2008年5月16日(金)

E32 4連メーターの取り付け − あるぴな小僧さんより

またまたE32アルピナにお乗りのあるぴな小僧さんより、レポートをいただいた。今回は4連メーターの取り付けだ。


【はじめに】

ナビ取付けに合わせて4連メーターと取付けを行ったのでレポートする。実は以前からメーターの調子が悪く水温計がたまに振り切れたり固まったりする。これから夏にかけてとても心配なのでコンソール周りのリフレッシュもかねて付けることにした。

 

【作業】

オートゲージ製の電気式メーターでオフ状態でブラックフェイスになるタイプを購入。水温、油温、油圧、電圧の4種類を選んだ。

イルミはLEDでブルーとホワイトがあったが後のアンバー化を念頭においてホワイトをチョイスした。


内容

取付位置をコンソールの灰皿の下部分に決め型紙を作って何度も合わせて形を決定した。その型紙によりゲージ取付け用のパネルの製作。

周囲の雰囲気に合わせるため、革のシートを貼ることにした。

粘着テープ付きなので結構簡単に出来た。


隅の部分は剥がれ止めにボンドを塗布しておいた。

ゲージをセットする。このゲージには固定金具が付いていなかったので製作した。


裏側

さて、各センサーの取付。

まず水温計のセンサーだが、冷却水サーモスタットハウジングに余っているノズルがあるのでそれを利用することにした。サイズはM14×P1.5でPT1/8に変換する必要がある。

油温と油圧のセンサーはオイルフィルターの部分を使う。
 

BMW SPECIALITY SHOP Power Station でセンサー取出しオイルフィルターキャップを購入。

スーパーオートバックスで変換アダプターとガスケットを購入。

水温センサーの取付け。

オイルフィルターキャップにセンサーをセットする。後はノーマルのキャップと取り替えるだけである。本当はフィルターの交換に合わせてしたかったのだが待てなかった。(笑)

配線の取り回し。ヒューズボックス横(ワイパーの所)の部分より室内に通す。

室内側この線の束の奥。線が多くてうまく撮れなかった。

外側部分を防水のためコーキング処理。風呂場なんかに使う固まらないパテを使った。

エンジンルームの配線の取り回し。

室内の配線


ハンドルのところから出ている黒い線3本である。

エンジンルームの配線処理。コルゲートチューブで仕上げた。


水温センサー


油温・油圧センサー

コンソール組立後、配線を灰皿下の隙間から出してメータに繋ぐ。

パネルをセットして完成。ピッタリに作ったのでしっかりしているが、念のため両面テープで固定した。


オフ状態


オン状態

左から、水温、油温、油圧、電圧になっている。


水温80℃、油温90℃、油圧2bar、電圧12.4V(アイドリング)


水温80℃、油温90℃、油圧4bar、電圧12.4V(2000rpm)

画像は街中を小1時間ほど走った状態である。ほぼ平均値で安定しているようだ。

アイドリングのまましばらくすると、水温90℃、油温100℃になった。電圧は共通の電源のため少し低い値となっている。これで不具合の早期発見が可能になった。でも反面少し心臓に悪いかも知れない。


4連メーター、なんか凄くカッコイイ!! 結構違和感なく付いているようだ。最近、DDのまわりではAピラーにメーターを取り付けている人もいるが、オーソドックスにコンソールに取り付けるのもいい感じだ。

末尾ではあるが、面白いレポートをいただいたあるぴな小僧さんに感謝する。



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