2014年9月3日(水)
エアコン動作時のカタカタ音 − 再びニードルベアリング調整夏になってエアコンを頻繁に使うようになってくると、エアコンを動作させたときにエンジンルームからカタカタと音がするようになってきた。これはエアコンベルトのテンションプーリーかニードルベアリングのズレだろう。走行に支障はないのだが、なんか貧乏くさいので直しておきたいところだ。
図1 テンションプーリーとニードルベアリング図1の[5]がテンションプーリー、赤矢印のものがニードルベアリングである。このニードルベアリングがずれると[3]の部品が前後に動き、カタカタと音がするようになる。これについては、以前に「エアコン動作時のカタカタ音 − ニードルベアリング調整」で報告した通りだ。
とりあえずは、現状を調べてみるために、写真1のように前輪をスロープに乗せて、下からテンションプーリーやテンショナー一式を外してみることにした。
写真1 DD号をスロープに乗せたところこれらの部品は、写真2に示すようにラジエターのすぐ後ろ側にある。
写真2 エアコンベルトのテンションプーリーの位置これはアクセスしようとすると、冷却ファンやファンシュラウドを外さなければならなく面倒なので、下からアクセスしたほうがいい。まずは、下から覗きこみ、写真3のようにしてテンションプーリーのキャップを外す。写真3は下から覗きこんで撮影したものだ。
写真3 テンションプーリーのキャップを外しているところそして、写真4のようにテンションプーリーの中心にある六角ボルトを締める方向(赤矢印の方向)にゆっくり回すと、テンショナーが縮んでエアコンベルトを外すことができる。
写真4 テンショナーを縮めているところこのようにしてエアコンベルトを外したところを写真5に示す。
写真5 エアコンベルトを外したところエアコンベルトを外したら、写真6の赤矢印で示したボルトを13mmのソケットレンチで外して、テンションプーリー一式を取り外す。
写真6 テンションプーリー一式を固定しているボルト写真6のうち、右上のボルトは車体に固定されていないので取り外す必要はない。ただ、もし取り外したい場合は、他のボルトより先に取り外しておくといい。写真7に取り外したテンションプーリー一式を示す。
写真7 取り外したテンションプーリー一式テンションプーリーのベースプレートを確認してみると、わずかに段差があるようだ。これが原因かどうかはわからないが、とりあえず写真8のようにして貫通ドライバーでニードルベアリングを少し外に出すように調整した。ただ、テンションプーリーにもガタがあったので、こちらがカタカタ音の原因かもしれない。これも近いうちに交換が必要だろう。
写真8 ニードルベアリングの位置を調整しているところ最後にパーツクリーナーで綺麗に掃除し、ニードル部分や可動部にグリスを塗ってから車両に取り付けた。ニードルベアリングの調整後、エンジンをかけてアイドリングさせたところ、とりあえずカタカタ音はなくなった。ただし、まだ走行していないので、これでカタカタ音が消えたかどうかはわからない。
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