2006年4月9日(日)

ボンネットとワイパーアームの干渉対策 − その4

これまで、「ボンネットとワイパーアームの干渉対策 − その1」、「ボンネットとワイパーアームの干渉対策 − その2」、「ボンネットとワイパーアームの干渉対策 − その3」で何度か干渉対策をしてきたのだが、イマイチ根本的な解決になっていなかった。

今回は、少し大技での対策を実施したので紹介しよう。そう、「ボンネット曲げ」である。作業は先日のメンテオフの際に、E34乗りの方々の助けを借りて行った。

まずは、写真1のように、ボンネットを両端から二人で押さえて、真ん中から思いっきり引っぱる。これでうまくボンネットが曲がるはずである・・・・・。う〜〜ん、なんかうまく力が入らないなぁ〜。


写真1 ボンネットを曲げているところ(1)

仕方がないので、今度は写真2のように両脇から車の上に乗って、ボンネットを曲げる。


写真2 ボンネットを曲げているところ(2)

後ろから見ると、写真3のようだ。


写真3 ボンネットを曲げているところ(3)

これだけ曲げれば大丈夫だろう。ボンネットを元に戻してみると、写真4のようにワイパーアームと少し隙間が空いている。


写真4 ワイパーアームとの隙間

これで、ワイパーアームも写真5の位置に戻しても大丈夫だ。


写真5 ワイパーアームの位置

やはり、ボンネットとワイパーアームの干渉対策には、ボンネット曲げが有効なようだ。これにて、一件落着・・・・。

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え〜〜っと、上の記事は嘘である。ボンネットは意外と固いので、上記のようにして手で曲げるのは無理だ(笑)。実際に写真1〜3のようにやってみたが、全然曲がらなかった。

まぁ、ボンネットを前にずらすのが最も簡単なのだが、それでは面白くない。

ボンネットの後端をよく見ると、写真6のようにボンネットがフェンダーよりも少し沈んでいる。


写真6 少し沈んでいるボンネット後端

そこで、ボンネットを全体的に少し浮かせてやることにした。

ボンネット後端を浮かせるには、写真7の2本のボルトを緩めて、ボンネット後端に付いているローラーが当たるレールを少し上にずらせてやればいい。


写真7 レールの固定ネジ

このレールは左右にあるが、それぞれDMEやヒューズボックスの箱の蓋を外してやると作業しやすいだろう。

一方、写真8のようにボンネット側のローラーを固定しているボルトを外し、ローラーとボンネットの間にワッシャーを2〜3枚ほど挟んでやってもいい。


写真8 ローラーとボンネットの間にワッシャーを挟んでいるところ

ボンネット前端を浮かせるためには、前側に付いているゴムのクッションを反時計回りに回して、少し浮かせてやるといい。これは簡単だ。

しかし、ゴムのクッションを浮かせてやると、写真9のボンネットのキャッチも調整しないといけない。


写真9 ボンネットのキャッチ

ここは、写真10のようにナットでロックされているので、ナットを緩めた後、キャッチ自体を回して引き出し、もう一度ナットでロックすればいい。

この作業で、上記の写真4のように、ボンネットをワイパーアームの間にわずかながら隙間が空くようになった。

末尾ではあるが、作業をお手伝いいただいたぱわ〜とむさんをはじめとする関西E34乗りの方に感謝する。



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