2021年12月4日(土)

DD2号 ブレーキ鳴き対策 − シムグリスの塗りなおし

今年の4月に、薄い鉛板をブレーキパッドの裏に貼り付けシム代わりにすることで、ブレーキ鳴きの対策をしていた。その後、半年ぐらいはブレーキ鳴きが止まっていたが、最近またブレーキが鳴くようになってきた。鉛板も効果が続かなかったか・・・。とりあえず、応急処置として鉛板を剥がしてシムグリスを塗りなおしてみるか。ちなみに、ブレーキが鳴くのは、車を動かし始めた直後であり、その後20〜30km/h以上の速度でブレーキを踏むと、それ以降は鳴かなくなる。

まずは、左リアから。写真1のように、ジャッキアップしてホイールを外す。


写真1 ジャッキアップしてホイールを外したところ

そして、写真2に示すブレーキキャリパーのクリップをマイナスドライバーでこじって外す。


写真2 クリップ

キャリパーの裏側に2本のガイドボルトがあるので、プラスチックのキャップを外してから7mmの六角レンチでガイドボルトを外す。


写真3 ガイドボルトを外しているところ

2本のガイドボルトが外れたら、写真4のようにキャリパーを持って、車両外側にゆっくり力をかけ、キャリパーのピストンを少し戻す。


写真4 ピストンを戻しているところ

ピストンを戻せばブレーキパッド間に隙間ができるので、写真5のようにキャリパーを外すことができる。外したキャリパーにはブレーキホースが付いているので、何か適当な台の上に置いておこう。


写真5 リアブレーキキャリパーを外したところ

ブレーキキャリパーから外したブレーキパッドを写真6に示す。


写真6 外したリアブレーキパッド

パッドの裏に貼り付けた薄い鉛板が、写真6のようになっている。ピストンが当たっているところは凹んでおり、その横は逆に盛り上がっている。はやり鉛板では柔らかすぎたようだ。鉛板を取って、古いシムグリスを洗ってから新しいシムグリスをたっぷりと塗っておいた。

フロントも同様に、写真7のようにキャリパーを外す。


写真7 フロントブレーキキャリパーを外したところ

キャリパーから外したブレーキパッドを写真8に示す。


写真8 外したフロントブレーキパッド

特にピストンが当たるパッドのほうは、写真9のように鉛板が変形している。


写真9 変形している鉛板

こちらも鉛板を外し、古いシムグリスを洗い流した後、新しいシムグリスをたっぷりと塗っておいた。あとは、キャリパーやホイール等を元に戻せば作業完了だ。作業後のDD2号を写真10に示す。


写真10 作業後のDD2号

まぁ、外見は作業前後で全く変わらないんだけどね(笑)。作業後、とりあえずブレーキ鳴きは収まっているが、根本的な解決になっていないので、しばらくしたらまた鳴きだすだろうなぁ・・・。



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