2015年6月21日(日)

DD2号 エアコンの臭い取り − クイックエバポレータークリーナーIII

DD2号の車内は少し芳香剤の臭いがするだけでなく、エンジン始動時にエアコン吹き出し口から少し酸っぱい臭いがする。これはなんとかしないといけないなぁ・・・。

というわけで、まずはマイクロフィルタのチェックだ。DD2号のマイクロフィルタは、E60等と同じように写真1のボンネットの中にある。


写真1 マイクロフィルタの位置

E34と比べると、なんて作業しやすい位置にあるんだ! この2つボックスの中にフィルタがあるらしい。ボックスの蓋を開けるには、写真2の赤矢印の位置にあるプラスチックボルトを反時計回りに90度回す。このボルトの頭は13mmだ。


写真2 プラスチックボルト

その後、写真3の位置にある留め金具を手で外す(写真は外したところ)。


写真3 留め金具

すると、写真4のようにボックスの蓋とともにマイクロフィルタを外すことができる。


写真4 外したマイクロフィルタ

マイクロフィルタを見てみたが、そんなに酷く汚れているわけではない。少し掃除機で埃を吸い取るぐらいでいいだろう。一方、マイクロフィルタが入っていたボックスの中は酷く汚れていたので、写真5のように雑巾で丁寧に掃除した。


写真5 マイクロフィルタボックスの内側を掃除しているところ

反対側のマイクロフィルタを見てみても、そんなに汚れていない。やはり臭いの原因はエバポレータやファンだろう。そこで、写真6に示す「クイックエバポレータークリーナーIII」を施工してみることにした。


写真6 クイックエバポレータークリーナーIII

これは、本来、車内側の吸気口からアルコール系の除菌剤を入れて、ファンとエバポレータを除菌するものであるが、今回はマイクロフィルタ側から入れてみることにした。まず、写真7のように缶から出る除菌剤をエアコンの吸気口に入るようにチューブ等をセッティングする。


写真7 チューブ等のセッティング

このチューブの先は、写真8のように吸気口内部に向かっている。


写真8 チューブの先

その後エンジンを始動し、写真9のように

にて、3分間缶の中の除菌剤を全て放出する。


写真9 エバポレータ除菌中

その後、エアコン(冷房)をONにして5〜10分間ファンを回し、エバポレータの結露によりエバポレータに付いた除菌剤を洗い流す。

最後に、写真10のようにマイクロフィルタを元に戻して作業完了である。


写真10 マイクロフィルタを元に戻したところ

さて、肝心の効果だが、酸っぱい臭いはほとんどなくなっている。でも、エンジン始動時にはまだ少し臭うときもある。また、芳香剤の臭いはあまり変わっていない。とりあえず、しばらく様子を見てみよう。



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