2020年5月16日(土)
DD2号 ATF量の調整 − 再びジャッキアップ
前回、ATFを交換した時に、ATF量の調整ができていなかった。少しATFの温度が高い状態で調整したので、おそらく少し少なめだろう。そこで、ATFが冷えている時を狙って、再びジャッキアップして調整することにした。
まずは、写真1のようにジャッキアップしてウマをかける。
写真1 ウマをかけたところDD家の駐車場は、若干前方向に傾斜している。幸運なことに、前側のウマと後ろ側のウマの高さを調節することで、うまく車体を水平にすることができる。ウマをかけたら、写真2のように2枚のアンダーパネルを外す。
写真2 アンダーパネルを外したところこれで、ATのオイルパンにアクセスできる。写真3のように、ドレインプラグを確認しても漏れは見られない。
写真3 ドレインプラグここで、写真4のように、オイル受けを下に用意するとともに、8mmの六角レンチでフィラープラグを緩める。といっても、少し緩めるだけでプラグは外さない。
写真4 フィラープラグを緩めたところそして、この状態でエンジンをかけて、ブレーキペダルを踏みながら、写真5のようにギアをDやRの位置に数秒入れることを繰り返して、ATFがオイルパンから吸い上げられるようにする。
写真5 ギアをDやRに入れているとところそしてギアをPに入れてエンジンをかけたまま、写真6のようにフィラープラグを外して、その穴からATFがあふれるまで追加する。今回は少量なので洗瓶を使った。
写真6 ATFを追加しているところおおよそ200mlほど入ったところで、写真7のようにATFがあふれてきた。
写真7 あふれてきたATFこれでATFが規定量だけ入ったので、フィラープラグを規定トルクで締める(35Nm)。ここでエンジンを止め、写真8のようにパーツクリーナーでフィラープラグ周りに付いたATFを落としておこう。
写真8 ATfを落としているところこの時のATFの温度は、写真9のように34℃だった。
写真9 ATFの温度上記のATF量の確認は、ATF温度が35〜40℃のときに行う、となっているので、おおよそこれでOKだろう。これでATF量も規定通り入ったので、ATのリセットをしておこう。まずは、車に乗り込み、ブレーキペダルを踏まずに、写真10のようにSTARTボタンを6回続けて押す。あまり速く押しすぎず、「イチ、ニ、サン、シー、ゴー、ロク」を口に出して言うぐらいの速さで押す。
写真10 STARTボタンを押しているところしばらくすると、写真11のようにアクセルペダルを踏むような指示が表示される。
写真11 アクセルペダルを踏む指示このとき、指示が消えるまでアクセルペダルを踏み続けると、ATがリセットされる。これで作業完了だ。
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