2024年10月19日(土)

DD3号(F25) ドライブレコーダーの取り付け − 前後カメラ

DD3号(F25)にはまだドライブレコーダーを取り付けていなかったが、事故のことを考えると早めに取り付けておいた方が良さそうだ。そんなことを考えていると、Amazonで写真1に示すドライブレコーダーのXiaomi 70mai A500S-1がタイムセールで安くなっているのを見つけた。前後カメラ付きで8,990円なので安いし、一応XiaomiブランドでDD2号に取り付けているドライブレコーダーとも同じブランドなので大丈夫だろう。このドライブレコーダーをポチっとするついでに128GBのMicroSDカードも1,680円で購入しておいた。


写真1 70mai A500S-1 (Amazonより転載)

さらに、70mai Hardwire Kit UP02という電源ケーブルを買うと、駐車監視もできるようだ。ただ、これは2,490円と意外と高い。そこで同じ機能を持つ電源ケーブルを中国のサイトで購入した。写真2に購入した電源ケーブルを示す。


写真2 購入した電源ケーブル

価格は637円(送料込み)であった。これぐらいの価格なら、まぁいいか。この電源ケーブルを取り付けると駐車監視ができるようだが、それは駐車中でもバッテリーが減っていくということだ。そのため、この電源ケーブルには写真3に示すように、バッテリーの電圧が低くなるとドライブレコーダーをカットするような保護機能が備わっている。


写真3 保護回路の説明

これなら駐車監視機能があっても安心だ。さて、それでは早速取り付けよう。まずは電源の確保のためヒューズボックスを探す。ヒューズボックスは写真4のグローブボックスの奥にある。


写真4 グローブボックス

グルーブボックスを開け、さらに写真5に示すプラスチックの蓋を外す。


写真5 ヒューズボックスの蓋

すると、写真6のようにヒューズボックスが見える。


写真6 ヒューズボックス

写真2に示した電源ケーブルには、常時12V電源とACC電源が必要だ。この電源ケーブルにはそれぞれの電源接続配線の先に10Aのミニヒューズが付いている。テスターでヒューズボックスを調べてみると、写真6の黄色矢印の10Aヒューズが常時12V電源、赤矢印の10AヒューズがACC電源であることがわかった。それなら、ここから電源を取ろう。ただ、写真7に示す電源接続配線の先のミニヒューズをそのまま取り付けようとすると、少し大きくてヒューズホルダーに刺せない。


写真7 電源接続配線の先の10Aのミニヒューズ

そこで、ニッパーで端の余分な部分をカットして、写真8のように少し小さくした。


写真8 小さくしたミニヒューズ

このように常時12V電源、ACC電源のミニヒューズを加工し、写真9のようにヒューズホルダーに取り付けた。


写真9 ヒューズホルダーに取り付けたところ

電源が確保できたら、次はカメラをフロントガラスに貼り付ける。70maiのドライブレコーダーは先に写真10のようなスマホの画面に貼るようなフィルムをフロントガラスに貼り付け、その上に両面テープでカメラを貼り付ける方式だ。これだと、フロントガラスからカメラを取り外すときに簡単なんだよな。ちょっとした工夫なんだが、これはありがたい。


写真10 フロントカメラ取付用フィルム

フロントカメラの位置決めをした後にフロントガラスの内側を良く拭き、フィルムを貼り付けてから写真11のように両面テープでフロントカメラを貼り付ける。


写真11 フロントカメラを貼り付けたところ

次は配線だ。配線は、フロントカメラと電源を接続する電源ケーブルと、フロントカメラとリアカメラを接続するリアカメラケーブルの2本だ。まずは、電源ケーブルをAピラーの内張りの中からフロントカメラに通すため、写真12のようにAピラー部分のウェザーストリップをはぎ取る。


