2024年4月6日(土)

DD2号 オルタネータのメンテ − ベアリングの交換?

前回のレポートでオルタネータをメンテするために一旦オルタネータを外して、その型式を確認した。オルタネータの定番の故障個所は、ブラシ(消耗品)、レギュレータ、ベアリング(2か所)あたりである。DD2号のオルタネータはブラシとレギュレータが一体となっているが、BOSCH製のものは10,000円近くする。ベアリングは

の二つである。こちらは二つ買っても1,000円もかからないので、とりあえずベアリングから交換してみよう。

まずは、写真1のようにボンネットを開けて、エアクリーナーボックスを外す。このあたりの手順は前回のレポートを参照のこと。


写真1 ボンネットを開けたところ

もちろん、バッテリーのマイナス端子やVベルトも外しておく。その後、写真2のようにエアクリーナーボックスを外して、オルタネータの固定ボルトを緩める。


写真2 固定ボルトを緩めているところ

写真3に外したオルタネータを示す。


写真3 外したオルタネータ

写真3の赤矢印に示すT-20の3本のネジを外してプラスチックのカバーを外す。次に、写真4の赤矢印に示す4本のT-20のネジを外して、ブラシ付きレギュレータを外す。


写真4 ブラシ付きレギュレータの固定ネジ

レギュレータの固定ネジは写真5のように2種類あるので、取り付けるときに間違えないようにしよう。


写真5 2種類の固定ネジ

写真5の赤矢印で示しているブラシ付きのレギュレータを外す。ブラシの部分を見てみると、まだ十分にあるようだ。


写真6 ブラシ

さて、ブラシ付きレギュレータを外したら、ケースを固定している写真7の4本のT-20のネジを外す。


写真7 ケースの固定ネジ

このネジを外すと、写真8のようにオルタネータのケースを2つに割ることができる。


写真8 オルタネータのケースを2つに割ったところ

まずは、小さい方のベアリングを交換してみよう。写真9のように、用意した新しいベアリングは大きさもピッタリ同じだ。


写真9 新旧ベアリングの比較

さて、このベアリングを外そうとしたが、ギアプーラーではうまくツメがかからない。う〜ん。ちょっとこれは置いておいて、大きい方のベアリングを外してみよう。大きい方のベアリングを外すためには、オルタネータのプーリーを外さないといけない。写真10にプーリーを示す。


写真10 オルタネータのプーリー

このプーリーにはプラスチックの黒いキャップが付いているので、これを外す。写真11にキャップを外したところを示す。


写真11 キャップを外したところ

うっ! Youtubeで見た動画では、オルタネータには普通のナットが付いていて、インパクトレンチで外していた。同じようにして外せるのかと思っていたら。まさかの特殊工具がないと外せない仕様・・・。きっと、真ん中のギアっぽいところで軸を固定し、外側のギアっぽいところを回して外すんだと思う。う〜ん、工具がないのでここまでだ・・・。今日のところは、まぁこれぐらいで勘弁しておいてやるか。



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