2015年7月11日(土)

E39 電動シートの修理 − コロすけさんより

今回も コロすけさんよりE39のメンテレポートをいただいたので紹介しよう。今度は、電動シート修理のレポートだ。


DD様、皆様、大変大変お世話になってます。大きなことが出来ないコロすけで御座います。

【はじめに】

先日、一寸した気の迷いから(笑)E39-530を手に入れてしまって…。

で! 御対面早々に、電動シートの座面&背もたれがねじれる事を発見してしまいました。_| ̄|〇

コロすけ号も1年半前程にその現象に陥り、大慌てで修理したために、作業写真ゼロ(笑)。

ミッチョ様もメンテを実施されていますが、緊急修理の際にググってみると、Yahooブログで御活躍されていらっしゃる、E39maniacs様がヒット! その方法を参考にさせて頂き事なきを得ました。

その後、お友達のシートをその方法で修理しましたが、その際も写真ゼロ(笑)。今回は何としても撮影を…(笑)

【修理準備】

この事象の起こる原因はミッチョ様が解明されていますので、そちらを参考にして下さい。

修理を行う前に、シートバック(背もたれ)シートリフター(座面)を、正規の位置に戻す事から始めます。正規の位置と言いましても、座面・背もたれのねじれの無い状態です。

修理が完了してしまうと左右が同時に動きますので、ねじれを修正できなくなります。倒したり、起こしたり、上げたり、下げたりを行い正規の位置にしておきます。今回は座面が最下点で背もたれが案外普通の位置で正規の位置になりました。

【修理作業】

作業開始に先立ちまして(笑)面倒ついでに、シートレールごとシートを外してしまいます。

シートをそのまま倒すと座面の下にモーターが鎮座しております。

前側(赤矢印)が座面の上下、後側(青矢印)がシートバックのモーターです。

この樹脂の中に、フレキシブルの金属ワイヤーが入っています。樹脂が経年で膨張した(伸びた)事でワイヤーがモーター部分から外れて、動力が上手く伝達出来なくなっているので、樹脂の部分をカットします。

カットの際には、周りの配線に注意しながら、中のフレキシブルワイヤーに傷が付かないように注意しカットしていきます。

カット出来たら、モーター側から優しくワイヤーを引き抜きます。

モーター側に残っている樹脂の部分を1p程(大体)カットします。

カットし終わるとワイヤーをモーター方向に入れていきます。

すんなりと噛合せに入り込む事もありますが、入り込みが浅い場合(カット分入り込まない場合)は、ワイヤー部分をラジオペンチ等で優しく掴み回していくと収まります。

カット部分は動いたり外れたりしないようにカット部を上から挟み込んで外れないように固定すれば完璧なんでしょうが、面倒だし…。カット部分に埃等が入らないように、ビニールテープにて固定。多分大丈夫でしょう(笑)。次が有った時には便利だし(笑)。

今回は、座面&背もたれがねじれていますので、両方を施しシートを元に戻し終了です。ただし、シートを仮止めをし、不測の事態に備えて、一度試運転を行ったほうが宜しいかと思われます。

【おわりに】

末尾ではありますが、難題を解決し、情報を提供して頂いているミッチョ様、E39maniacs様をはじめとする諸先輩皆様に御礼申し上げます。作業辞退はとても簡単ですが、シートを外すのが一番大変かもしれません。

余談ですが、お友人が業者に修理依頼をした際には、「修理不可能の可能性が高く、シート交換の方が確実です」と宣告されたらしいです。


おおっ! 知らない間にE39 530iに乗り換えてるし! というか、やっぱりE39なんですね(笑)。

いや、それよりも目からウロコなのは、モーターを取り外していないことだ。確かにケーブルの真ん中を切って、その部分を少し縮めてやれば、モーターを外す必要はない。また、ケーブルには張力がかかっていないので、ビニールテープで接続してやれば十分だろう! DDはE34のシート修理で苦労してモーターを外したのに・・・。

末尾ではあるが、有用なレポートをいただいた コロすけさんをはじめ、情報を提供いただいたミッチョ様、E39maniacs様に感謝する。



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