2023年9月9日(土)
DD2号 運転席側パワーウィンドウスイッチパネルのリフレッシュ − 塗装
DD2号の内装の掃除をするたびに気になっていることがある。それは、写真1に示す運転席側のパワーウィンドウスイッチのパネルの部分だ。
写真1 パワーウィンドウスイッチのパネル写真1の赤矢印のところに結構多くの傷があり、意外と目立つのだ。まぁ、13万キロも走っていると仕方ないのかもしれないが・・・。でも、最近、このレポートでワイパーアームに艶消し黒を塗ったところ新品同様になったので、同じようにパネルを艶消し黒で塗装してみたら傷が消えるかも? そうと決まれば、まずは写真2のようにパワーウィンドウスイッチユニットを取り外す。これは、ユニットの後ろ側を上に持ち上げればいい。
写真2 パワーウィンドウスイッチユニットを外したところパワーウィンドウスイッチユニットのコネクタは引っ張れば外れる。写真3に取り外したパワーウィンドウスイッチユニットを示す。
写真3 取り外したパワーウィンドウスイッチユニット写真3からもわかるように、パネルに無数の傷がある。このパネルの傷を消して艶消し黒で塗装しよう。そのために、ユニットを分解してパネルの部分だけにする。最初に、写真4の赤矢印の所にある4本のネジを外す。
写真4 裏パネルを固定しているネジその後、写真5の赤矢印の所にあるプラスチックの爪を順に外していく。これが結構難しい。爪や裏パネルを割らないように注意しよう。
写真5 裏パネルを固定している爪全ての爪を外せば、写真6のように裏パネルを外すことができる。
写真6 裏パネルを外したところさらに基板を外した後、今度は同様にして表パネルを外す(これも結構難しい)。すると、写真7のような部品に分解することができる。
写真7 パワーウィンドウスイッチユニットを分解したところ写真7の左から2番目の部品が表パネルである。このパネルは塗装されており、その塗装が経年劣化によって柔らかくなってきているため、パワーウィンドウスイッチを操作するときに爪の先で傷が付くようだ。その傷を消すために、写真8のようにサンドペーパーで磨いたり、プラスチックのヘラで塗装を削り落としたりする。
写真8 パネルを磨いているところ最後に、600番のサンドペーパーで丁寧に磨いて完全に傷を消しておこう。ここまでできたら、次は塗装だ。まずは、写真9のように塗料がかかってはいけない下側の部分をマスキングし、塗装する部分をアルコールで脱脂する。
写真9 塗装の準備使う塗料は、写真10に示す艶消し黒のスプレーだ。これは、このレポートで使ったものの余りだ。
写真10 艶消し黒のスプレーこれを写真11のようにして、薄く何度にも分けて塗っていく。パネルの横部分等の塗りにくい部分から塗っていこう。
写真11 塗装しているところ塗装が終わったら1日おいて完全に乾燥させる。塗装したパネルを写真12に示す。
写真12 塗装したパネルいつもながら、艶消し黒の塗装だけは完璧だ! なお、パワーウィンドウスイッチユニットを組み立てるときには、写真13の4つの黒い小さなプラスチック部品が赤矢印の位置に収まるように注意しよう。
写真13 黒い小さなプラスチック部品の位置最後に裏パネルを取り付け、4本のネジを取り付ければパワーウィンドウスイッチユニットを組み立てることができる。写真14に組み立てたパワーウィンドウスイッチユニットを示す。
写真14 組み立てたパワーウィンドウスイッチユニットパネルから傷が綺麗に消えているのがわかるだろう。内装掃除のたびに気になっていたところが解消されてちょっと気持ちいい。
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