2001年12月29日(土)

スモークランプ作戦  − その4

スモークランプ作戦 − その3」で改造したトランク側のリアスモークランプユニットを取り付けてみた。取り付け自体は非常に簡単である。

スモークランプユニット取り付け前のトランク側リアランプは写真1のようである。


写真1 スモークランプユニット取り付け前のトランク側リアランプ

まず、トランクを開け、写真2の赤矢印で示すプラスチックネジを反時計回りに90度回転させる。これでネジが外れトランクの内張りが一部剥がせるようになる。


写真2 トランクの内張りを剥がすためのプラスチックネジ

トランクの内張りを剥がすと写真3に示すように、トランク側のリアランプユニットは2つのナットで固定されているのがわかる。これらのナットを外し、さらに配線のコネクタを外すとユニットを取り外すことができる。これにより、簡単にスモークランプユニットに交換することができる。


写真3 リアランプユニットを固定しているナット

左側も同様にしてスモークランプユニットに交換する。交換後を写真4に示す。


写真4 トランク側リアスモークランプを取り付けたところ

見ていただけると分かるように、非常にガラの悪い車になってしまった・・・・(苦笑)。これは失敗かも・・・・。まぁ、しばらくはこのままにしておこうか・・・・。

なお、「スモークランプ作戦 − その3」で苦労して移植したリアフォグランプを点灯させると、写真5のようになる。


写真5 リアフォグランプを点灯させたところ

ちなみに、このままで公道を走ると違法(整備不良)である。違法箇所は以下の2点である。

  1. リアフォグランプが赤色でない。
  2. 赤色の反射板が付いていない。

1.に関しては、近いうちに赤色の電球に交換するつもりである。また、2.については、リアスモークランプを購入した際に付属していた赤色反射板をリアバンパーモールに埋め込むつもりである。これらの作業については、「スモークランプ作戦 − その5」で報告する。

 


エンジンオイル交換 − 今度はWAKO'S

そろそろエンジンオイルを交換する時期が来たので、いつものガレージNさんにお願いしてエンジンオイルとオイルフィルターを交換してもらった。以前に個人輸入したレッドラインはもうなくなったので、ガレージNさんが勧めるWAKO'Sのオイルにしてもらった。オイルフィルターは手持ちのものがあったのでガレージNさんに持ち込んだ。また、オイルはガレージNさんから購入した。

交換したオイルは6リットルであった。交換後は、エンジン音が静かになり滑らかにエンジンが回るようになった。どんなオイルでも新しくすると、エンジンの調子がよくなるものなので、WAKO'Sが特別いいかどうかはよくわからないというのが正直なところである。

ちなみに、エンジンオイルは1,100円/リットル×6リットル=6,600円(税別)、交換手数料は1,500円(税別)であった。

前回のオイル交換時の走行距離:  47,000km

今回のオイル交換時の走行距離:  55,200km

 

なお、ガレージNさんのところにはE34 525iの部品取り用の車があったので、何気なく見ているとヘッドライトの後ろのカバーが目についた。なぜか私の車には右側のヘッドライトの後ろのカバーがなかったので、両側のカバーを500円で譲ってもらった。取り付けてみると、当然のことながらピッタリである。

 


髭付きレンズ&HID装着  − Tips

インターネット上で知り合ったスーパースキーヤーさんが髭付きレンズとHIDを取り付けるというので、お手伝いすることにした。なお、同様にインターネット上で知り合ったSさん(以前にキーレス取り付け報告をいただいた)が作業を見たいということなので、一緒にお手伝いしていただくことにした。

今回はいろいろとトラブルがあり、なかなか大変であった。ここではトラブルの詳細は割愛するが、今回の経験から得られたTips(ちょっとした知識)を報告する。

髭付きレンズ&HIDの取り付け方法は、「髭付きレンズ&HID装着 − あ、あ、あかる〜い!」で報告した通りであるが、その作業の中でも少し難しいものを取り上げ、その具体的な方法をTipsとして紹介する。


キドニーグリルの取り外し方

キドニーグリルは、写真6に赤矢印で示す6カ所のツメと緑矢印で示す1カ所のネジで固定されている。


写真6 キドニーグリルを固定しているツメとネジ

内側下の2つは、グリルの下から手を入れてプラスチックのツメを下に押せば簡単に外すことができる。問題は、左右外側下の2つのツメである。写真7、8にキドニーグリルの左右を下から見たところを示す。

