2004年12月2日(木)

イカリング製作その3 − イカリングを入れよう

さてさて、モチベーションが低いながらも、イカリングをレンズに入れてみることにしよう(笑)。

イカリングを入れるときには、イカリングの太さを考慮してロービームの反射板をカットする作業が必要であるが、先達の作業を見てみると、うまくカットするのは難しいようだ。

DDは反射板をカットするのが面倒なので(笑)、最近流行のCCFL管を入れてみることにした。これなら、太さが3〜4mm程度なので、反射板をカットしなくてもいいだろう。

という訳で用意したCCFL管を写真1に示す。


写真1 購入したCCFL管(これが2セットある)

ちなみに、これはYahooオークションで「CCFL管のイカリングセット」をして出品されているものであり、購入(落札)価格は8,391円(送料込み、1台分)である。外径は約118mmなので、E34のヘッドライトには丁度いい大きさだ。

なお、CCFL管とは冷陰極型蛍光ランプのことであり、液晶ディスプレイ等のバックランプに用いられている。耐久時間は20,000時間程度だそうだ。

まずは、CCFL管をロービームに入れるために、CCFL管の上部に最初から付いているプラスチック部品をニッパーで切り取る。写真2に切り取っている様子を示す。


写真2 上部のプラスチックを切り取っているところ

CCFL管はガラス管なので、細心の注意を払って切り取らなくてはいけない。

うまく切り取れれば、写真3のようになるはずだ。


写真3 プラスチック部品を切り取ったところ

なお、絶縁のために、CCFL管と電線の接続部分に熱収縮チューブをかぶせておく(写真4)。


写真4 熱収縮チューブをかぶせたところ

これをロービームの反射板の上に置いてみると、写真5のようにピッタリ収まる。


写真5 反射板の上にCCFL管を置いたところ

う〜ん、完璧だ!

一方、ハイビームの方は、写真6のようにプラスチックの出っ張りの部分だけをニッパーで切り取る。


写真6 プラスチックの出っ張りの部分を切り取ったところ

また、ハイビームの反射板は、CCFL管の電線を出すために、写真7のようにしてドリルで2.5mmの穴を空けておく。


写真7 ドリルで穴を空けているところ

穴は、写真8のように上部に2箇所空ける。


写真8 上部に空けた2箇所の穴

そして、CCFL管をハイビームの反射板の上に置いてみる。写真9のようにピッタリだ。


写真9 CCFL管を反射板の上に置いたところ

う〜ん。これも完璧だ! (ちょっと奥まって付くような気がするが、この際、気にしない)

さて、これらのCCFL管を反射板に固定する方法だが、レンズ内が高温になることを考えて、シリコンシーラント(シリコンのコーキング剤)で固定することにする。用意したシリコンシーラントとコーキングガンを写真10に示す。


写真10 シリコンシーラントとコーキングガン

コーキングガンは、100円均一ショップで購入した。100円均一ショップはDDの強い味方である(笑)。

ロービームは、ポジションランプの穴を塞がなくてはいけないが、以前のようにシリコンでゴム栓を作るのも面倒なので、シリコンシーラントで塞いでしまうことにする。我ながら、やる気無いなぁ・・・(笑)。

写真11のように、ポジションランプの穴から配線を出してからビニールテープで塞いでおく。


写真11 ビニールテープで塞いだところ

そして、写真12のように、表からポジションランプの穴にシリコンシーラントを注入する。


写真12 シリコンシーラントを注入しているところ

いいのか、こんなんで!? まぁ、いいかぁ・・・。

次に、写真13のようにしてCCFL管の裏側にシリコンシーラントを塗っていく。


写真13 CCFL管の裏にシリコンシーラントを塗っているところ

これで、CCFL管を反射板に接着すると写真14のようになる。


写真14 シリコンシーラントでCCFL管を接着したところ

次に、ガラスレンズを固定するため、写真15のようにロービーム筐体の外側に、ややたっぷり目にシリコンシーラントを塗っていく。


写真15 ロービーム筐体の外側に塗っているところ

写真16のように、たっぷりと塗った方がいいだろう。


写真16 シリコンシーラントをたっぷりと塗ったところ

そして、写真17のように、レンズの方向を合わせて、そっと置く。あまり押さえるとレンズがCCFL管に当たって割れてしまうかもしれない。たぶん、当たってないと思うんだけど・・・。


写真17 レンズを置いているところ

もちろん、レンズの内側は事前にアルコール等で綺麗に拭いておく。

このようにして、CCFL管を入れたロービームを写真18に示す。


写真18 CCFL管を入れたロービーム

さて、次はハイビームの番であるが、基本的にはロービームと同じ作業である。

まずは、写真19のように、配線を引き出した穴を塞ぐためにシリコンシーラントを塗る。表と裏の両方に塗っておく。


写真19 配線を引き出した穴を塞ぐ

そして、ロービームと同様に、写真20のようにCCFL管の裏側にシリコンシーラントを塗って反射板に固定する。。


写真20 CCFL管を反射板に固定しているところ

CCFL管が固定できたら、ガラスレンズを取り付けるために、写真21のようにハイビームの筐体にシリコンシーラントを塗る。


写真21 ハイビームの筐体にシリコンシーラントを塗っていところ

塗っていくシリコンシーラントは、ロービーム時に比べると少ない目の方がいいだろう。

これにレンズを取り付けたところを、写真22に示す。


写真22 レンズを取り付けたところ

これで、ロービーム、ハイビームともにCCFL管のイカリングが入った。あとは、1日ほど乾燥させればできあがりである。

う〜ん、こんなんでいいのか!?(笑)

まぁ、何はともあれ、イカリングが入ったので、次は「イカリング製作その4 − フレームに取り付けよう」を紹介しよう。



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