2004年10月16日(土)
アーシング施工 − BJさんより
今回はBJさんからいただいたアーシング施工のレポートを紹介しよう。では、早速・・・
まず始めに、BJ@池田はアーシングの効果をあまり期待していなかったものの、数年前ににわかにブームになって以来、自分なりに色々とその理屈などを考えておりました。
結果は「あ・全〜然ワカンナ〜イ!(自爆)」でありましたが、やはりここはやってみてから四の五のと言うのが本筋であろうと思い、今年の夏前に行きつけの工具屋のオヤジさんに22sq(注1)というとてつもないぶっといアーシング用のラインを分けて頂いたのが始まりでした・・。実際は「あまってて要らないなら頂戴!」が正解です(笑)。
そしていよいよアーシングなるオカルトの世界へ足を踏み入れました。これは大した怖さではありませんでした。もともとG様(注2)のトル○リンチューンで味わっていましたし、そのおかげ?で、結果毒キノコ(注3)を立派に栽培する事に成功したわけですから。。わはははは。
さぁ、いざ現物を目にし、そしてE34を目の前にして、メーカーがすでに純正でアーシング(車体アース)をしている箇所をチェックしつつ、そのぶっといラインの取り回しを考察してみました。いったい何所を通して・・ぶつぶつ。。
当然、アーシングの理論は、言うまでもなくもともと車体経由であちこちに落としているアースを、バッテリー近くの車体からまた束ねてバッテリーのマイナスに持ってきています。E34だけに関わらず大なり小なりそうされているなら、最初からあちらこちらで車体に落とさずにそのままダイレクトにバッテリーへ直節返すというのがアーシングの基本コンセプトです。一応全てのアースポイントを確認し、まずはその部分を施工してみる事にしました。増設ポイントはその後にするということで開始です。。
写真1はとてつもなくぶっとい22sqのアーシングケーブルとその中間達(笑)。もちろん8sqも使用しました。
写真1写真2はエンジンルームを呆然と見渡し作戦を練ってる様子です。・・って分からないジャン!(自爆)
写真2写真3はバッテリー側の既存アースポイント(もっとあります)。
写真3写真4はリアのセンターハウジングの既存アースポイント。
写真4写真5、6はケーブルを通す場所です。エントランスカバーを外し中を通します。
写真5
写真6そして、写真7の丸の辺りから外へ出します。ちょうどエンジンルーム内のフューズボックス下に出ますので、音や外気、また雨などの進入は殆ど無い場所だと思いますのでここを通す事に決定しました。
写真7さぁ、、あとはひきまくるだけだ・・はぁはぁ。
以下は、車外の既存アースポイントの主な場所です。
写真8はちょうどウィンドゥウォッシャータンクに隠れるようにライト類のアースポイントがあります。右サイド。
写真8写真9は逆に左側のライト類のアースポイントです。
写真9写真10はエンジンの排気マニホルドから車体アースされている既存ポイントです。
写真10
こうみても色々なところで車体アースしていますが、確かに経年劣化してきているE34のボディーへ直接アースをして効率が良いのか・・・。やっぱりBJ@池田の頭ではわっかりません!(バタッ!)まずは写真7で○印のあった場所から車外の場所と言いますとフューズボックス下になります。
写真11、12のように、トルクスドライバー(7ミリ)を用いてフューズボックスをフリーにし、写真13の○印にくるようドリルで穴を開けます(写真14)。なんせ22sqなので(笑汗)・・・。
写真11
写真12
写真13
写真14写真15、16のようにアーシングケーブルを引き出せばこっちのものです。えっ!何の?ってそれはもう。あはははは。
写真15
写真16写真17はフューズボックス下に他のラインと同じように這わせているところです。ある程度の長さを車外に引き出し終わったらフューズボックスを元に戻してあげます(写真18)。意外にすっきりと這わせる事に成功しました。
写真17
写真18車内はと言いますと写真19〜21のようにキックパネル裏から始まり、エントランスカバー下をずぅっと後ろまで這わせればOKです。
写真19
写真20
写真21さぁ、、あとは実際に各アースポイントでの一括集結作業だけです。
写真22はバッテリー側の既存アースポイントを新しく1つにまとめました。中にはメインの車体アースも入っています。
写真22写真23はステアリングコラム下の既存アースを1つのコネクターにまとめてバッテリーへと持っていきました。
写真23写真24はリアセンターハウジング部分のアースポイントをひとつにまとめてバッテリーへ。。
写真24写真25は全てのアーシングケーブルを集めた状態です。
写真25写真26は右側のライト周りのアース類をひとまとめにして中継コネクターへ。
写真26写真27は既存の排気マニホルドのアースを延長し中継コネクターへ。
写真27写真28はイグニションコイルのアースを追加してみました。
写真28写真29はエンジンルーム進行方向右側のアーシングケーブルの中継点です。ここから左サイドへとラジエター上部を通って取り回しています。
写真29写真30はエンジンブロック(排気側と反対)のアースを追加してみました。
写真30写真31は全エンジンルーム内のアーシング中継ポイントで左側のライト周りのアースもここに落としています。これらが車内へとあのぶっといケーブルで引き込まれているわけです。
写真31もちろんこれを行ったのは夏前でしたので、もう少しポイントが増えています。結論から先に言いますと、プラシーボかも知れませんがライトの光量は増えたような・・・。6500ケルビンのHIDですが十分な明るさを確保できています。
またエンジンは良く分かりません。わはは・・・。ただ燃費はなぜか多少良いです(平均5〜6キロ/リッター)。 えっ!ぜんぜん良くないぢゃんって?んなこたないですって。。E34はこんなもんなんですからぁ(笑)。
今、あえて行っていないのはオルタとセルとデスビ周りですが、これはちょっと別のチューニング(マフラー、ハイテンションコードそしてROM)が終わってから行おうと思っています。
ぜんぜんインプレになっていませんね。自分の方法が良くないのかも知れませんが劇的な変化は無かったものの、「やって損はないかな?!」の心情です(笑)。とにかく22sqまでは必要ないでしょう!(大笑)
DD注
(注1) sq: 切り口の断面積を平方ミニメートルで表した単位(mm2)。「スケ」と読む。22sqの場合は約100Aまで流すことができる。
(注2) G様: 関西オカルトチューン会会長のゴンザレスさんのこと。
(注3) 毒キノコ: キノコのような形をしたエアクリーナのこと。
いかがだろうか。アーシングはアース側の電流の流れをよくするものなので、車にとって悪いはずがない。ただ、その効果は未知である。昔の車には効果があるという話を聞いたことがあるのだが、実際にはどうなんだろう? でも、少なくともエンジンルームは写真31のように格好良くなるのは間違いない。
アーシングはしばらく前に関西でも流行ったのだが、そのころDDはノルウェーに住んでいたため、流行に乗り遅れてしまい結局DD号はアーシングしていない。
末尾ではあるが、いつもメンテネタを提供いただいているBJさんに感謝する。
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。