先日、車の部品を個人輸入する際に激安のオルタネータのレギュレータを見つけた。聞いたところでは、日本で買ったら1万円以上、個人輸入でも$100近くするらしい。しかし、見つけたものは$8.83だ。これは購入してみるしかないだろう（笑）。
届いたレギュレータは写真１のような箱に入っていた。
写真１ レギュレータの箱
Uro partsのものである。箱の中身は写真２の通り。
写真２ 購入したレギュレータ
今日は天気もいいので、ちょっと交換してみることにした。
M50エンジンの場合、ボンネットを開けると、写真３の位置にオルタネータがある。構造がわかっていれば、オルタネータを外さずにレギュレータだけを交換することもできるらしいが、DDは初めて作業するのでオルタネータを外して確実に作業することにした。
写真３ ボンネットを開けたところ
このままではオルタネータにアクセスできないので、エアフィルタボックスやエアダクトを外す。外し方は過去のレポートを参照してほしい。写真４にエアフィルタボックスを外したところを示す。
写真４ エアフィルタボックスを外したところ
さらにオルタネータを固定しているプーリーにアクセスしやすいように、ラジエターファンを外す。ファンの外し方も過去のレポートを参照してほしい。写真５にラジエターファンとファンシュラウドを外したところを示す。
写真５ ファンとファンシュラウドを外したところ
Vベルトを外すために、写真６のようにしてテンションプーリーを固定しているボルトを締める方向に回す。
写真６ テンションプーリーのボルトを回しているところ
すると、テンションプーリーが少し動いてベルトが緩んで外すことができる。
次に、オルタネータを固定している2本のボルトのうち、写真７に示す上の方のボルトを外す。
写真７ オルタネータの固定ボルト
このボルトは、プーリーの固定も兼ねているので、ボルトを外すとプーリーが外れてくる。なお、このボルトの頭は16mmなので注意が必要だ（普通の工具セットにはないサイズだから）。同じようにして、下側にあるボルトも緩めておく。このボルトの頭のサイズも16mmである。
一方、オルタネータの後ろ側には2本の配線が来ている。ゴムのカバーを外し、写真８のように配線を外す。が、その前にバッテリーのマイナス端子を外しておこう。
写真８ 配線を外しているところ
プラス側の端子は13mmのソケット、マイナス側の端子は10mmのソケットで外せる。ただし、手が入りにくい位置にあるので、少し作業がしにくい。2本の配線を外したところを写真９に示す。
写真９ 2本の配線を外したところ
オルタネータは2本のボルトと2本の配線で車体に接続されているので、これらを外すと完全にフリーにすることができる。ただDD号の場合は、下側のボルトを外してもなかなか外れてこなかったので、CRC5-56をかけて無理やり外した。外したオルタネータを写真１０に示す。
写真１０ 外したオルタネータ
このオルタネータは写真１０の赤矢印にある2本のボルトでエンジンブロックに固定されていた。エンジンブロック側は写真１１の2か所である。
写真１１ オルタネータが固定されていたところ
さて、オルタネータが外れてきたところで、レギュレータを交換しよう。まずは、写真１２に示す後ろ側の3か所のナットやネジを外す。
写真１２ 裏側のナットとネジ
左上のナットは8mm、下のナットは10mm、右上のネジはプラス2番である。下の10mmのナットを外してプラスチックのホルダーを外すと、写真１３のようにもう一つのナットが見えてくる。
写真１３ もう一つのナット
このナットを外せば、写真１４のようにオルタネータの黒いカバーを外すことができる。
写真１４ オルタネータのカバーを外したところ
写真１４の赤矢印のものがレギュレータである。これは、2本のプラスネジで固定されている。なんか、ちょっと形状が違うような・・・？
写真１５にオルタネータから外したレギュレータと購入したレギュレータの比較を示す。外したレギュレータは、やはりブラシが短くなっている。残り1〜2mmぐらいかな？
写真１５ 外したレギュレータ（右）と購入したレギュレータ（左）
なんか違う・・・、 っていうか、明らかに違う・・・ ＿|￣|○ レギュレータは2種類あるって聞いていたのだが・・・。
せめてブラシだけでも交換しようと思ったが、写真１６のようにブラシの太さが違うので交換できそうにない。
写真１６ ブラシの太さ比較
う〜ん、残念・・・。この形のレギュレータを手に入れて、近いうちに再チャレンジだ！
ご質問はddkunnejp【＠】gmail.comまで。