2023年7月15日(土)
DD2号 開かずのグローブボックス − 破壊して開ける
先日、ブロアファンの掃除をしたときに、グローブボックスの取付けでミスをしたと報告したが、その顛末をレポートしておこう。きっと、こんな失敗談も誰かの役に立つかもしれない。
ブロアファンの掃除の後にグローブボックスを取り付けたのだが、取付後はグローブボックスが開かなくなってしまったのだ。グローブボックスは写真1のボタンを押したら開くのだが、ボタンを押しても何の手ごたえもなく、グローブボックスも開かない。え〜〜!?
写真1 グローブボックスのロック解除ボタングローブボックスを外した後でわかったことだが、取り付け時に写真2のワイヤーの固定が外れていたのが原因だった。
写真2 ワイヤーの固定いずれにしても、ボタンを押してもグローブボックスが開かないので困ってしまった。う〜ん。。。なんとか開かないかといろいろ頑張ってみたのだが、一向に開きそうにない。開きそうな兆しも見えない。ネットオークションを見てみると、DD2号と同じグローブボックスを5,100円(送料込み)で売っているのを見つけたのでそれを購入し、開かないグローブボックスは破壊して外すことにした。そうと決まれば、話は簡単だ。
まずは、写真3のようにしてグローブボックス下のパネルを外す。これは4本のプラスネジで固定されている。
写真3 足元パネルを外しているところ4本のネジを外したら、写真4のように足元パネルを外すことができる。スモールライトのコネクタも外しておこう。
写真4 外した足元パネル下からグローブボックスを覗き込むと、写真5のような金属の棒が見える。これは、グローブボックスの軸だ。これの端の部分を金鋸で切断する。
写真5 金属棒を切断しているところ予め、金属棒とグルーブボックスを接続している4本のトルクスネジを外しておいた方がいいだろう。金属棒の片方の端を切断できたら、写真6のように金属棒を下に押し下げて無理矢理外す。
写真6 金属棒を外しているところ金属棒が外れたらグローブボックスの下側がフリーになるので、写真7のように手前に引っ張る。
写真7 グルーブボックスの下側を手前に引っ張っているところ思いっきり引っ張ると、グローブボックスの上側に少し隙間ができる。この隙間を写真8のようにして、マイナスドライバー等で広げる。その際、ウッドパネルに傷が付かないように養生しておこう。
写真8 グルーブボックス上側の隙間を広げているところグローブボックスの上側には、写真9の緑矢印に示すところにトルクスネジがある。(いまはグローブボックスが写真9のように開かないが)
写真9 グローブボックスの固定ネジグローブボックス上側の隙間を広げて、写真10のようにトルクスネジを外していく。
写真10 トルクスネジを外しているところトルクスネジが外れてもグローブボックスは写真9の赤矢印で示すトルクスボルトで固定されているため、外れない。写真11の赤矢印に示す部分をマイナスドライバー等で奥へ押してやると、グローブボックスのロックが外れて、グローブボックスが開く。
写真11 グローブボックスのロックを外すところただし、写真11はグローブボックスがすでに外れている写真であり、実際にはグローブボックス上側の隙間からマイナスドライバー等を差し込んでロックを外すことになる。グローブボックスさえ開けば、写真9の赤矢印のトルクスボルトを外せば、グローブボックスを外すことができる。あとは購入したグローブボックスを取り付けてやればいい。取り付け時には、ロックを外すワイヤー等は入念にチェックしておこう。
今回はちょっとした作業ミスでグローブボックスを破壊して外す羽目になってしまった。皆さんもグローブボックスを外すときは注意しよう。
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。