2004年4月10日(土)

天井パネルの割れ修理

DDの車は、購入時から天井の前方(ルームミラーの上)が写真1のように割れていた。おそらく、前のオーナーが所有していたときに何らかの拍子にルームミラーが脱落して、ルームミラーの配線で天井の一部を割ったのであろう。


写真1 天井が割れているところ

これをフロントガラス越しに見たところを写真2に示す。


写真2 天井が割れているところ(フロントガラス越し)

いつかは修理しなくてはいけないと思いつつ、はや3年半が過ぎてしまった(笑)。最近、暖かくなってきたのでそろそろ修理してみよう。

まずは、天井のパネルをある程度自由にするため、サンバイザー、ルームミラー、ルームランプ、吊りハンドルを取り外す。

サンバイザーは写真3に示すトルクスネジ(T-20)4本で固定されているので、これらを取り外す。


写真3 サンバイザーの固定ネジ

左右のサンバイザー固定具には、それぞれコネクタがあるので、これも外しておく。

バニティランプ(写真4)は手で簡単に外すことができる。このコネクタも抜いておく。


写真4 バニティランプ

ドアの上にある吊りハンドルは、写真5の赤矢印の蓋の下にネジがあるので、まず小さなマイナスドライバーで蓋を外す。


写真5 吊りハンドルを固定しているネジの蓋

蓋を外すと写真6のようなネジが出てくるので、これを外す。すると、吊りハンドルを外すことができる。


写真6 吊りハンドルの固定ネジ

次に、写真7に示すサンルーフ操作パネル、ルームランプ、ルームミラーを外す。


写真7 サンルーフ操作パネルとルームランプ

これらは、内装剥がしで簡単に外すことができる。また、ルームミラーは付け根を左右どちらかに60度回転させることによって取り外すことができる。これらはそれぞれ配線のコネクタがあるので、それらを抜いておく。

これらを外すと、写真8のように随分すっきりした天井になる。


写真8 ランプ等を外したところ

次は、Aピラーの内張りを外す。まずは、写真9のように、インナーカバーを手で外す。少し固いが簡単に外せるはずである。


写真9 インナーカバーを外しているところ

そして、写真10のように、「内装剥がし」(ツール)でAピラーの内張りを外す。


写真10 内装剥がしでAピラーの内張りを外したところ

すると、写真11のようにAピラーを外すことができる。


写真11 Aピラーの内張りを外したところ

Aピラーの内張りは、写真11のように3箇所で固定されている。写真12にAピラーの固定ツメの一つを示す。これは上下にスライドさせるような構造ではなく、単に内側に引き抜くだけである。内装剥がしで丁寧に外せば問題なく外せるはずだ。


写真12 Aピラーの固定ツメ

ここまで外せば、天井のパネルをある程度自由にすることができる。

天井のパネルの割れている部分は、写真13のようなステーをネジで固定して割れている部分を接続する。ちなみにこれらのステーとネジは162円(消費税込み)である。


写真13 天井パネルの割れているところを接続するステーとネジ

このステーを写真14のように割れている部分に取り付ける。


写真14 割れている部分にステーを取り付ける

もちろんステーは外から見えないように、パネルの内側にφ3ミリのネジで取り付ける。写真15に2本のステーを取り付けたところを示す。まだ、少し割れているところが見えるが、これは仕方がない・・・。


写真15 ステーを取り付けたところ

別の角度から見たところを写真16、写真17に示す。


写真16 ステーを取り付けたところ(別の角度から)


写真17 ステーを取り付けたところ(また別の角度から)

まぁ、一応、割れているところは補修されたことにしておこう(笑)。

なお、外した部品の取り付けは、外したときと逆順で取り付ければよい。



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