2010年11月4日(木)
E38 エンジンルーム内の劣化ゴムパーツ交換 − アンピンさんより
今回はE38にお乗りのアンピンさんよりエンジンルーム内の劣化ゴム類の交換レポートをいただいたので紹介しよう。
こんにちは。今年の2月に「サンキュースイッチ」で投稿させていただいたアンピンと申します。
その際「最初で最後の投稿」と宣言していましたが、人の噂も75日、と そろそろほとぼりも冷めたころと思い再度投稿させていただきました。(意味不明ですが、再度投稿させていただきます、と いうことです)
今回はエンジンルーム内のゴムやガスケットの定期交換です。「エンジンルーム内」と言っても燃焼室周りではありません。「定期」と言っても11年目(10万km)で初めての交換なので、次回があるのかどうか? これまた「最初で最後の」交換でしょうか??? 一応、20万kmを目指していますのでこの辺でやっておいても損はないかと、、、。(結果は最後に)
車は99年のE38(735)、V8のM62エンジンです。E39の535、540などと同じです。えっ?540は3500ccなんかとは違う!ですって!? そ、そ、そんなー!V8どうしで仲良くしましょう♪
さて、エンジンの外側にゴムパーツ(水周りのホースなど)が使われていますが、エンジンルーム内にも使われています。特に水周りでは、内部に漏れることもあるようで、その場合外からは確認できませんので、なぜか冷却水(以下、LLC)が減る!なんていうことがあるようです。
外側は漏れれば見えますし、また漏れてからでも交換は比較的容易ですが、「エンジンルーム内」となると普段のチェックもできませんので、予防メンテの意味合いで交換しておくと安心です。(私の場合 ウォーターポンプ、各種ホース類、ベルト、サーモスタットなどは1度交換済)
車も10年以上経っており、また信頼性のない海外のゴム、ガスケットでは いつ内部出血するかもしれません! チョット手間のかかる作業ですが、「最初で最後」と思い重い腰を上げました。(あれ?定期じゃないの?)
それにしても「最初で最後」が好きな アンピンです♪
最初・・・初めての作業っていろいろ調べてウキウキします。
最後・・・もう2度としない、ということで面倒な作業も「コレッキリ」なので諦めて作業できます。)
前置きが長くなりました、早速、、、、、。
1.今回の交換部品達は? (矢印の部品です)
(1)ATF冷却系ホース交換(ついで作業)
(2)ヒーターホース類4本
エンジンの外側ですが、インテークマニホールド(以下インマニ)の裏にあり、V8エンジンでは普段手がほとんど入りません。 インマニを外すのでこの際交換。.(このホースは交換して正解。(4)のパイプを外すためには結局ヒーターホースを外す必要あり。)
(3)インマニ 周りのゴム系
(4)クーリングパイプ周り(パイプ4番、6番の前側のOリングはWP交換時に交換済み)
(5)LLCカバー(名称わからないので勝手に呼びます)とノックセンサー
(6)ベントパイプ
準備した部品達
上記の内、EXタンクはエンジン外なので次回(2年後)交換です。(実は力尽きました!)
作業前にマニュアルなどを見ていろいろ 予習をしておきます。フムフム しかし最深部までたどりつけるのやら、、、
2.分解作業
皆さんご存じの作業や他のメンテネタで紹介されている作業は、長くなるので割愛します。説明時場所を示すのに、「右」「左」はボンネット前に立っての右、左(おおむね写真を見た通り)です。運転席に座っての右、左の逆になりますので悪しからず。(写真を見たままの方がわかり易いので)
@吸気口周り撤去
まずは赤い吸気口回りを撤去します。方法は省略。また、車の両サイドはしっかり養生しましょう! 左側の白いのがそれ、ゴムの滑り止めシートをした上に、ボロシーツを被せています。今回 エンジンの上に腹ばいになるケースが多いです。また、直接関係はしませんが、エンジンハーネスを大きく動かすのでバッテリーも外します。
撤去したらスロットルの口にゴミが入らないようにしておきます。
A電装周り
エンジンの両バンクの上に鎮座している黒いBOXがエンジン電装(中は配線の塊)の要です。そこから各種センサーやコントローラへ線が出ていますので全て外します。
カムシャフトセンサー、ノックセンサー、水温センサー、クランクセンサー、バキュームコントロール、スロットルコントロール、えーとあと何だっけ??? 要はたくさんあります。コネクタが皆プラなので経年で弱くなっているのでロックなどを割らないように慎重に!
