2020年2月13日(土)

DD2号 ボディ磨き − ポリッシャーで

DDは以前よりやってみたかったことがある。それはポリッシャーを使ったボディ磨きだ。ただ、ボディを磨くだけにポリッシャーを買うにはちょっと高価だし、DDは腕がないので塗装を剥がしてしまう危険もある。そんなことを考えながらネットを徘徊して情報を集めてみると、どうやらダブルアクションポリッシャーを使えばDDのような素人でも失敗なくボディ磨きができるようだ。ただし、洗車傷のような浅い傷を消すことはできるが、研磨力がないので深い傷を消すことはできないらしい。よく調べてみると、リョービのサンダポリシャー RSE-1250なら、1万円を切る価格ながら改造すればかなり使えるようになるらしい。じゃぁ、ちょっとやってみるか!

さて、ボディを磨いても細かい所が汚れていては輪郭がハッキリしないので、綺麗になったようには見えない。そこで、まず最初に細かい所の汚れを落としていく。例えば、写真1のようなサイドウィンカーの部分だ。


写真1 サイドウィンカーを外したところ

こんな風に汚れているので、写真2のような洗剤とやわらかい刷毛や歯ブラシで綺麗にしていく。


写真2 水垢クリーナー

写真3に掃除後のサイドウィンカーを示す。


写真3 掃除後のサイドウィンカー部分

このようにして、例えば写真4のボディの合わせ目等の汚れを丁寧に掃除していく。


写真4 ボディの合わせ目を掃除しているところ

サイドスカートの後方をよく見ると、写真5のようなプロテクションフィルムが貼ってある。


写真5 プロテクションフィルム

ボディを磨く時に邪魔になるので、この際剥がしてしまおう。綺麗に剥がすために、写真6のようにドライヤーで温める。


写真6 ドライヤーで温めているところ

温めると写真7のように比較的綺麗に剥がすことができる。


写真7 プロテクションフィルムを剥がしたところ

さて、細かい所の掃除ができたら、写真8のように中性洗剤で洗車だ。DDはJOYではなくキュキュット派だ。実はキュキュットのほうが界面活性剤の濃度が高い。


写真8 中性洗剤で洗っているところ

写真9のように丁寧にボディ全体を洗う。


写真9 ボディ全体を洗ったところ

中性洗剤で洗ったら、写真10のように水で洗剤を濯ぐ。


写真10 洗剤を濯いでいるところ

そしてポリッシャーで磨く前に、写真11のように粘土を使ってボディに付いた鉄粉を取っていく。ボディが濡れているうちに丁寧に粘土を滑らせて鉄粉を取っておこう。ボディが上を向いている面は鉄粉がよく付いているが、サイド面はあまり付いていない。


写真11 粘土で鉄粉を取っているところ

鉄粉が取れたら写真12のように水を拭き上げる。


写真12 水を拭き上げているところ

拭き上げたらやっとボディ磨きだ。用意したものは写真13の通りである。


写真13 用意したもの

ポリッシャーはブレーキを外しベアリングと電源コードを交換している。バフはスポンジバフとウールバフを用意したが、使ったのはウールバフの方だ。また、コンパウンドは3Mではなく、あえてPIKALのLC-202を用意した。また、右上のものは手磨き用のスポンジだ。磨き方についてはYoutubeで十分に予習しておいた。まずは、写真4のようにウールバフの4か所にコンパウンドを付ける。


写真14 コンパウンドを付けたところ

そして、このコンパウンドをボディの磨くところに万遍なくつけて、縦・横に磨いていく。このダブルアクションポリッシャーなら磨きすぎて地肌が出ることもないだろうから写真15のように丁寧に磨いていく。


写真15 ポリッシャーで磨いているところ

おおよそ、30cm〜50cm四方の領域ごとに順番に磨いていく。ポリッシャーで磨きにくいところは、写真16のようにスポンジにコンパウンドを付けて、写真17のように手で丁寧に磨く。


写真16 スポンジにコンパウンドを付けたところ


写真17 手で磨いているところ

このようにして、時間をかけながらボディ全体を丁寧に磨いていく。写真18に磨き終わったDD2号を示す。これは結構大変だ・・・。


写真18 磨き終わったDD2号

さて、ボディにはコンパウンドが付いたままなので、写真19のように再び中性洗剤でボディを洗う。ここでは乾いたコンパウンドを取るために、結構しっかり洗わないといけない。


写真19 コンパウンドを落としているところ

しっかり中性洗剤でコンパウンドを落としたら、写真20のように洗剤を濯ぐ。


写真20 洗剤を濯いでいるところ

さらに、写真21のようにタオルで水を完全に拭き取る。ハァハァ、かなり疲れてきた・・・。


写真21 水を拭き取っているところ

水を拭き上げた時点で、ボディがかなり綺麗になっていることがわかる。完全に水が拭き取れたら最後にコーティングだ。ポリラック派のDDは写真22のようにポリラック系のコーティング剤を用意した。


写真22 Carlack 68

写真23のように水を含ませた柔らかい布にちょっとだけCarlack 68を付ける。


写真23 Carlack 68を付けたところ

そして、写真24のようになるべく薄くボディに塗り広げていく。この時、薄ければ薄いほど後の拭き取りが楽だ。薄く塗ったからといってコーティング効果が少なくなることはないので、安心してなるべく薄く塗ろう。


写真24 Carlack 68を薄く塗っているところ

30分ほど置いてCarlack 68が完全に乾いたら、写真25のようにマイクロファイバータイルで拭き上げていく。


写真25 コーティング剤を拭き取っているところ

コーティング剤が乾いていたら簡単に拭き取れるはずだ。写真26、27、28にコーティングをかけたDD2号を示す。


写真26 コーティング後のDD2号(サイド)


写真27 コーティング後のDD2号(左前から)


写真28 コーティング後のDD2号(左後ろから)

朝からはじめて夕方までかかってしまった。普段は使わない筋肉を使ったため体の節々が痛いが、DD2号がかなり綺麗になったので満足だ!



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