2014年10月9日(木)

エアロラック施工 − カーラック68の次は

DDはこれまで洗車時のコーティングとしてポリラック(正確には「カーラック68」)を使用してきた。このカーラック68は、今から12年前にノルウェーに住んでいた時にドイツから3リットルボトルを輸入したものだ。それ以降、洗車時のコーティングには常にカーラック68を使っている。

しかし、大量の3リットルボトルとはいえ12年も使っていると無くなってしまうものだ。というか、他のコーティング剤に手を出さなかった自分を褒めてあげたい(笑)。もちろん、カーラック68の他にもブリス等の性能のいいコーティング剤があると思う。しかし、DDはカーラック68の施工の簡単さに惹かれて使い続けている。

さて、今回は、ついにカーラック68が無くなったので、その姉妹品であるエアロラックを購入し施工してみたので報告する。

まずは、いつものように洗車だ。写真1のように車全体に水をかけて、細かい埃等を落とす。


写真1 DD号に水をかけているところ

そして、写真2のようにバケツに中性洗剤を入れて水で泡立てる。


写真2 中性洗剤を入れて水で泡立てているところ

この洗剤をスポンジに付けて車を洗い、再び水をかけてすすぐ。その後、写真3のように吸水タオルで水分を拭き取る。本当は、その前にボディに付いた鉄粉等を粘土で取った方がいいのだが、今回は面倒なので省略する。


写真3 水を拭き取っているところ

実は、ポリラック(カーラック68等)の施工では、この拭き取りプロセスが大切だ。水が残っていると、ポリラックを塗って乾燥させてから拭き取るときに、うまく拭き取れないからだ。そのため、写真4のようにドアを開けて、その中に付いた水も完全に拭き取っておく。特に、フロントグリル周りやテールランプ周りは入念に拭き取っておく。


写真4 ドアに付いた水を拭き取っているところ

その後、写真5のようにドアやトランクを開けて、水分が飛ぶまでしばらく乾燥させる。


写真5 乾燥させているところ

さて、今回は写真6の左のような「エアロラック」を購入してみた。これは、小型飛行機等のコーティングを前提としたものであり、ポリラックよりも紫外線保護機能が強化されているらしい。まぁ、実際には数ミクロンの樹脂膜なので、紫外線保護機能はあまり期待できないだろうが・・・。


写真6 購入したエアロラック(左)と、これまで使ってきたカーラック68(右)

ちなみに、このエアロラックは1リットルボトルのモノであり、価格は5,580円(送料込み)であった。

いつもは剥げてきたコーティング剤のメンテナンスとしてカーラック68を薄めた液をスプレーして施工するのだが、今回は写真7のように、濡らした布に少量を取ってボディに塗っていく方法で施工した。なお、スプレーによる施工方法については、近いうちに紹介しよう。


写真7 濡らした布に少量取ったところ

この布を使って、写真8のようにボディに塗っていく。このとき、できるだけ薄く塗った方が後の拭き取りが楽だ。ちょっと薄いかなと思っても薄すぎることはない。


写真8 ボディにエアロラックを塗っているところ

軽く塗っているだけなのに、写真9のように、布を見ると結構汚れが付いている。コーティングは切らしていないし、今回も塗る前に洗剤でボディを洗ったんだけど・・・。


写真9 布に付いた汚れ

全て塗り終わったら、写真10のようにコーティング剤が白くなるまで乾燥させる。季節にもよるが、20〜30分ぐらいだろうか。


写真10 乾燥させているところ

ちなみに、DDはフロントガラスにもコーティング剤を塗っている。そうすると、撥水作用があるからだ。また、プラスチック部分も気にせず塗っている。すでに10年以上使っているが、特に問題はない。

完全に乾燥した後は、乾いた布で拭きあげる。ここで、水分が残っていたりコーティング剤が完全に乾燥していなかったりすると、なかなか綺麗に拭き取れない。しかし、拭き取った後は、写真11のように明るい艶が蘇る。


写真11 エアロラックを拭き取ったところ

エアロラック等のポリラック系のコーティング剤は、固形ワックスのような深みがある艶ではなく、明るい艶が出るのが特徴だろう。また、写真9に示したように、軽く塗るだけで布に汚れが付くということは、多少の洗浄効果も期待できる。



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