2005年10月18日(火)
ドアミラーの電動ガルウィング化 その5 − 車体への取り付け
かなり本気で頑張ったおかげで、なんとかE46クーペのドアミラーをE34に取り付けられるまでになった。残るは車体への取り付けと配線である。
基本的には、
- E34のドアミラーを外す
- E46クーペのドアミラーを取り付ける
- 照明付きシーソースイッチを取り付ける
- 配線を接続する
の順番で作業すればいい。
写真1は、これで見納めになる(はずの)E34ドアミラーである。
写真1 E34のドアミラーまず、これをE46クーペのドアミラーと取り替える。
「ドア内張りの外し方 − フロントドア編」を参考にしてフロントドアの内張りを外すと、写真2のようになる。
写真2 ドア内張を外したところ写真2の赤矢印のところにある六角ネジを外せばドアミラーが車体から外れる。写真3に外したドアミラーを示す。
写真3 車体から外れたドアミラー今度は、写真4のようにE46クーペのドアミラーを車体へ取り付ける。台座が同じなので同じようにして取り付けられるはずだ。
写真4 E46クーペのドアミラーを取り付けたところここでは、まだドアミラーカバーやミラー面は取り付けていない。
次は、照明付きシーソースイッチを取り付ける。どこに取り付けるか迷ったのだが、適当な場所が見つからなかったので、ヘッドライトスイッチの隣に取り付けることにした。
ヘッドライトスイッチは、写真5のように横から内装剥がしで簡単に外すことができる。
写真5 ヘッドライトスイッチを外しているところ外したヘッドライトスイッチを写真6に示す。
写真6 ヘッドライトスイッチこれにシーソースイッチの穴を空けるために、写真7のようにスイッチ本体を取り外す。
写真7 スイッチ本体を外したところそして、写真8のようにドリル、ニッパー、カッター、ヤスリ等を駆使してシーソースイッチが入る穴を空ける。以前なら、車体の部品に穴をあけるのにかなり勇気が必要だったが、今は気軽に穴を空けてしまう。そいうえば、「リアウィング装着 − D.I.Y.塗装は難しい」では、トランクに穴を空けるときにかなりビビッてたなぁ・・・(遠い目)。
写真8 シーソースイッチが入る穴を空けているところ写真9のように、なんとか四角い穴を空けた。
写真9 シーソースイッチが入る穴を空けたところシーソースイッチを入れてみると、写真10のようにピッタリだ。
写真10 シーソースイッチを入れたところでも、なんか取って付けたようなスイッチだなぁ・・・(苦笑)。いつかもう少しマシなスイッチと交換しよう。
さて、次は問題の配線である。
ドアの内張の中を見ると、写真11のようになっている。
写真11 ドア内張の中の配線一方、運転席足下のキックパネル内の配線は写真12のようである。
写真12 運転席足下のキックパネル内の配線ドア内張と運転席足下のキックパネル内の間に、電動格納モーター用の配線を通さなければならない。ドアのヒンジのところを見てみると、写真13のような配線の通り道がある。
写真13 配線の通り道ここに配線を通すには、写真13の赤矢印で示したところにある7mmのネジを外さなければならない。しかし、DDが持っている工具では作業スペースが狭く7mmのネジを外すことができない。
仕方がないので、今日のところはここに配線を通すのをあきらめた。その代わり、ドアのところに来ているツィーターの配線を使うことにした。ツィーターから音はでなくなってしまうが今日のところは我慢しよう。これもいつかなんとかしなければ・・・。
そうと決まれば作業は簡単である。ドア側の配線は写真14のように取り付けた。
写真14 ドア側の配線を取り付けたところ一方、運転席足下のキックパネル内では、写真15のようにツィーターへの配線を切断して電動格納モーター用の配線に繋ぎ換えた。
写真15 電動格納モーター用の配線に繋ぎ換えたところ助手席側も写真16のように配線する。
写真16 助手席側の配線そして、写真17のようにヘッドライトスイッチの横に取り付けたシーソースイッチも配線する。
