2009年12月6日(日)
ステンメッシュブレーキホースへの交換 − フロント側
先日からDD号は、フロント側にE31のブレーキシステムを入れるとともに、リア側のディスクブレーキのキャリパーもオーバーホールし、快適なブレーキ生活(?)を送れるようになっている。
しかし、ここまでやるとブレーキホースもステンレスメッシュのものに交換したくなるのが人情だ。そんなことを思いながら某ネットオークションサイトを見てみると、GT Auto Sportsのステンメッシュブレーキホースが出品されていた。ステンメッシュのブレーキホースといえば、グッドリッジ(Goodridge)やアールズ(Earls)のものが有名だが、GT Auto Sportsって?
でも、価格は格安であり、なおかつホースには赤色もある。で、つい、タイベル親父さん風に「ポチッ」と・・・。
購入したブレーキホースを写真1に示す。
写真1 購入したブレーキホース購入価格は、約$82(送料込み)であった。上の2本はフロント用、下の4本はリア用である。
さて、これをDD号に取り付けるのだが、取り付け方法は「ステンレスメッシュブレーキラインへの交換 − BJさん&キャノンさんより」のレポートが参考になる。
今回のレポートではフロント側のホースを交換するので、まずは写真2のようにフロント側をジャッキアップしてウマをかけ、タイヤを外す。
写真3 フロント側にウマをかけたところブレーキホースを外すのに使うのは、写真3のようなフレアナットレンチである。
写真3 フレアナットレンチ上のレンチの14mm側、下の11mm側を使用する。
交換するフロントのブレーキホースは、写真4の赤矢印の部分である。
写真4 交換するブレーキホースホースの片方は車体側のブレーキパイプへ(写真5)、もう一方はブレーキキャリパーに(写真6)接続されている。
写真5 車体側のブレーキパイプへの接続
写真6 キャリパーへの接続このブレーキホースを写真7のステンメッシュブレーキホースへ交換する。
写真7 ステンメッシュブレーキホース(フロント側)このホースは、ステンメッシュの上に濃い透明赤色の樹脂コーティングがかかっているので赤く見える。赤色がなんかカッコイイ(?)。
これを取り付ける前に、写真8のようなゴムグロメットをホースに通しておく。
写真8 ゴムグロメットこれは、近所のホームセンターで見つけたもので、ホースが遊ばないようにフロントストラットに固定するものだ。
ホースの外し方は、写真5の部分を14mm(上)と11mm(下)のフレアナットレンチで外した後、キャリパー側を14mmのフレアナットレンチで外せばいい。ホースを外したらブレーキフルードがポタポタと落ちてくるので、下に新聞紙等を敷いておいたほうがいいだろう。
外したホースとステンメッシュホースの比較を写真9に示す。
写真9 新旧ホースの比較新しいホースの取り付けは、外した方法と逆である。写真10に新しいホースを取り付けたところを示す。
写真10 新しいホースを取り付けたところ車体側のブレーキパイプへの接続部分を写真11に、キャリパーへの接続部分を写真12に示す。
写真11 ブレーキパイプへの接続部分
写真12 キャリパーへの接続部分フロントの左側も同様にして交換する。
さて、ブレーキホースを交換したらエア抜きをしないといけない。今回は、ブレーキフルードも新しいDOT4のものに交換することにした。
ブレーキフルードタンクから古いブレーキフルードをおおよそ抜き取った後、写真13のように新しいブレーキフルードを入れる。古いブレーキフルードを抜き取るとき、タンクを空にしてはいけない(らしい)。
写真13 新しいブレーキフルードを入れているところエア抜きは、写真14のように透明のパイプと容器を使って、息子に手伝ってもらいながらマニュアル方式で行った。もちろん、左右ともシッカリとエア抜きしておかなければいけない。
写真14 エア抜き最後に、ブレーキクリーナー(パーツクリーナー)で周囲に付着したブレーキフルードを綺麗に洗い流し、タイヤを取り付ければ作業完了である。
タイヤを取り付けてからブレーキホースを見てみると、写真15のように全く見えない。当たり前か・・・。
写真15 タイヤを取り付けたところいや、見えないところのオシャレこそ本当のオシャレだ。いわば、「勝負ブレーキホース」である(笑)。
なお、リア側は先週末に交換しようとチャレンジしてみたのだが、新しいブレーキホースのインナー側1本に漏れが見つかったため現在購入先から別のホースを送ってもらっているところである。リア側も近いうちに交換しよう。
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。