今回はメンテレポート常連のコロすけさんより、E39のステアリング(ハンドル)交換のレポートをいただいたので紹介しよう。
ＤＤ様、皆様、大変大変お世話になってます。大きなことが出来ないコロすけで御座います。
【はじめに】
ステアリングを若干の小径・握りを太くしたくて、Mspo用のを着けてみたくて・・・。
というわけで、ヤフオクチェ〜ック！ E36Mspo用を発見しました！ これは付きそうかな？ と思いながら、発見と同時にRealOEM.comを開いているワタシ O(≧▽≦)O
研磨リングってなんだ？ E36ＭスポとE39、ぇ〜っと…同じだぁ〜〜！ これはきっと付くに違いない。。。たぶん付く、付きそう、付くかな？
マルチファンクションステアリングじゃないので、きっと装着できると踏んで、”ポッチッ”！
到着したのがこの御品です。
【交換作業】
まず、バッテリーのマイナス端子を外します(13mmのレンチを使用します）。「バッテリーを外してから5秒以上たってから作業を行え」とマニュアルに書いてますが、5秒って・・・。
10分程時間を置いて作業をすると、エアバッグ警告が出ないとか、出るとか？ 一応10分待ちましょう。マイナス端子はコロすけのように横着せず、養生する事をお勧めいたします。
ステアリングの裏面に、エアバッグを留めているトルクスネジが有ります(T-30 左右各1本）。
キーを入れてロックを解除し、90°回転させてからキーを抜いてロックさせます。ロックをさせておいて、トルクスネジを外していきます(反対側も同様に）。
トルクスネジは外れても落ちませんので（たぶん）、完全に緩ませます。緩みますとエアバッグが取外せる状態になります。ゆっくりエアバッグ部分を引くと、上部にホーン用端子（？）、中央部にはエアバッグ用の端子(オレンジ色）が有りますので、それらを外します(引抜くだけです）。
エアバッグを外しましたら、中央部に16mmセンターボルトが有ります。ステアリングはこのセンターボルトで固定されています。
ハンドルを真っ直ぐにして、キーを抜いてステアリングをロックします。センターボルトは結構きつく締まっております。
センターボルトは完全に外さずに2〜3回転分残しておきます。そして、ステアリングを手前に引きます(ちから技で、踏ん張って）
”うんとこしょ、どっこいしょ〜ぉ”。大きなカブは抜けませんO(≧▽≦)O ”うんとこしょ、どっこいしょ〜ぉ”
ぅわあ〜〜〜ぁ、”ゴンッ”と外れてきます。
引き抜く際に、勢い余ってステアリングが顔などにぶつからないようにセンターボルトを外さず作業を行います。
「大きなカブ」が外れたところで、センターボルトを外すと、ステアリングが外れてきます。
完全にステアリングを外す前に、ステアリングに付いているプラスチィック(白い物）を外します。すると、トルクスT-10で青色の配線が留ってるのが見えますので、それを外します(上の写真の赤丸のところ）。
ステアリングをゆっくりと引抜きますと、裏側に研磨リングなる物がトルクスT-10 3本で留っていますので、外していきます。すると、ステアリングがフリーになります。
研磨リングは、部品番号が同じなので再利用します。
先程外したトルクス(T-10)を交換するステアリングに付けていきます。下の写真の青色丸印はウインカーの戻り等の部分のため、きちんと位置を合わせて装着します。
ステアリングを合わせマークに合わせて取付けていきます。取付けましたら、先程外した青色の配線を取付けます(T-10）。
センターボルトを締めつけます。
最後に、エアバッグの配線・ホーンの配線（？）を取付けて、エアバッグを装着すれば交換完了です。
取外す際はエアバッグがT-30で留まっていましたが、E36用ステアリングはT-27でしたので、お間違いのないよう確認して締めつけて下さい。最後に、バッテリーを接続して完了です(バッチッ！っていいましたが…）。こわっ
交換前
交換後
【おわりに】
なんとなく…引締った…かな？ 握りは太くなりました。「良くなった」とさせて頂きます。幸い、交換後にエアバッグ警告は出ていません。
ステアリング交換作業時間はゆっくりやっても30分程でしたので、簡単な作業かと思われます。
なお、関係各方面諸先輩より、「三脚設置・ハイビジョン撮影にてエアバッグを爆発させョ！」と指令が出ていましたが・・・。爆発させられず…恐縮です…(*_ _)人ゴメンナサイ
ステアリングは運転中、常に握っているところなので、交換後の満足度は非常に高いだろう。でも、エアバッグ、爆破させて欲しかったなぁ〜（笑）
末尾ではあるが、いつも有用で面白いレポートをいただいく コロすけさんに感謝する。