写真17 シーソースイッチの配線照明用の配線は、となりのヘッドライトスイッチの赤/灰線から分岐させた。これで内装のイルミネーションと連動して照明が点灯するようになる。そして、写真18のように電動格納制御回路の入ったボックスを配線する。配線場所はいつもの運転席横のカード入れの裏だ。
写真18 電動格納制御回路の入ったボックスを配線したところカード入れの裏側は、写真19のように、天下雨滴、ETC、レーダー探知機等の配線が入り交じっていて、何がなんだかわからない状態になっている(笑)。
写真19 運転席横のカード入れの裏側最後に、外した内張等を元に戻し、ドアミラーにドアミラーカバーやミラー面を取り付ければ完成である。なんとか完成までこぎ着けたぞ! ハァハァ・・・。
写真20に配線も終わって車体に取り付けられたE46クーペのドアミラーを示す。
写真20 車体に取り付けたE46クーペドアミラー写真1と見比べると、ちょっと格好良くなっているような気もする。
少し離れて見ると写真21のようである。
写真21 少し離れて見たところ写真22に示すスイッチを操作すると、写真23のようにドアミラーがガルウィング式に折り畳まれる。
写真22 ドアミラー電動格納スイッチ
写真23 ドアミラーが跳ね上がったところ写真を見ただけでは動きがよくわからないと思うので、動画を用意した。こちらをクリック(890Kbyte)。確かに上に上がるようにして折り畳んではいるが、「ガルウィング」とはちょっと違うような気がする(苦笑)。
もちろん、ミラー面は運転席側ドアの内張に付いているミラー面調整スイッチで従来通り調整できる。
車から少し離れてドアミラーを見てみよう。写真24はドアミラーを開いているところ、写真25はドアミラーを折り畳んだところである。
写真24 ドアミラーを開いているところ
写真25 ドアミラーを折り畳んだところあれっ!? 折り畳んだドアミラーって何かに似ているなぁ・・・。何だろう!?
・
・
・
・
・も、もしかして・・・
・
・
・
・
・これ!?
き、き、気づかなかったことにしておこう・・・・(滝汗)。
え〜と、何だっけ・・・? 動揺して何を説明しているのかわからなくなってしまった・・・(苦笑)。
そうそう、上に折り畳むドアミラーがちゃんと格納されているかどうかを見てみよう。写真26のように、一応は「格納」されているようだ(笑)。
写真25 ドアミラーを畳む前と畳んだ後
今回は、E46クーペのドアミラーをE34に取り付けて、さらに制御回路を作成したが、これらの作業にかなり苦労した。なんとか動作するようにはなったが、まだ以下の課題が残されている。
- 電動格納スイッチが取って付けたみたいなスイッチなので、もう少しマシなものに変更すること
- 電動格納モーター用の配線にツィーター配線を使ったので、現在ツィーターから音が出ない。別途配線を引き直すこと
これらの作業は、そのうち「ドアミラーの電動ガルウィング化 その6 − リベンジ」で紹介する(できるといいなぁ・・?)。
今回のドアミラー電動ガルウィング化にかかった費用
項 目 金 額 備 考 E46クーペドアミラー 6,110 Yahooオークションで落札。送料込み。 ツヤ消し黒スプレー 197 ジャスコで購入 車体色スプレー 1,239 ホルツ カーペイント MH12087 T-87 クリアスプレー 498 ジャスコで購入(ラッカー塗料) エポキシパテ 1,668 3本使用 耐水ペーパー 616 7枚使用 4mm皿ネジ 157 4mm×15mm 電子部品類 1,863 概算 合 計
12,348 ドアミラーは安く手に入れられたのに、意外と高くついたなぁ・・・。
では、最後に一句。
苦労して
付けたミラーは
カバの耳 .
DD、心の句
カバのミミ! フォォーーーーッ!(ヤケクソ)
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。