後でLLCを抜いたり、電装周り(特にエンジン下へのケーブル)をいじるので作業空間確保のため、ファンを外しておきます。(作業終了時もエンジンを掛けて様子を見る時も危ないので)
工具はおなじみ 32mmのレンチ(1500円ほどの特売品!)と専用SST
このSSTは、ホームセンターで売っている巾25mm 厚み3mmのアルミ板(400円程度)を買ってきてカットして穴開けしたような「まがい物」ではありません。確かにハンドメイドっぽいですが、、、、そんなケチなことを私がするわけないです!(たぶん、、、)
Bインジェクター周り
さて、プラグ上のダイレクトイグニッションのコネクタを外してこれから最初の山場、インジェクションコネクタ外しです。
黒いBOXの裏側にコネクタがあり、インジェクターに刺さっています。(赤丸)
このコネクタのロックピンを外します。まともに見えないので体の角度を変えたり、エンジンの上に腹ばいになったりします。ま〜作業性の悪い、微妙な作業です。ディーラはどうやっているのでしょうかねー?
こんな感じの道具を使います。基板のチップ外しですね。ダイソーで入手。
外すのはこんなピンです。8個外します。インジェクターパイプのステーの影になってほとんど見えない物もあります。(イライラ!)
こんな風に付いています。この写真は組み付ける寸前の写真。写真を撮る為にBOXをひっくり返しているので上下逆です。写真はピンの開口部が下になっていますが、実際は上が開口で付いています。つまり!外すと下に落ちるというわけです。外したところで落ちると・・・・実際見たらわかりますが、落したら どこに行ってしまうのか!と非常にビビリます。
ただ、今回落としてもインマニを外すので拾えます。飛ばしたらどこに行ってしまうのか!? 実は私も今回1個飛ばしてしまい、車の下や、エンジンの横などアチコチ探し回りました。(道草だらけ、疲れるなー)
前回外した時はヘッドカバーパッキン交換(オイル漏対策)だったので、落さないように慎重でした。しかし、作業性が悪いですね。特にこの黒いコネクタ熱源近くなので欠けます。ピンを無くしても、コネクタが欠けても、いずれもそれだけで部品は出ません! なんと、エンジンハーネス全ての購入になります。(20万くらい? ヒドイ!)
この作業は前編の山場です、時間掛かりますが慎重にやりましょう。(たぶん途中で泣きたくなります)
さて、散々泣いて涙も涸れたころ、全てのピンが外れると思います。左右のBOXのピンが全て外れるとBOXを浮かせられます。
おっと! ここで私はチョット失敗、外し忘れたコネクタが2箇所。(というか、面倒なので外さなくても何とかなると思っていた、、、がダメでした!)
2つのコネクタはエンジンの下にあります!(ジャッキアップして外します) 左のBOXからはオイルレベルセンサーがオイルパンにつながっています。右のBOXからはクランクセンサー(だったかな?)が同じくエンジン横(これは上からでもうまくやれば外せそう)に。
この2本、途中接続してくれれば良いのですが、直接下まで行っているので、この為にわざわざジャッキアップが必要(整備性悪し! リフタ前提か? そうだろうね)
また、これらのコードの通り道をよく確認しておきましょう! 私は、よく確認しなかったので、組み付けたら届かない!なんてことになり苦戦しました。(汗)
全ての線が外れるとBOXを向かって左へ移動できます。(左のBOXがメインのようで、そこから右のBOXへ線が行っています。なのでまとめようとするとメインの左側になります。左にしかまとめられません!やればわかります!)
