2007年1月27日(土)

サンルーフの調整 − 意外と簡単!?

以前に「サンルーフの調整 − 沈みが左右均等の場合」と題してサンルーフ調整のレポートを紹介したが、後々よく調べてみるとレポートした方法は「サンルーフモーターが壊れた時にサンルーフを手動で閉める方法」であることがわかった(苦笑)。

当然、DD号のサンルーフは後端が少し下がった状態でまだ調整されていない。そこで、今回はサンルーフを調整してみることにした。写真1にDD号のサンルーフを示す。


写真1 DD号のサンルーフ

DD号のサンルーフをよく見ると、写真2のように後ろ側が少し下がっている。


写真2 後ろ側が少し下がっているサンルーフ

今回は、これを少し上げて、屋根とツライチになるように調整する。

まず、サンルーフを少し開けて、車内からサンルーフの内装を後ろにずらす。写真3は車内から少しサンルーフを開けたところである。


写真3 車内からサンルーフを開けたところ

写真3の赤矢印を見ると、写真4のようなクリップが付いている。


写真4 クリップの場所

このクリップを指で外すと、写真5のようにサンルーフの内装を自由に動かすことができるようになる。


写真5 サンルーフの内装を後ろに動かしたところ

その後、写真6のようにサンルーフを閉める。


写真6 サンルーフを閉めたところ

これで準備完了である。内装は一番後ろまで下げておこう。

サンルーフを完全に閉めると、写真7の赤矢印の位置に調整用のトルクスネジの頭が見えるはずである。


写真7 調整用のトルクスネジ

サンルーフの後ろ側の高さを調整するためには、この2本のネジを緩めればいい。一方、前側の高さを調整するためには、前側のネジ(写真7の一番右端に少し写っているネジ)を緩める。

写真8にT-20のトルクスドライバーでネジを緩めているところを示す。


写真8 トルクスネジを緩めているところ

左右それぞれ2本のネジを緩めると、サンルーフの後端が手で上下できるようになる。写真9にサンルーフ後端を下げたところを、写真10に上げたところを示す。


写真9 サンルーフ後端を下げたところ


写真10 サンルーフ後端を上げたところ

ここでサンルーフ後端を適当な高さに調整してから先ほど緩めたネジを閉めれば、そこでサンルーフ後端の高さが固定される。

適当な高さに調整してからサンルーフを開閉することを何度か繰り返せば、きちんと調整できるだろう。なお、ネジはキッチリ締めておかないとサンルーフを開閉したときにずれてしまうから注意が必要だ。

このようにして調整したサンルーフ後端を写真11に示す。


写真11 調整後のサンルーフ後端

T-20のトルクスドライバーを持っていれば、簡単に調整することができる。もし、サンルーフの高さ少し落ちているようなら調整してみてはどうだろう。

なお、T-20のトルクスドライバーは、サンルーフの調整だけでなく、前席のドア内張を外す場合、マイクロフィルターを交換する場合、サンバイザーを外す場合など、結構使用するので、この機会に購入しておくといいだろう。



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