写真12 ウェザーストリップをはぎ取ったところ

そして、写真13のようにAピラーの内張りの中に電源ケーブルを通す。


写真13 Aピラーの内張りの中に電源ケーブルを通しているところ

電源ケーブルは写真14のダッシュボードの横からヒューズボックスに通す。なお、GNDの配線は写真14の赤矢印で示すボルトに共締めしておいた。


写真14 ダッシュボードの横から電源ケーブルを通しているところ

次はリアカメラのケーブルだ。基本的には左側の天井の内張りの中を通していく。Bピラーの上を通すためには、写真15のようなピックツールを使う。


写真15 Bピラーの上を通しているところ

Cピラーより後ろの天井の内張りの中を通すために、Cピラーの内張りを外す。そのためには、まず写真16に示すプラスチックのカバーを上に引っ張り上げて外す。


写真16 プラスチックのカバー

これが外れたら、写真17のように中にトルクスボルトが見えるので、これを外す。


写真17 トルクスボルト

これを外せば、Cピラーの内張りを外せる。次は写真18に示すトランクルーム横のカバーを外す。


写真18 トランクルーム横のカバー

そして、写真19の赤矢印に示す内張りを外すために、ウェザーストリップをはぎ取る。


写真19 ウェザーストリップをはぎ取ったところ

すると、写真20のようにトランク横の内張りを外すことができる。これはクリップで固定されているだけだ。トランク横の内張りが外れたら、リアカメラケーブルを天井内張りの中を通しておこう。


写真20 トランク横の内張りを外したところ

さて、次はリアカメラの取付位置までリアカメラケーブルを通さないといけない。リアカメラはリアゲートのガラスの内側に貼り付けるので、リアゲートまでリアカメラケーブルを通すが、問題はリアゲートとトランク開口部との接続部にあるゴムチューブだ。まずは、写真21に示すリアゲートガラス上の内張りを外す。これはクリップで固定されているだけだ。


写真21 リアゲートガラス上の内張り

写真22にリアゲートガラス上の内張りを外したところを示す。


写真22 リアゲートガラス上の内張りを外したところ

次に、写真23のようにリアゲートガラス横の内張りも外す。これはクリップで固定されているだけだ。


写真23 リアゲートガラス横の内張りを外したところ

そして、写真24の赤矢印で示す、リアゲートへの配線が入っているゴムチューブの端を外す。


写真24 リアゲートへの配線が入っているゴムチューブ

写真25に端の部分を外したところを示す。


写真25 ゴムチューブの端を外したところ

そして、写真26のようにリアカメラケーブルの先に針金をテープで取り付けゴムチューブの中を通す。


写真26 リアカメラケーブルの先に針金を取り付けているところ

その前に、リアカメラケーブルは写真27のようにリアの天井内張りの中まで通しておこう。


写真27 リアの天井内張りの中まで通したリアカメラケーブル

リアカメラケーブルの先につけた針金を使って、写真28のようにゴムチューブの中を通す。ゴムチューブの中にシリコンスプレーをかけておくと簡単に針金が通る。


写真28 ゴムチューブの中を通したリアカメラケーブル

ここまでリアカメラケーブルを通せれば、あとはリアカメラをリアゲートのガラス内側に貼り付けるだけだ。貼り付けには、写真29に示すフィルムを使う。


写真29 リアカメラ用フィルム

リアゲートを閉じたときにリアカメラがどの位置にあってどの方向を向くのかをしっかり考えてフィルム位置を決めよう。特にリアゲートのガラスにはデフォッガーの熱線があるので、撮影範囲がうまく熱線を避けるように貼り付けたい。そんなことを考えながら写真30のようにリアカメラを貼り付ける。


写真30 リアカメラを貼り付けたところ

余ったリアカメラケーブルは、写真31のように纏めてタイラップで固定しておこう。


写真31 余ったリアカメラケーブル

あとは外した内装の内張り等をもとに戻せば作業完了だ。ドライブレコーダーのカメラの向き等を適当に調整し、MicroSDに前後カメラの映像が撮影されていることを確認しておこう。安い割にはなかなかきれいに録画されるようだ。これはいい!

なお、駐車監視モードは2種類あって、タイムラプスで常時録画するモードと、何らかの振動を感知して録画するモードがある。タイムラプスで常時録画するモードは消費電力が多そうだ。どちらに設定しておこうか・・・。その他にも車線逸脱アラート、前方車起動アラート、前方車接近アラート等の簡易なADAS(Advanced Deiver Assistance Systems)機能なんかも付いているようだ。そのうち、これも使ってみるか。



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