次にスロットルを外します。前面からボルト4本(確か10mm)です。スロットルの中は、以前掃除しているのできれいです。初めて開けた時は黒いカーボン?ススのようなものが一面に付いていました。
Cインテークマニホールド
スロットルの後はインマニの前面パネルを外します。(T30×6本) これはインマニを外した後でも良いのですが、このパネルの横(向かって左横)にブローバイ用のホースがクランプされています。このクランプ再利用できないタイプなので、パネルをここで外してしまいます。(クランプ 1個ケチります ♪)
これでインマニをもちあげられるので、ここでインジェクターパイプ(インジェクタの刺さっているインマニの上にあるパイプ)も持ち上げて、電装BOXといっしょに避けておきます。(左側の塊、いろんな長さのベルトなどを用意しておきましょう)
写真がないので説明を省きましたが、インマニの上にはバキュームホース類があるのでこれも外します。(一番最初のエンジンの写真の赤いホースがそれ。以前交換済み。つなぐ順序も間違えないように!ま〜、ホースにクセが付いているので間違えにくいですが)
ところがこれでもインマニはすんなり持ち上がってくれません。インマニの下でパイプがつながり、更に裏蓋にホースがつながっています。
インマニ右下にオイルまみれ?のパイプがあります。今回交換を目標にしている物です。これはインマニの裏フタ下にバネで刺さっています。
写真はエンジン手前から奥へ向かって撮っています。赤い矢印のようにバネの力でパイプが刺さっています。(字を間違えました、失礼しました! 作業性の悪さに腹が立ってしまい理性を失いました、、、)
このバネを指を入れて押し込みます。(車の前方向へ押す) 多少きついですが、押し込んで少しズラしてしまえば戻りません。確か3-4cm押込みます。ほとんど上から見えません! 指の感触作業です。交換する新しいパイプをよく見て構造を知って作業します。(ふ〜ん。こうなっているの!)
次に裏フタにつながっているバキュームホース(径20mmほど)は 面倒なカシメクランプです。インマニを下ろせれば簡単に外せるのですが、下ろさない状態でこのクランプを外すのは骨が折れました! マイナスドライバを噛ませるのができません。こんなところ、カシメでなくても良いでしょうに!(苦労したので写真ありません)
インマニの裏ブタを外してしまおうかともトライしましたが、工具が入りません(回せない)。いろいろ思考(試行)しましたが、結局ホース外しに落ち着きました。(道草 食べ尽くし)
以上でインマニが動かせます。(13mmナット×10個)
なお、インマニを持ち上げると、インマニ下のカーボン?などのゴミがズレテ各ポート内に落ちます。落したらほとんど拾えない(掃除できない)のでゆっくり、引きずらないように持ち上げます。(とは言っても、電線の束やボルトピンが邪魔して、そんな簡単にきれいには持ち上がってくれません、、、) そして上げたら、すぐポートを何がしかの物で塞いでしまいましょう。周りの掃除はあとでゆっくりやれます。まずゴミ・異物が落ちない対策を!
インマニを下ろして、ポートを養生テープしたところ
奥の方(ヒーターホースの手前)のクーリングパイプが黒いオイルでベットリ??? しかし、この辺にオイルは来ていないはずだが、、、。
各ポート周りの状態、ゴミだらけ。誰だ! こんなところにゴミを捨てするヤツは!?? 一応小銭が落ちてないかチェックしましたが、ありませんでした!(万札だけでした!)
インマニ君 裏ブタを外して一息ついています。(T30×7本)
フタのガスケット新旧比較。
同じ所を持っていますが、旧いガスケットはプラスチックのように硬化している状態。
ゴムリングもそろそろ限界でした。こんなところから2次エアーを吸い込むトラブルも出ますね。
こちらは 外したベントパイプの新旧比較 (汚いなー!真っ黒のヘドロ状態のベトベト! だからベトベントパイプ? なんちゃって)
パイプのゴムの部分を拭いてみると、、、ヒビ、ヒビで弾力もなくなっていました。ここが裂けるらしいですね。経験からあと3ヶ月と10日で寿命でした!(タブン) このカシメたゴムの部品が出ません、なのでここもパイプごと交換です。(もったいない)
DLLCとヒーターホース類
さて、インマニを下ろしたのでこの先はLLCを抜かないと進めません。
抜き方は省略して、LLCを抜いているところ(ラジエターの下から撮影) 黄色いのでオシ○コと間違えそうですが、輸入車用のLLCです。
LLCが抜けたら、ヒーターホースを外します。これを外さないと、エンジン裏に手が入らないので「クーリングパイプ」(写真で左下に見えている物)が外せません。結構きつくクランプされていて、なかなか抜けませんでした。
ホースを外したら手が入るので、クーリングパイプ (10mm×3本×左右)をエンジン裏へラチェットを入れて外します。作業は見えないので手探りでします。
外したヒーターホース達
いずれもクランプ部分が固形化していました(締め過ぎじゃないの?) ホース自体はまだ2-3年はOKの感触。
Eパイプ周り
さて、クーリングパイプを少し緩めて中央の2本のパイプを抜くと、、、。
ゲゲゲー! 何じゃこの黒いヘドロは??? どこもかしこもヘドロだらけ?
