2009年9月3日(木)
イカリングヘッドライトの入れ替え − ブラックライト化する
レンズを外したライトにCCFL管を入れてイカリングにするだけでは面白くないので、ブラックライト化してみよう。
ブラックライト化するためには、ロービームの前面の反射板を黒く塗る。一方、ハイビームは黒く塗ったアルミ板を「*」型の仕切り板にしてハイビームに組み込めばいい。間違っても、ハイビームの反射板を黒く塗ってはいけない(苦笑)。
ロービームについては、レンズを外す際に、前面の反射板が取り外せたものと取り外せなかったものがあった。反射板が取り外せたものは、そのまま反射板を黒く塗り、取り外せなかったものは写真1のように反射板以外のところをマスキングする。
写真1 反射板以外をマスキングしたところ(左)黒く塗装するために使うのは、写真2のような非鉄金属用メタルプライマーと、ツヤ消し黒のラッカースプレーだ。ラッカースプレーは、耐熱塗料ではなく、195円の安物だ(笑)。
写真2 メタルプライマーとツヤ消し黒のラッカースプレーまずは、写真3のようにメタルプライマーを軽く3度ほど塗る。
写真3 メタルプライマーを塗っているところ十分に乾燥させた後、写真4のようにツヤ消し黒を薄く3度ほど塗る。ここであわてて濃く塗ると塗料が垂れてしまうので注意が必要だ。
写真4 ツヤ消し黒を塗ったところ3度ほど薄く塗れば、写真5のように綺麗に黒く塗れるはずだ。ツヤ消し黒はツヤを出す必要がないので、比較的簡単に塗装できる。
写真5 黒く塗った反射板さて、ハイビームについては、黒い仕切り板を作らないといけない。反射板の材料は、写真6に示すように、近くのダイソーで買ってきた0.3mm厚のアルミ板である。これは、裏面にテープが付いているものだ。
写真6 アルミ板以前、仕切り板を作ったときに使った型紙を印刷し、適当な大きさに切ってアルミ板の裏側に貼り付ける。写真7に印刷した型紙を示す。
写真7 印刷した型紙そして、写真8のように、型紙を貼り付けたアルミ板をダイソーで買ってきた金切りばさみで型紙通りに切る。
写真8 アルミ板を切っているところ0.3mm厚のアルミ板なので、簡単に切れるはずだ。ハイビーム片側について、写真9のように3枚の仕切り板を切り出しておく。
写真9 切り出したアルミ板アルミ板が切り出せたら、裏に貼った型紙を剥がすために、写真10のようなアルコールを用意する。
写真10 アルコールアルコールをティッシュペーパーにたっぷり付けて、写真11のように型紙を擦ると、型紙と粘着テープがが綺麗に剥がれる。
写真11 型紙と粘着テープを剥がしているところこのようにして、左右のハイビーム用で計6枚の仕切り板ができたら、これを黒く塗装する。塗装の方法は、上記のロービームの反射板の塗装の方法と同じだ。
まずは、写真12のようにメタルプライマーを塗る。このとき、反射板をじかに新聞紙の上に置くのではなく、ブロック等の上に少し立てかけるように置いておく。新聞紙の上に置くと、メタルプライマーで新聞紙にくっついてしまうかもしれないからだ。
写真12 メタルプライマーを塗っているところ裏面もメタルプライマーを塗ったら、次はツヤ消し黒を塗る。写真13にツヤ消し黒を塗っているところを示す。
写真13 ツヤ消し黒を塗っているところこれも、仕切り板の両面に塗っておこう。うまく塗れたら、写真14のように仕切り板が綺麗なツヤ消し黒になるはずだ。
写真14 ツヤ消し黒になった仕切り板そして、写真15のように、ドリルで各仕切り板の両サイドに3.2mmΦの穴を空ける。
写真15 仕切り板に穴を空けているところ仕切り板が薄いので、写真15のように、仕切り板の下に木の板を敷いて穴を空けた方がいいだろう。穴を空けた仕切り板を写真16に示す。
写真16 穴を空けた仕切り板仕切り板の穴を空けたところは、ハイビームの反射板に接するところなので、ここを写真17のようにラジオペンチで直角に曲げておく。
写真17 穴を空けたところを曲げているところ同様に、写真18のように、CCFL管を固定する部分もラジオペンチで直角に曲げておく。これは、穴を空けたところと逆方向に曲げた方がいいだろう。
写真18 CCFL管を固定する部分を曲げているところなお、*型の一番上にあたる部分は、CCFL管がないので曲げる必要はない。このようにしてできた仕切り板を組み合わせると、写真19のようにうまく*型になるはずだ。
写真19 *型に組み合わせた仕切り板そして、写真20のように、この仕切り板をハイビームに入れてみる。
写真20 ハイビームにセットした仕切り板う〜ん、完璧だ! なんとなくうまくフィットしているように見える(笑)。
*型の仕切り板の垂直の部分がちょうどハイビームの上下になるようにし、さらに、他の仕切り板が60度ずつに配置されるように調整した後、写真21のように仕切り板を固定するためのネジ穴をマジックでマーキングする。
写真21 マーキングしているところこのとき、マーキングした裏側にハイビーム固定用のステーがないように調整しておかなくてはいけない。うまくマーキングできたら、写真22のようにマーキングした位置にドリルで3.2mmΦの穴を空ける。
写真22 ドリルで穴を空けているところこのとき、ハイビームの上部に、CCFL管の配線を通すための穴も2箇所空けておく(2.5mmΦ)。うまくドリルで穴を空けられたら、写真23のようになるはずだ。
写真23 穴を空けたハイビームそして、この穴と仕切り板の穴が一致するように仕切り板を入れて、写真24のようにM3×8mmのネジで固定する。
写真23 仕切り板を固定したところこれで、ブラックライト化の完成である。
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