2007年10月21日(日)

ドアミラーが折り畳まない? − グリスアップ

DD号には「ドアミラーの電動ガルウィング化」で紹介したように、E46クーペに付いているような、上に折り畳むドアミラーが付いている。しかし、最近、運転席側のドアミラーが途中まで折り畳んで止まってしまうようになった。

どうやら、折り畳むときの機械的抵抗が増えてモーターに負荷がかかり、モーターに過電流が流れて制御回路が電流をストップさせているようだ。要するに、折り畳むときに機械的負荷が大きくなってしまったのだ。

そこで、とりあえず回転部分にグリスを塗って様子を見ることにした。今日はちょうどメンテオフ。この機会にやってしまおう!

ドアミラーを折り畳む際の回転部分は、ドアミラーカバーの中にある。まずは、ミラーを外さなければならない。写真1のようにミラーを上一杯に向けて下から指を入れてミラーを外す。


写真1 ミラーを外しているところ

E34の後期型ミラーも同様にして外すことができる。ミラーは写真2の赤矢印で示す4箇所のクリップで留まっている。


写真2 ミラーを固定しているクリップ

クリップが外れたら、写真3のミラーヒーターの配線も外しておこう。


写真3 ミラーヒーターの配線

ミラーが外れたらミラーカバーを外す。ミラーカバーには4箇所のツメがあって、これを外せばいいのだが、コイツがなかなか外れない。ちょっと力を入れすぎるとツメが折れてしまうのだ。

ツメは写真4のようにラジオペンチを使って外す。


写真4 ドアミラーカバーもツメを外しているところ

写真5にツメの拡大写真を示す。これの赤矢印で示す部分をラジオペンチでつまみ、ツメと反対側に引っぱればいい。


写真5 ツメの拡大写真

1本ずつツメを外していくと、写真6のようにドアミラーカバーを外すことができる。写真6の赤矢印の部分がツメである。


写真6 ドアミラーカバーを外したところ

ツメの部分をよく見ると、写真7のようにギザギザが付いている。


写真7 ドアミラーカバーのツメ

さて、ツメが外れたところで、写真8のように回転部分にグリスを丁寧にスプレーしていく。


写真8 グリスを塗っているところ

これでうまく折り畳むようになるだろうか。試しに折り畳んでみると、写真9のように問題なく折り畳むことができた。


写真9 ドアミラーを折り畳んだところ

グリスアップが根本的な問題解決になっているかどうかはわからないが、とりあえずしばらく様子を見てみよう。



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