外した中央パイプ2本(35mm、20mm)とクーリングパイプ
中央パイプ2本は向きがあるといけないのでテープでマーキングを付けてあります。何かを外す時、マーキングのクセを付けましょうね。後で付かない、とか付けたのに動きがおかしい、など泣くはめになります。私はこれで何度マクラを濡らしたことでしょう!
クーリングパイプをアップで撮ると
黒いヘドロの正体は、ゴムのOリング(だと思います)。Oリングがベトベトで溶けている?ような状態でした。LLCかと思ったのですが、抜いたLLCは(その後 水を回しても)きれいな状態でした。Oリングがこんなになるのは初めて見ました、やっぱりドイツのゴムはダメですなー。
FLLCパン
さて、中央2本のパイプが外れれば、ノックセンサーを外して、更に十数本のボルトを外してフタ(LLCカバー)を外して、御開帳! エンジンルーム内のLLCとご対面です。
外した「フタ」(LLCカバー)の新旧比較です。(写真は裏状態です。膨らんだ方が下になります) このフタに付いているゴムガスケットを交換したかったのですが、これまたこれだけで部品が出ません! フタごと交換なのです! (もったいない!) これって えらく軽いです。 ジュラルミンでしょうか?
フタを外した周りをよく見ると、、、あれ!? 漏れてた?
3.組み付け作業
さて、ここから今度は組み付けです。フタはセットしてボルト締めるだけです。周りを掃除して、奥のクーリングパイプを付けながら、中央の2本のパイプを付けます。
ところがクーリングパイプのガスケットをパイプに付けてボルトを差込む必要がありますが、これってエンジンの裏側(奥側)なので見えませんし垂直面なのでガスケットを押さえている必要があります。しかし、片手しか入りません。(部品を紹介した(4)クーリングパイプを参照ください)
片手でできる取り付けではありません。ここで 「どうしよう?!」、、、としばし思案。そして考えたのがこれ。
ま〜よくやる方法ですね。輪ゴムでガスケットを仮固定してエンジンの裏側へ、手探りで全てのボルトを差し込んで少しだけ回して入ったら、輪ゴムを切ってしまえばOKです。ただ、切った輪ゴムが中に入らないように切る時しっかり掴んでおきましょう。
これを見えないところで、片手で、左右やります。(頭の中に描きながらの作業です) また、下側2本のボルトは工具もわずかしか入らないところです。この取り付けは結構時間かかりました。(ヒー!、、、、ふ〜、、、、み〜???)
中央パイプ2本とクーリングパイプが付いたら、ヒーターホースを付けます。(クランプを締める向きが特定な方向でしかドライバが入らず苦労しました)
この後、インマニを付ける???と思いきやノックセンサーを付けようとして、、、!!!
ノックセンサーを付けるボルトがパイプに当たる!!!(抜けない) そう! パイプを取り付ける前に先にノックセンサーを付けないとダメ!
ギャー!! ヒーターホースもクーリングパイプも全てやり直し???(気が遠くなって天を仰ぎました)
チャント付ける順番を確認して作業をしましょうね!(あと5mmボルトが短かければ良いのに、、)
ここはヒーターホース2本外して、クーリングパイプのボルトを最大限緩めて(この程度が見えないので苦労)中央の35mmパイプを無理やり外しました!(やれば出来るじゃん!) 約3時間以上の道草でした。簡単には終わらせてくれまへん。(ヘトヘト!もう 道草でおなか一杯)
さて、ノックも付いたのでこれでインマニを載せられます。やっとここまで戻って来ました!
