2023年11月4日(土)

回すのが固いキーシリンダーの修理 − 牛ちゃんより

今回は久しぶりに牛ちゃんより回すのが固いキーシリンダーのメンテレポートをいただいた。そういえば、E34のDD号に乗っていた時、キーシリンダーが折れてドナドナされて帰宅したこと があったなぁ・・・(遠い目)。


こんにちは、牛です。

以前からキーが固くて回しにくく、いずれはDDさんの様にヤバいことになるかもと思ってゼムクリップを使いゴニョゴニョするもキーシリンダーが外れず諦めていましたら、1月にその時がやってきました。キーが回りません。積車でディーラー直行です。それから待つこと3週間、修理完了と8万円の請求書の報告をいただきました。

久々にE34に乗り込みキーを回します。ん? キーを回します。ん? めっちゃ固いやん、また折れるやん・・とチーフメカニックに伝えるも「交換するとこ全部交換したんですよー」と・・交換か・・しょうがないな、E34をさわったことのないメカニックしかいない時代だしな・・・。じゃあ自分でなんとかするわいなと、シフトロック解除ワイヤの両端からCRC556よりお高いWAKO’Sラスペネを入れるも変化なし。WAKO’Sに期待したんだけどなー(笑) それから時が過ぎ10月31日にひらめきました。

まずステアリングコラムカバーを外します。キーシリンダーの横のシフトロック解除ワイヤを13mmスパナで外し、写真1枚目の内径10mmのワッシャーを写真2枚目のように入れて元に戻すだけです。


写真1 内径10mmのワッシャー


写真2 ワッシャーを入れたところ

これでワイヤーのバネの力を逃がすことができるのでキーが軽く回るようになり、シャフトへの負担が少なくなるのだと思います。シフトロック機構等も問題なく動作しています。ワッシャーを何枚か重ねたりするともっと軽くキーが回りますがシフトロック機構に支障をきたしますのでご注意ください。


要するに、ワイヤーによりキーシリンダーが強く押さえられていて、そのためにキーシリンダーを回すのが固くなっているので、ワイヤーをワッシャーの厚み分だけキーシリンダーから離してやることで押さえる強さを弱めてやろうということか。なるほど!! いつも有用な情報をいただく牛ちゃんに感謝する。



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