2015年2月26日(木)

燃料ポンプの交換 − またもや?

DDは、週末の早朝に近所のファミレスに行って優雅に朝食をいただいた後、そこで少し仕事するのが習慣になっている。それを知っている娘は、定期試験前のように自分も勉強したいときにDDについてくることがある。先週の週末も娘がファミレスまでついてきて、DDが仕事をしている間に勉強をしていた。

まぁ、適当に仕事をした後、ファミレスを出て帰宅するためにDD号のエンジンをかけたところ、一旦エンジンはかかったものの、すぐにストールしてしまった。その後、10秒ほどセルを回してはみたものの、エンジンはかからない。娘の「またか・・・」と言わんばかりの白い目が突き刺さるようだ・・・。

内心は焦るものの、焦った素振りを少しも見せずにトランクを開け、燃料ポンプがあるあたりをバンバンと叩いてみた。その後、セルを回すと何事もなかったかのようにエンジンがかかり帰宅することができた。なんかヤバい感じがする。

その次の日にDD号のエンジンをかけようとしたところ、今度はセルを回してもエンジンがかからない。同じようにトランクを開けて燃料ポンプ辺りをバンバンと叩いてみると、何事もなかったかのようにエンジンがかかった。どうやら、燃料ポンプが怪しいようだ。そういえば、以前にドナドナしたときも燃料ポンプが原因だったなぁ・・・。でも、あれから2年半、10,800kmしか走ってないんだけど・・・? 安物はダメなのかなぁ・・・。

そういえば、先日、奈良のNさんから燃料ポンプ交換について電話で相談があったことを思い出した。Nさんは燃料ポンプの交換を考えておられ、2,000円から3万円までの広い価格レンジの中で、どれを選んだらいいか悩んでおられたようだ。その時、DDは「壊れるときは壊れるもんだし、安いのでもいいんじゃないですかぁ〜? あはは・・!」なんて適当な答えをしていた。きっとその時のバチが当たったに違いない(苦笑)。

それなら、DD自身が格安の燃料ポンプを手に入れ検証してみなければいけないだろう。というわけで、1,924円(税、送料込で3,017円)の燃料ポンプを手に入れて交換してみたので報告する。詳細な手順については、以前のレポートを参照してほしい。

まずは、エンジンをかけてから、写真1のようにボンネット内にあるヒューズボックス23番のヒューズを抜いてエンストさせる。


写真1 ヒューズボックス

このヒューズは燃料ポンプのヒューズで、エンジンをかけてからこれを抜くことで燃料ホース内のガソリンの内圧を下げることができる。燃料ホースを引き抜いてもガソリンが溢れてきたりしない。

次に、写真2のようにトランク左側にある燃料ポンプへアクセスするための蓋のネジを外す。これは赤矢印のように5本ある。


写真2 燃料ポンプへアクセスするための蓋

蓋を外した後は、写真3のコネクタを外す。これは、燃料ポンプの電源と燃料計センサの配線である。


写真3 コネクタ

そして、写真4のように、金属のホースバンドを緩めてから燃料ホース2本を外す。ホースの片方はリターン側である。


写真4 燃料ホースを外したところ

燃料ホースを外せば、次にリング状の蓋を左に回して外す。これは固くて回らないので、いつものように貫通ドライバーとショックハンマーを使ってリングを回して外した。写真5にリング状の蓋を外したところを示す。


写真5 リング状の蓋を外したところ

蓋が外れたら、まずは写真6のように燃料計センサの部分を引き抜く。


写真6 燃料計センサを引き抜いているところ

ガソリンがこぼれてくるので、写真6のように不要なタオル等を用意しておこう。その後、タンクの中に手を入れて手探りで燃料ポンプを固定しているクリップを押しながら引き抜くと、燃料ポンプも外れてくる。写真7に外した燃料計センサと燃料ポンプを示す。


写真7 燃料計センサと燃料ポンプ

さて、燃料ポンプに付いている1本のホースと2本の配線を外し、新しい燃料ポンプと交換する。写真8に新旧の燃料ポンプの比較を示す。


写真8 新旧の燃料ポンプの比較(左:旧、右:新)

新しい燃料ポンプにホースと配線を接続したところを写真9に示す。


写真9 新しい燃料ポンプを接続したところ

最後に、写真10のようにこれをガソリンタンクに戻せばいい。ガソリンタンクの中を覗き込んで、どの部分に燃料ポンプがどのように入るのかを事前に確認しておいた方がいいだろう。


写真10 燃料ポンプ交換後

燃料ポンプ交換は、手がガソリン臭くなるだけで特に難しい作業ではない。ただ、作業中は火気厳禁である。なお、あたりまえだが、交換後は問題なくエンジンがかかるようになった。問題はどれぐらいもつかだな。

そういえば、「息継ぎが〜」とか言いながら 10回以上も美味しいネタ 記事を掲載していた人がいたが、意外と燃料ポンプあたりが原因だったのかもしれない。

現在の走行距離: 168,235km



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