中央パイプ2本には念のため液体ガスケットを塗布(赤いヤツ)
ポート周りも丁寧に慎重に掃除して、インマニを載せる直前の記念撮影です。(掃除に4-5時間)
インマニ載せました。日が変わって早朝から作業しているので影が長いです。
後はインジェクションパイプを戻して、インマニフロントカバーを付けて
そして、例の黒い電装BOXの取り付けです。クリップを付けて準備します。このBOXを付けたら、もう戻れませんよ!(再度格闘すれば可能ですが、これって外す度にコネクタが欠けて行きます。なのでこの作業は何度もするのは避けたいです)
ピンをセットして押し込みます。
BOXが付いたら、あとは気軽な作業です。バキュームホースを戻して(一部交換しましたが)、各電気系統(コネクタ)をつないで行きます。
エンジン下へ行く2本のコネクタは通すところが問題です。
結構汚れているところを通しますので、ビニールカバーを付けて通します。更に言えばオイルレベルセンサーは通すところが微妙です。余裕のところを通したら、届きませんでした! 何度もやっていたら、このビニールがベトベトになりました。ビニール付けていて正解!無かったら、、、。抜く時は簡単に戻せると思って気軽にやっていました。(反省)
この後、水を入れて回して排出する、を5-6回繰り返しました。
右が最初に抜いたLLC、左が何度も入れ替えて最後に排出した物(ほとんどきれいな水状態)。
後はLLCを入れてエア抜きしておしまい。
終了の様子。 一応ボルト・ナットも余らずに無事終了シマスタ。(いつも何か余るんですが)
もう、しばらくエンジンはいじりたくない(道草食べ過ぎで満腹)ので、次は室内側で何かいじるかな!?
4.作業ポイント
作業が多いので、メイン(重要・注意)所をまとめておきます。作業時間は参考まで。
@電装周りのインジェクターコネクタピン外し 1時間半
これはいつやっても難儀! ピンを飛ばしたり、落したら大変!
Aインマニ外し(裏側) 20分
バキュームホースのカシメクランプに手、工具が入らず外せない!
Bゴミ取り(清掃) 4〜5時間
特にインテークを外すのでポートが丸裸になります。加えてその口の周りが凹んでおりゴミ?油?の巣になっています。後部クーリングパイプのガスケット取り付け部なども清掃が必要です。同じくOリング痕も、、、清掃箇所多すぎ! やればわかりますが、簡単に拭けるところではほとんどないです。
C工具力 オフセットなど、いかに多くの種類を持っているか!
工夫で出来る範囲もありますが、届かない!入らない!はどうしようもない! ドライバの長さ、ラチェットの大きさ、角度とコマの深さ などなどいろいろ。
D作業後の確認
かなり多くの電装品(コネクタ、接続、配線)やボルト、ナットを外します。取り回しなど完全に元に戻さないとケーブルが届かないケース、増し締めなど後でできない場所、など指差し呼称をするくらいの確認が必要です。(ここは反省多し!)
また、外す時はあまり順序は意識しなくてもできますが、取り付けは順序を間違えると、既に取り付けた部品が邪魔になって付けられない!ということがあります。(実は今回2回もありました。1つは記載していませんが、、、ガックリです)
5.評価
11年10万kmでの部品交換でしたが、まだまだ大丈夫だった、と思える部品もありましたので各部品を評価しておきます。車の使い方や固体の問題もあるので、同じではないと思いますが、皆さんのメンテ(交換)計画の一助にしてもらえれば、と思います。
@要交換時期のもの
ベントパイプ、水周り中央2本(35mm、20mm)のOリング、インマニ後部ゴムリング
Aまだ使用可能(2-3年)だったもの
ヒーターホース4本、ATクーリングホース、クーリングパイプガスケット(左右)、LLCカバー(ガスケット)、インマニ前後ガスケット、インマニ下ガスケット
B判定不能
ノックセンサー(たぶんまだまだOKだと思いますが、判断材料がない)。
ケーブル類は問題ありませんでした。
えっ? ほとんどまだ使えた部品で、作業の効果が少ないですって?! イヤ、ソノー、、、、、、実はDDさんのメンテネタの為にしたから、、。(責任転嫁!)
ま〜いつかはやらないといけない作業だったので、、、(たぶん、、、きっと、、、かもしれない)
これだけゴムパーツを交換すれば、しばらくは大丈夫だろう。10万km走行の車でこんな様子だから、15年15万kmのDD号は・・・? 想像するのはやめておこう(苦笑)。
末尾ではあるが、有用なレポートをいただいたアンピンさんに感謝する。
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。