2003年10月27日(月)
助手席ウィンドウ・ワンタッチOPEN/CLOSE回路 − 設計編
関東の方では、岩野師匠が開発済みの「助手席ウィンドウ・ワンタッチOPEN/CLOSE回路」があり、既に数十台の取り付け実績があるらしい。特に、左ハンドルの車では、高速道路の料金所や駐車場の料金支払いの際に便利だそうだ。DDの車は右ハンドルなので、助手席ウィンドウ・ワンタッチOPEN/CLOSE回路の必要性はあまり感じていなかったが、チロルのオフ会に行ったときに岩野師匠に回路を見せていただいてから、少し興味が湧いてきた。そんなわけで、DDもまたまた岩野師匠のマネをして「助手席ウィンドウ・ワンタッチOPEN/CLOSE回路」を作ってみることにした。決して、ページのネタの困っているわけではない(嘘)。
実は、以前に岩野師匠から回路図をもらっていたのだが、その回路図ではAVRを使っているため、DDはそのまま製作することができない(AVRのプログラミング能力&環境がないため)。そこで、PICを用いて回路を設計し直してみることにした。
岩野師匠の回路図を参考にして設計した回路を図1に示す(実は岩野師匠の回路とほとんど同じ)。
図1 助手席ウィンドウ・ワンタッチOPEN/CLOSE回路回路中にはPIC12C509Aを制御装置として用いているため、あまり何も考えずに回路を設計してみた(笑)。ややこしい制御はすべてこのPICに任せている。
次に、PICのプログラムを考えなければならない。フローチャートを書いて考えようかとも思ったが、制御がイベントドリブンなため、状態遷移モデルで設計してみた。設計した状態遷移モデルを図2に示す。
図2 助手席ウィンドウ・ワンタッチOPEN/CLOSE回路制御用の状態遷移モデルこれに従って、PICのプログラムをコーディングしてみた。プログラムは、パソコン上のシミュレータで一応デバッグして動作を確認した。
後は、プログラムを入れたPICを使って図1の回路を製作するだけである。製作方法は、「助手席ウィンドウ・ワンタッチOPEN/CLOSE回路 − 製作編」で紹介する。
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