達の登場となりますが、 ぺんぺんさんが「LEDにする?」とその時はおそらく冗談だったであろう言葉に私は「する!」と答えてしまったのでした。
それではと、まずLEDの固定です。 バルブの反射板兼放熱板であるアルミの部品に穴を開けます。 使用したLEDは直径3mmでしたので3mmのドリルでバリが裏面にでるように正面から穴を開けます。 後ろ側に出たバリはカッタナイフできれいにカットします。 元々真ん中あたりに3個放熱用と思われる穴がありましたので、 それをそのままの機能として残すつもりで、そのまわりに3個づつ、合計6個開けました。 使用したLEDは私には生産国も輝度も何もわからいのですが、 とりあえず点灯してみたところ6個ではもとのバルブより暗い事が判明しました。 そこで放熱用として残すつもりだった3つの穴にもLEDを入れてみました。 この穴は5mm以上はあろうかと思えるようなおおきなものでしたので、 ぺんぺんさんはワッシャを挟んでうまく固定してくれました。
そして点灯するともとのバルブより明るくなり、LED9個で仕様を決定しました。 しかし発熱がなかなかのものでこれから対策が必要だと思います。 ここで私の誤解がありました。 私はLEDは発熱ゼロだと思っていたのですが、バルブよりは少ないが発熱があるのがわかりました。
ここでやっと残光回路の登場です。 ぺんぺんさんは適当に回路図を見て「ふんふん」言うとサクサク切ってはつないでいきました。 私にはサッパリなんのことやらわからなかったのですが作業は進んでいきます。 私は出番がなかったので「天空の城ラピュタ」を鑑賞しておりましたところ程なく回路が完成しました。 そして点灯式となりましたが、あっと言う間に消えてしまいます… と、不思議顔の私を尻目にペンペンさんはバルブも取り付けました。 そしたらバルブは見事に残光しました。 無知な私は「ふーん、LEDって早く消えるんや〜」と初めて知りました。
そこからはLEDの残光時間調整の試行錯誤です。 ぺんぺんさんはなにやら色んな引き出しから色んな部品を取り出して、 あーでもない、こーでもないと部品を交換しては試験点灯しています。 そしてだんだんと残光時間が少しづつ長くなっていきやっと満足のいく時間になりました。 そこでスポットのバルブを装着して試したところバルブは「ゆぅ〜っくりと」残光していきます。 この日の最終仕様でLEDは残光するまでに約1秒強、バルブは約5秒強となりました。
LEDになった事と残光回路が働く事には大変満足ですが、 当然ながら発光色目が全く違うものが車内にあるのはなんとも違和感です。 今後また暇を見つけて(もらって?)車内の総LED化を目指す事にしました。 この目論見についてはペンペンさんは渋い顔でした…
この日の作業時間は約6時間ほどで車体に取り付けて完成した時は朝になっていました〜 ぺんぺんさん徹夜させてごめんなさいm(._.)m ペコッ
画像は後日撮ったものでDDさんから譲っていただいた部品からどこをどう変えたのか私にはよくわかりません。 半固定抵抗が白くなって、電解コンデンサが2つ増えている程度なのでしょうか!? 画像を見て解析してみてください。 また詳細がわかりましたら追ってお知らせいたします。
その後ペンペンさんには発熱量と明るさからLEDの個数を見直していただいております。 次回の作業でどのように変わるかは未だ未定ですが、 とりあえずLEDが残光するのに私は大満足です。
素人ゆえに不適切な用語使いがあろうかと思いますがお許しください。 最後までお読みいただいてありがとうございました。
以上、次回に続く…
といさんからのレポートであった。どうやら、友人のぺんぺんさんが全部製作したらしい(笑)。次回のレポートが届いたら追記しよう。
末尾ではあるが、レポートを執筆いただいたといさんと、実際に製作いただいたご友人のぺんぺんさんに感謝する。
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。