2003年10月21日(火)
ブリス施工 その後 − スーパースキーヤーさんより
以前に、「ブリス施工 − スーパースキーヤーさんより」というブリス施工の報告を掲載したが、スーパースキーヤーさんからその続きの報告もいただいたので紹介しよう。なお、文体の統一のためDDが文章を編集しているところもある。
ブリスを施工してみたものの、時の経過を待ってみないとその効果がどうかがわからなかったので、しばらく様子を見ていたのだが、2ヶ月経ったので、その後について報告する。
まず初めてブリスを施工したのが8月2日。2回目が8月10日。3回目が8月23日。これら3回はブリスの膜を厚く定着されるために必要との事で、約2週間間隔で3回施工すれば最高膜厚となる(これ以上施工してもその厚み以上にはならないので無駄である。なお3回に分けるのは、1度の施工で定着させられるのが最高膜厚の3分の1でしかないためだ)。
そして、今回10月11日に4回目の施工を行った。最高膜厚となれば、ブリスの効果は3ヶ月続くので、後は3ヶ月ごとに施工すればいいのだが、全く無くなってしまってから施工するよりは残っている状態で施工する方があとあと楽なので、無精者の私としては1ヶ月半ほど経った段階で施工することにした。今後も同様の間隔で施工するつもりである。即ち、また1ヶ月半後に1回施工するつもりで、今後はそれを継続してゆく予定だ。なお、予定は未定であり、決定ではない(ちなみに、ブリスの西日本地区総代理店をやっている私の友人は几帳面で綺麗好きな人なので、3週間間隔で施工している)。
さて、今回の施工の様子であるが、まずお伝えしたいのは、汚れの度合いである。8月23日に施工をしてから、洗車と言えるものを行ったのは2回だけである。そのうち1回は、コイン洗車場に行って、バケツに水を汲んで、ボディー全体に水を掛け、シャンプーは使わず雑巾でボディーを拭いただけ。2回目はガソリンスタンドの布洗車機で、これまたシャンプーやワックス無しの、水洗いを行ったのみである。それからは雨ざらしのままであった(私の車は青空駐車してある)。ブリスをするまでは、一度雨が降ると雨の後が汚くボディー全体に付き、遠めから見ても汚れがわかったのが、ブリスを施工してからというもの、何度も雨が降り、そのままにしているにもかかわらず、遠めから見ると、ボディーがキラキラと綺麗なままなのである。これはブリスを使ってみて正直驚いた。(写真1&2)
写真1 ブリス施工前のボンネット
写真2 ブリス施工前のボディしかし近づいて見ると、雨の汚れは付いているのであるが、その汚れ方は、ブリスのおかげで汚れの多くが雨で洗い流されるせいか、比較的少ない様子である。この点も驚きである。(写真3&4)
写真3 ブリス施工前のトランク
写真4 ブリス施工前のボンネット以上2点の驚きが今回の経過報告の全てであるが、簡単に4回目の施工の様子も述べることにする。
まずボディー全体にゆるいシャワーで水をかけ、汚れを浮かす。(間違ってもいきなり強いシャワーでボディーに放水してはいけない。汚れが流れ落ちると同時にボディーを傷付けてしまうからである。)(写真5&6)
写真5 シャンプー前に水をかけたところ
写真6 シャンプー前に水をかけたところそして指でさわってみて指に汚れが付着するようなら、汚れが浮いた証拠なので、この段階で、強いシャワーで汚れを流す。(写真7)
写真7 シャンプー前に水をかけたところ次にカーシャンプーを十分泡立てて、軽〜くシャンプー洗車し、すすぐ。ちなみに今回からは、定着したブリスが残っているので、オイルバスターは必要ない(3ヶ月以上間隔を置いてしまった場合は別だが・・)。
すると次はもうブリスの番である。例のごとく、濡れたままのボディーにブリスをシュッと吹きかけ、軽く塗り伸ば
すだけである。それを洗い流し、スーパークロスで拭き取れば終わり。相変わらず楽チンである。ブリス施工後の写真がこれである。(写真8、9、10、11)
写真8 ブリス施工後
写真9 ブリス施工後
写真10 ブリス施工後
写真11 ブリス施工後遠めから見ると、洗車前の写真(写真1&2)と違いが良くわからない。最初に私が「遠めから見ると、汚れているのがわからず、キラキラしている。」というのがわかっていただけると思う。ブリスを塗っていると、「あまり汚れない」という事に気づいた次第であった。
なお、ブリスは施工後48時間で完全硬化するので、その間は雨に濡れると良くないが、今回は天候が思わしくなく、施工後しばらくしてパラパラ雨が降ってきた。その場合、雨に濡れたまま放っておくと、ムラになったりする場合があるが、雨が上がると乾く前に雑巾でボディーを軽く拭き取ることでそれを防ぐことができる。
最後にもうひとつ、友人に勧められて試してみたものがあるのでご報告を。それは「WAKO'S スーパーハード」というもので、白っぽくなった樹脂を黒く戻すものである。(写真12)
写真12 WAKO'S スーパーハードなんでも樹脂に浸透して活性化し、膜を作るそうである。Bピラーの途中まで塗ってみたところ、スポンジで示している上の部分(塗ったところ)とスポンジから下(塗ってないところ)の色が違うのが判ると思うが、塗って5分ほど経ってから、乾いた布で拭くだけの簡単施工かつ即効性があり、効果は半年から1年と謳ってある。(写真13&14)
写真13 Bピラー施工中
写真14 Bピラー施工後しかしこれは濡れた状態では塗れず、塗った後24時間は濡らしてはいけないらしい。
フロントのモール部分にも比較の為、塗ってみた。ナンバープレート左側はシミのようなまだら模様ができている。(写真15)
写真15 フロント未施工ナンバープレート右側も同様の状態であったが、ちょうど写真の真ん中から左半分にスーパーハードを塗ってみた。(写真16)
写真16 フロント半分施工写真の全てがまだら模様であったのだが、写真の右半分は、写真15のように、まだら模様のままであるが、左半分はまだら模様は消えている。
これはお手軽であり、楽しい! 値段は6,000円と、ちと高いが、南海部品等のバイクショップで売っている
らしいので、興味のある方は一度試してみる価値はあるのでは? 他にもドアハンドル部分など、使える部分はたくさんあると思う。私は現在、雨で白っぽくなったウィンドーモールをシルバーに輝かせる方法を試している最中であるが、同時に黒くあるべきところは黒く出来れば、色のコントラストが強調され引き締まって見えるのでは、と、このスーパーハードにはちょっと惹かれている。
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。