2008年2月24日(日)
HIDの取り付け(ロービーム & フォグ) − medama1goさんより
今回はmedama1goさんよりHID取り付けのレポートをいただいたので紹介しよう。
今年の初め、所用にてDDさん宅を訪問した際にヘッドランプの話になり、
「HIDいいですよ〜。最近は安くなってますし、オークションでセットで1諭吉前後なんていうのもありますからねぇ〜」
と、微妙に背中を押された、なんて事を某北のお方のブログにコメントしたら、「それ、背中をどーん!」と思いっきり押されまして、ついにポチってしまいました。
購入したのはこちらの2セット。
左側の薄汚れたのが三菱製、右側の綺麗な方が小糸?デンソー?製。
どちらもトヨタ純正だそうですが、左側は微妙です。トヨタの純正で三菱製って...?
バーナーはデンソー製のほうが8000K。三菱製のほうが3000K。
デンソー製のほうは既に汎用バーナー向けのコネクターが取り付けてあり、ほぼポン付け状態でした。(一応、純正流用キットという名目での出品でした。)
まずはデンソー製の方。とりあえず開けてみます。
どうやら岩野師匠のレポートにあったバラストと同じもののようです。基盤には既に透明のシリコンが充填してあるり、いくらか防水はしてあるようなので、ケース側にシールをしました。
今度はこちらの三菱製。
ケースが開かないので、周囲の合わせ目にシール剤を盛りました。
使用したのはPOSシールブラック。何のことは無い、以前に雨漏りの修理をしたのがあまっていたから使いました。
こちらはまともにD2用のコネクターですので、これをぶった切ります。
防水高圧コネクターを圧着するのですが、これがなかなかサイズが小さく圧着しにくいので、半田付けもしておきます。
ちなみにこの三菱製、高圧側も+−(ホット、コールド?)が分けてあり、しかも+側の線が太いため、カプラーになかなか入りませんでした。このタイプのバラストはかなり安く手に入りますが、高圧コネクターではなく、通常のギボシ端子でつけたほうが良いかも知れません。
さて、バラスト側が終わったら、車両へ取り付けです。
まずは取り付け前。
昼間ですので、余計にぼんやりとして見えます。(笑)
ライトユニットを外すのに、グリル周りを外すのですが、ここで私はこのような棒でクリップを押します。
これは、コイツ。
コーキングガンの部品ですが、先端のナット一つで簡単にばらせます。また、長さ太さともにジャストフィット。力も入れやすく、お勧めのツールです。
そしてグリル周りが取れたところがこちら。
どう見ても部品取り車にしか見えませんね。ボンネットのくすみ具合がいい感じです。(笑)
ライトユニットを外すには、このようなドライバーを駆使して外します。
これでウインカー付近の螺子も幾分楽に外せます。
で、外したリフレクター。
なんだか、向かって右側(車両左側)のリフレクター、様子が変です。衝撃の映像はこちら。
なんと、リフレクターのメッキが剥げるに留まらず、素材のプラスチックが沸いてしまい、バルブ穴周辺はその熱のため、炭化してボロボロになっていました。
そういえば、以前から左がなんか暗いよとは言われていたのですが、まさかこんな状況とは思っても見ませんでした。で、こちらでヘルプをお願いしたところ、NENA様より「あまってるよ」と、有り難いお申し出があり、ご好意に甘えることにしました。
こちらが、そのNENA様よりお譲り頂いたリフレクター。
さすがに綺麗です。
そこで、この劣化の酷いほうのユニットのみ交換しようと思ったのですが、ここで意外な事実が発覚。
こちらが旧い方
そして、こちらが新しい方。
分かりますか? 遮光版の形状が違うのです。
まぁ折角ですし、右側のリフレクターもお世辞にもまともとは言いかねる代物でしたので、両方とも交換することにしました。
と、あいにくの雨が... しかし、終わらせなければ、夜勤に行くことも出来ず...
急遽テントの出動となりました。
はい、バカです。分かってます、そんなこと。(自爆)
こちらが車両内部から見たところ。
正面にロービームのキャップが見えますね。その下に見えにくいですがフォグライト用のバラストがあります。バンパーのアルミの補強剤に強力両面テープで貼り付けてあります。
これはロービーム用のバラスト。
左はこの通り左側タイヤハウスに、右側はウォッシャータンクに、同じく強力両面テープで貼り付けてあります。
ついでに、光軸調整モーターの取り付け部。
壊れたので、ビスに置き換えてあります。あまり締め付けると、動きに支障が出そうなので、
ネジ止め剤を塗布して、ゆるめに締めてあります。こちらは右側ヘッドライト裏側のカバー。
左下丸印部分がバラストにあたるので、切除してあります。
で、こちらが完成後。
ロービームの青白さがと、より光量の増したフォグが目を惹きます。ハイビームは依然H1のままですが、真正面を向いているだけあって、一番明るく写ります。
とりあえず、現状夜間を何度も走っていますが、明らかに違う照射範囲にビックリです。それと同時に、E34にこの色は無いだろ!?という戸惑いも半分。
まぁ、総額で5諭吉以内で済みましたので、満足度の高いメンテではありました。
おまけ1
HIDインストール中に見つけました。
ラジエーターの脇に刺さっている水温スイッチ。なんと真ん中の端子がもげています。
仕方が無いので、汎用端子を半田付けし、とりあえず復活。
おまけ2
こちらはMr.Kから頂いたエンブレムのフロント用。
ナローグリルの場合、ちょうどいい場所につけようとすると、見事に裏側のフィンに干渉します。
そこで、フィンを一度はずし、干渉する場所を切り欠いてやるとスマートに取り付けが出来ます。
一気にロービームとフォグをHID化したようだ。これで夜間走行も安心だろう。ちなみに、遮光板の違いは、上の写真が日本仕様、下の写真がEC仕様(通称、髭ライト用)だ。どちらも、日本で使用する場合には、左側の配光が上を向くようにするのだが、リフレクタに付いているマーク(RD/LG)が逆なので、組み立て時には注意が必要だ。
末尾ではあるが、いつも詳しい説明で有用なレポートをいただいくmedama1goさんに感謝する。
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。