2006年9月10日(日)

O2センサ(ラムダセンサ)の交換 − take-Mさんにて

先日、自力でO2センサ(ラムダセンサ)の交換を試みたのだが、敢えなく敗退したことはご存じのことと思う。昨日、車仲間と飲んでいたときにこの話題が出てきて、皆さんに「あんなん、メンテレポートちゃうやん!」(訳:「あれはメンテレポートじゃないぞ!」)ともっともなツッコミを入れられていた(笑)。だって、自分じゃ無理だし・・・。

そんなわけで、今日はtake-Mさんのところにお邪魔してO2センサを交換してもらった。

まずは、写真1のようにDD号を2柱リフトに乗せてリフトアップする。


写真1 リフトアップされる前のDD号

リフトアップしたDD号をしたから覗くと、写真2の赤矢印のところにO2センサが見える。


写真2 O2センサ

take-M(「テイクエム」と読む)のtakeさん(「タケさん」と読む)にどうやって作業するのかを聞くと、やはりマフラーを少し下に降ろして作業するのが結局早いらしい。

写真3のようにマフラーの下にリフトを当ててから、マフラーを吊っている吊り具を外し、写真4ぐらいマフラーを下げる。


写真3 マフラーにあてたリフト


写真4 少しマフラーを下げたところ

どんな工具を使ってO2センサを外すかを聞いてみたところ、写真5のようにいくつかの工具を見せてもらった。


写真5 O2センサを外す工具

写真5の@はALEXさんと同じように作成した工具のようだ。AはSnap-onのO2センサを外す工具らしい。BMWのSSTは基本的にこれと同じ構造だ。Bには配線を通すところは付いていないが、ナットに工具がかかる部分には隙間がない。

まずは、@の工具を使ってみたがCの字形になった口の部分が開いてうまく回らない。少し固着しているようだ。次にAの工具を使ってみたが同じように配線を通す部分が開いてしまう。

そこで、配線を切断してBの工具を使ったところ、一発で回った。写真6にBの工具を示す。


写真6 Bの工具

う〜ん、さすがはプロだ。っていうか、O2センサを外すだけにこれだけの工具を揃えてるtakeさんって、もしかして工具 ヲタク コレクター?(笑)

それはさておき、写真7に古いO2センサと新しいO2センサを示す。


写真7 古いO2センサ(上)と新しいO2センサ(下)

写真7の赤矢印のところには、耐熱グリスが塗られている。これは購入したときにすでに塗られていた。

後はこのO2センサを取り付けてマフラーを元に戻せば作業終了である。プロにやってもらうと簡単、簡単!(笑)

写真8に新しいO2センサを取り付けたところを示す。


写真8 新しいO2センサを取り付けたところ

新旧の違いは配線の色が黒から白に変わったぐらいだろう。あっ、もちろん新しいO2センサは簡単には壊れないだろうが。

後でtakeさんに聞いたところ、DD号のO2センサは固着はしているがマシなほうらしい。酷く固着している場合には、マフラーを完全に降ろさないと外せないこともあるらしい。ALEXさんの場合は、かなり運が良かったようだ。

今回の作業時間はDDと雑談しながらでも40分ほどであった。しかし、酷く固着している場合は2〜3時間ぐらいかかるらしい。ただ、作業時間が長くなったからといって交換工賃を高くすることはできないので、酷く固着している場合は運が悪いと思って諦めて作業するしかないらしい。ちなみに、交換工賃は3,850円であった。自分で交換することを考えると安いと思う。

O2センサを個人輸入するかYahooオークションなどで安く手に入れられれば、工賃を入れても2万円ほどで交換できるようだ。

O2センサ交換後は燃費が上がったとかトルクが上がったようには感じない。おそらくDD号のO2センサはまだ生きていたのだろう。しかし、早い目に交換しておくに越したことはない(すでに交換サイクルの8万キロは十分超えている)。走行距離が10万キロを超えている車は交換しておいた方がいいだろう。

E34のO2センサはBOSCHが生産しているようだが、最近は車種・エンジン別の専用品の生産をうち切って在庫品しか残っていないらしい。その代わり、配線を繋ぎ換えて使う汎用品があるようだ。DDはラッキーにもE34 M50エンジンの専用品を手に入れられた。上記の交換工賃は専用品(配線を繋ぎ換えないもの)のものであり、汎用品の場合はもう少し高くなるだろう。

現在の走行距離: 113,150km



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