2011年2月17日(木)

E90 プロのレザー内装クリーニング − ミッチョさんより

いつの間にかE90に乗り換えておられたミッチョさんより、レザーシートクリーニングのレポートをいただいたので紹介しよう。 もちろん、このレポートは革シートのメンテなので、E90限定というわけではない。


2010年12月に購入したE90 320i 6MTは、2005年の初期モデルで、走行距離も7万km弱ほど走っていた。内外装とも、年式と走行距離の割には程度がよかったのだが、おしゃれなベージュレザー内装はやはり汚れが目立ち、全体に薄汚れた感じは否めない。


黒ずんだ運転席


サイドサポートの摺れ


プラスチックカバーの靴跡

また、スポーツシートでサイドサポートがノーマルシートより張り出しているためか、摺れも目だっていた。


助手席側の摺れ

中性洗剤やレザークリーナーを使ってみたのだが、多少はきれいになるものの労する割りにきれいにならない。そんなとき、県内でレザーのクリーニングとリペアを専門とする「SSK PROTECT」というショップのHPに目がとまった。フェラーリなどの超高級車も扱っているようだ。

問い合わせをしてみると、思ったよりも安価にクリーニングをしてくださるとのこと。レザーコートというものもよさそうだが、クリーニングだけの作業をお願いした。

全シート、ドア内張り、コンソール、ダッシュボート、ステアリング、フロアマットなど、天井を除くほぼすべてのクリーニングと2箇所のリペアに、二人がかりで5時間ほどかかるとのこと。

社長からお話をうかがいながら、作業の様子をしばらく拝見させていただいた。


作業中

洗浄液を少量スプレーし、極細の豚毛ブラシでレザーの皺内部の汚れを浮かせた後、メラミンスポンジで表面の汚れとともに優しく擦り取る作業が基本とのこと。メラミンスポンジがみるみるうちに黒くなってくる。きっと、洗浄液と力加減に企業秘密とノウハウがあるのだろう。しかし、豚毛ブラシとメラミンスポンジを使うアイディアは、今後も役に立ちそうである。

代車が無料でお借りできたので自宅に戻り、夕方引き取りに行ってみると、見違えるような内装に生まれ変わっていた。


運転席比較


作業中の比較画像


運転席サイドサポート比較


助手席の比較

さすがにプロの仕事である。E34の内装をいろいろDIYでリペアした経験もあるが、レベルが違う。レザーの摺れなどは、ひどくなる前にリペアするのが得策だろう。

キャンペーン期間ということで割引もあり、2箇所のリペアを含んだクリーニングで3諭吉を大きく切る価格で済んでしまった。内容を考えると、リーズナブルな価格だと感じた。

このときの模様が社長のブログにアップされている。作業場移転後の客、第1号だったようだ。


きれいになった室内

きれいになった内装を見るたび、顔がにやけてしまう。さっそく、レザーケアを塗りこんでおいた。

 

おまけ
【プロの外装磨き】

内装クリーニングに先立ち、若干くすみがちだったボディもプロに磨いてもらった。磨きのプロの診断によると、昔施工したと思われるポリマーコーティングがくすみの原因ではないかとのこと。

2泊3日で車を預け、かなりしっかり磨いてもらったところ、つるつるピカピカになった。内装も外装も、やはりプロの技はすばらしかった。


今回のレポートはDIYではない。しかし、薄い色の革シートの車に乗っている人には有益な情報だろう。意外と安い(?)値段で意外と(失礼)綺麗になることがよくわかる。コストパフォーマンスはいいと思う。

末尾ではあるが、いつも有用なレポートをいただいくミッチョさんに感謝する。



<<前の記事へ   次の記事へ>>

ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。

メンテナンス一覧へ