2009年8月17日(月)
楽ナビ タッチパネルずれの修理 − タッチパネルの交換
DD号には、写真1のように、カロッツェリアの少し古い楽ナビAVIC-DRV220が付いているのだが、ずいぶん前からタッチパネルを指で押したところと反応するところが少しズレるという症状に悩まされていた。
写真1 楽ナビ AVIC-DRV220自宅に帰ろうとしてタッチパネルの「お帰り」を操作すると、隣の「渋滞」ボタンが反応して「渋滞情報はありません」とか言われるし・・・。
インターネットで調べてみると、これは楽ナビの典型的な症状でタッチパネルを交換すると直るらしい。さらに、調べてみると、Yahooオークションでタッチパネルが比較的安く売られているらしい。
そこで、この際、タッチパネルを交換してみることにした。まずは、オークションでタッチパネルを落札する。送料込みで、7,140円であった。楽ナビのディスプレイ部分と送られてきた新品のタッチパネルを写真2に示す。
写真2 ディスプレイ部分と新品のタッチパネル交換のため、写真3のような工具を用意した。
写真3 使用する工具左から、プラスドライバー(1番)、先の曲がったラジオペンチ、精密ドライバーのマイナスである。
さて、まずは、ディスプレイ部分の裏蓋を外す。写真4の赤矢印の位置に計4本のプラスネジがある。
写真4 裏蓋を固定しているネジの位置写真5のように、プラスドライバーで順に外していけばいい。
写真5 プラスネジを外しているところ4本のネジを外すと、裏蓋が外れるはずである。ただ、裏蓋はプラスチックのツメで留まっているため、写真6の赤矢印の位置から爪を入れて丁寧に外していこう。
写真6 爪を入れる位置裏蓋が外れると、写真7のところにスピーカーケーブルのコネクタがある。このコネクタをラジオペンチで上に引き抜いて外すと、裏蓋を完全に取り外すことができる。
写真7 スピーカーケーブルのコネクタ裏蓋が外れたら、写真8の位置にある3箇所のコネクタを順に外していこう。
写真8 3箇所のコネクタ@のコネクタは、写真9のようにラジオペンチで右側に引き抜けばいい。
写真9 @のコネクタAのコネクタは、写真10のように、マイナスの精密ドライバーで茶色の部分を上げてやればフラットケーブルを外すことができる。
写真10 AのコネクタBのコネクタは、写真11のように、ラジオペンチで白い部分を左に動かせばフラットケーブルを引き抜くことができる。
写真11 Bのコネクタ次に、基板を外すために、写真12の赤矢印で示したプラスネジを外す。
写真12 基板を固定しているネジ写真13のように、このネジもプラスドライバー(1番)で外すことができる。
写真13 基板を固定しているネジを外しているところ4本のネジを外すと、写真14のように基板を外すことができる。
写真14 基板を外したところ外した基板と筐体を写真15に示す。
写真15 外した基板と筐体タッチパネルは、写真16のように基板に張り付いているので、赤矢印のところから爪を使って丁寧に外そう。
写真16 基板に張り付いているタッチパネルタッチパネルが外れたら、新しいタッチパネルに交換する。まずは、写真17のように、筐体側に新しいタッチパネルをセットする。
写真17 筐体に新しいタッチパネルをセットしたところこのとき、写真18のように、右下部分のセットの仕方に注意が必要だ。
写真18 タッチパネルの右下部分薄い銅板がタッチパネルの上の来るように、タッチパネルと銅板をセットする。
そして、タッチパネルの上に基板を載せて、写真19の赤矢印で示したネジと青矢印で示したコネクタを取り付ける。
写真19 ネジ(赤矢印)とコネクタ(青矢印)最後に裏蓋を取り付ければいいのだが、その前に、写真20のように、スピーカーケーブルのコネクタを取り付ける。
写真20 スピーカーケーブルのコネクタ裏蓋を閉める前に、基板右側のコネクタの接続されているケーブルを写真21のように筐体の溝にキチンと入れておく。
写真21 基板右側のケーブルの処理裏蓋を閉めるときはツメが付いているので、写真22のように隙間がないように、パチンとはめ込まなければさらない。
写真22 隙間がないようにツメをはめ込む裏蓋がキチンと閉まったら、写真23の4隅にあったプラスネジを取り付ける。
写真23 裏蓋を取り付けたところこれで、タッチパネルの交換作業は完了である。写真24にタッチパネルを交換したディスプレイ部分を示す。
写真24 タッチパネル交換後のディスプレイ部分写真24を見てもらえばわかるように、これだけでは交換前と見分けがつかない(笑)。
作業自体は簡単なので、慣れた人なら数分、初めてでも30分以内で作業ができるだろう。ちなみに、カーナビのディスプレイ部を取り外しておくと、車のイグニッションをOFFにしていてもカーナビ本体が通電状態となるため、タッチパネルの交換が終わったらすぐに車に戻しておいたほうがいい(DDはディスプレイ部を外したまま2日間ほどおいておいたため、車のバッテリーが上がってしまった・・・・)。
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。