写真7 キドニーグリルの右端を下から見たところ 写真8 キドニーグリルの左端を下から見たところ

写真7,8の赤矢印で示したところに左右2つずつ小さなツメがある。これらのツメを下から押し込んで外し、さらに2つのツメの間の奥にある大きなツメを指で下に押さえると、キドニーグリルを外すことができる。


車体側配線との接続

HIDを装着するためには、もともとハロゲンランプに電気を供給する配線とHIDのバラストとを接続する必要がある。ハロゲンランプに電気を供給するのは、黄色のコネクタを介している。このコネクタに接続されている配線のうち、茶色い方がグランド側(マイナス側)である。

この黄色いコネクタに接続されている配線を切断してバラストに直接接続してもいいのだが、あとでHIDを取り外して元のハロゲンランプに戻す可能性を考えて、もとの配線を切断せず黄色いコネクタを介してバラストに接続する方が望ましい。すなわち、黄色いコネクタはメスなので、それに合うオス形状のコネクタを使ってバラストに配線してやればよい。

私は、偶然にも写真9、10のようなラジコン(RC)用のコネクタを持っていた。これがうまく黄色いコネクタと接続できる。

写真9 RC用コネクタ 写真10 RC用コネクタ(中身)

RC用のコネクタのオス側をニッパーでばらして、写真11のように少し形状を整えてやると、前述の黄色いコネクタにうまく接続することができる。


写真11 ニッパーでばらしたコネクタ


髭レンズユニットの取り付け

写真12に示すように、レンズユニットは黒いブッシュを介して3カ所で車両側に固定されている。


写真12 レンズユニットの固定

黒いブッシュとレンズユニットを車両側の金属ネジの頭(のようなもの)に取り付けるには、基本的に押し込めばよいのだが、これが固くてなかなかうまく入らない。これを無理に入れようとすると、写真13の赤矢印の部分(レンズユニットの足)を折ったり、写真12の下の赤矢印に接続されている光軸調整アクチュエータを壊したりする。


写真13 レンズユニットの足

このレンズユニットをうまく取り付けるには、まず、写真14のようにブッシュを車体側の金属ネジの頭に取り付ける。


写真14 ブッシュの取り付け

それから、このブッシュにCRC556等の潤滑剤を塗布して、レンズユニットを手で押し込めばよい。前述のように下のブッシュの部分は光軸調整アクチュエータに接続されているので、下から手を入れて光軸調整アクチュエータを押さえながらレンズユニットを押し込めばいい。


万一、レンズユニットの足を折ってしまったら

髭レンズユニットの取り付けの際に、無理に押し込もうとするとレンズユニットの足を折ってしまうことがある。

実は、今回の髭付きレンズ取り付けの際に、左側レンズユニットの足を折ってしまった(笑)。接着剤でくっつけても十分な強度が得られるかどうかわからない。材料ヲタクの「とある知人」に相談したところ、「アラルダイト」という接着剤でくっつければ大丈夫とのことであった。アラルダイトは写真15のようなエポキシ系の2液混合タイプの接着剤であり、接着後24時間で最大強度となるようだ。


写真15 アラルダイト

半信半疑で折れたレンズユニットの足を接着してみたところ、バッチリくっついた。驚異である。接着したところを写真16に示す。


写真16 接着したレンズユニットの足

アラルダイト恐るべし・・・・


万一、光軸調整アクチュエータを壊してしまったら

レンズユニットを取り付ける際に、下側のブッシュに無理に押し込もうとすると光軸調整アクチュエータを固定しているプラスチック部品を壊してしまうことがある。

実は、今回の髭付きレンズ取り付けの際に、左側の光軸調整アクチュエータを固定しているプラスチック部品を壊してしまった(笑)。光軸調整アクチュエータと壊れたプラスチック部品を写真17,18に示す。

写真17 光軸調整アクチュエータ 写真18 壊れたプラスチック部品

このプラスチック部品は残念ながら塩化ビニールのような材質でできているので、前述のアラルダイトを使って接着することはできない。そのため、この部品だけディーラーで購入した。価格は490円である。購入した部品を写真19に示す。なぜか色が黒い?


写真19 購入したプラスチック部品


今回の作業は、スーパースキーヤーさんの車に髭付きレンズとHIDを取り付けるものであったが、いろいろとトラブルがあった。結局、スーパースキーヤーさんをはじめ、Sさんや「とある知人」のご協力により、なんとか解決することができた。



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