2001年12月28日(金)

スモークランプ作戦 − その3

スモークランプ作戦 − その2」に引き続き、「スモークランプ作戦 − その3」を敢行する。その2で、棚上げしていたトランク側のランプユニットに挑戦することにした。

手に入れたトランク側のスモークランプには、リアフォグの電球を入れるソケットや配線がないため、このまま装着するとリアフォグなしになってしまう。そこで、今回は、スモークランプユニットにリアフォグ用のソケットや配線を取り付けてみたので、報告する。


リアスモークランプユニットへのリアフォグランプの移植

手に入れたリアスモークランプユニット(トランク側)と元からついていたもの(以下、ノーマル、またはノーマルユニット)の比較を写真1に示す。


写真1 リアスモークランプユニット(トランク側)とノーマルのものの比較

写真1の赤丸で示したところを見てもらえばわかるように、手に入れたリアスモークランプユニットには、リアフォグランプのソケットを取り付けるための穴がないばかりか、配線も来ていない(写真2、3参照)。

写真2 リアスモークランプユニット 写真3 リアノーマルランプユニット

リアフォグランプを取り付けるためには、電球ソケット用の穴をあけ、さらに配線を移植しなければならない。リアフォグランプは滅多に点灯させることがないので不要なのだが、ないとチェックコントロールモジュールが「ポーン!」とかいう警告音を出しそうなので、できればあったほうがいい。以下では、今回行った作業について説明する。

まずは、ランプソケットの穴をあけてみる。これは、ノーマルユニットのフォグランプ用ソケットの穴の形状を参考にして、先の尖ったもので大まかにけがき、それに沿って適当にドリル(2.5mmφ)で穴をあける。穴をあけたところを写真4に示す。


写真4 ドリルで穴をあけたところ

ドリルであけた穴と穴の間をニッパーで切り取り、写真5のように大きな一つの穴にする。この時点では、ガタガタの穴になっている。


写真5 大きな一つの穴にしたところ

これをヤスリで削って、ノーマルユニットのフォグランプ用ソケットの穴と同じ形状にする。プラスチックが意外と柔らかいため、簡単に削ることができる。調子に乗って削りすぎないように注意が必要である。写真6に削ったところを示す。


写真6 ノーマルユニットのフォグランプ用ソケットの穴と同じ形状に削ったところ

我ながら器用である(自画自賛!)。

次に、ノーマルユニットから配線を外す。ノーマルユニットは写真7に示すようにリアフォグランプのところまで配線が来ている。


写真7 ノーマルユニットの配線

まず、写真7の黒いコネクタ(のプラスチック部分)をバキッと外す。これは接着剤でくっついているが、ラジオペンチでしっかり持って、エイヤッとやれば外れる(まったく分かりませんね)。このとき黒いコネクタ自身を割らないように注意が必要である。次に、配線を外すが、これはラジオペンチで金属の部分を持ってエイヤッとやれば外れる(またかい!)。配線を外したところを写真8に示す。


写真8 コネクタと配線を外したところ

また、外した配線とコネクタを写真9に示す。


写真9 外した配線(4本)とコネクタ(右の黒いやつ)

そして、外した配線のうち、必要な2本の配線をスモークランプユニットに移植する。まずは、ノーマルレンズユニットのコネクタを外したのと同様にして、スモークレンズユニットの黒いコネクタを外す。外したところを写真10に示す。


写真10 コネクタを外したスモークレンズユニット

次に、写真11のように必要な配線を取り付ける。赤矢印で示した配線がノーマルユニットから移植したものである。


写真11 必要な配線を取り付けたところ

そして、最後に取り外した黒いコネクタを再度接着し直す。接着には写真12に示すようなエポキシ系接着剤を用いる。


写真12 エポキシ系接着剤

この接着剤は1分硬化型なのでボヤボヤしていると固まってしまう。素早く接着しなければならない(私はボヤボヤしていて慌てた・・・)。

これで完成である。なお、上記で説明したのは右側のユニットであるが、左側も全く同じようにして穴をあけ、配線を移植することができる。

両側のユニットが完成したところを写真13に示す。


写真13 リアフォグランプを取り付けたスモークランプユニット


今回は、ちょっとした工作が必要であったが、結構面白かった。なお、このユニットを実際に装着したところは、「スモークランプ作戦 − その4」で報告する。



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