2011年5月22日(日)

E90 シガーソケットのACC電源連動とipod収納加工 − ミッチョさんより

今回は、ミッチョさんよりE90のシガーソケットのACC電源連動とipod収納加工のレポートをいただいたので紹介しよう。


E90には、センターコンソールボックス内にシガーソケットとAUX端子があるので、iPodをここに収納していた。今まではエンジンを始動してから、体をひねって蓋を開け、iPodの再生ボタンを押さなければならなかった。また、シガーソケットがイグニッションに連動する電源であるため、アイドリングストップをすると、エンジン始動時に同じ動作をする必要があり、それが面倒で長距離ドライブ以外は使用しなくなっていた。


写真1 コンソール内のシガーソケット

前回の「E90 アクセサリー電源の取り出し方」で、電源の不便がなくなったので、シガーソケットもACC連動に配線変更し、さらにiPodを一番操作しやすい位置に収納する加工をすることにした。

 

【シガーソケットの配線変更】

配線図によると、シガーソケットへはF30 20Aのヒューズを経由して、ヒューズボックス(ジャンクションボックス)から2分岐されて、灰皿部分のシガーソケットとセンターコンソールチャージソケットに送られている。トランクにソケットがある車種にはさらに2分岐して送られている。配線色は緑/黄で2.5sqとかなり太い配線である。(以降、コンソール内のシガーソケットを「チャージソケット」と呼ぶことにする)


図1 シガーソケットの配線図

私の車両はトランクルームにソケットはないし、灰皿はノンスモーカーズボックスに交換しているためシガーソケットも取り外してある。センターコンソールのチャージソケットしかないので、ここへの配線だけを変更することにする。

センターコンソールの一部を分解してチャージソケットへの配線を追いかけてみたところ、写真2の位置を通っていることが分かった。ちなみに、灰皿のシガーライターソケットへの配線は、写真3に示すように運転席側を通っている


写真2 チャージソケットへの配線位置


写真3 シガーソケットへの配線位置

サイドシート足元のカバーを外し、ACC電源取り出し用に増設したリレーの近くで配線をカットしてギボシ端子をつけたところを写真3に示す。こうしておけば、いつでも簡単に元に戻すことができる。


写真4 緑/黄の配線をカットしギボシ端子をつけたところ

ジャンクションボックス側の端子はショートしないようにテーピングをしておく。チャージソケット側に、増設したACC電源用リレーの出力を接続すればACCで通電するチャージソケットの出来上がりである。

 

【iPod収納加工】

加工ついでに、灰皿位置のノースモーカーズボックスにiPodを入れられるよう、穴を開けてコネクターを通した。


写真5 iPod nano収納の様子


写真6 iPhone 3GS 収納の様子

iPodは余裕で入るが、コネクターが大きいので、iPhoneはぎりぎりだ。

これで、体をねじってiPodの再生ボタンを押す必要もなくベストポジションで操作ができるようになった。使い勝手が大幅に向上して満足である。


簡単な加工で随分便利になるものだ。お勧めの改造である。

末尾ではあるが、E90に乗り換えても有用なレポートをいただくミッチョさんに感謝する。



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