2006年2月10日(金)
M5用スプリングへの交換 − ALEXさんより
今回はALEXさんよりM5用スプリングへの交換のレポートをいただいたので紹介しよう。M5用のスプリングって、525にも付くんだぁ・・・。
どうもです。暮れから年明けにかけてショックとスプリングの交換をしましたのでレポートさせていただきます。
走行距離 110,000km を超え中古(60,000km)で購入、おそらく前オーナー様もショックの交換をされてないであろう”抜け抜けダンパー”を改善するために足回りのリフレッシュしました。
ショックなど足回りの部品交換の方法や手順につきましては、DDさんやお仲間のHPで紹介されますので説明は省略しますが、E34のバランスの良いスタイリングはノーマルで購入してから2年半がすぎても未だ飽きる事なく大好きなんです。
しかし、唯一気になっていたのはフロントフェンダーとタイヤの隙間です。ALEX的にはベタベタにローダウンする勇気はないので、”ほんのり”車高を下げる目的でフロントのスプリングを年式不明の中古のM5用に交換してみました。
ここで気になるのが、”M5のスプリングが525用のショックに装着できるのか?”って事です。いろいろなメーカーからE34用のダウンスプリングが出ており、E34用だけの適合分けしているメーカーもある一方で、525用、540用などで適合分けをしているメーカーも存在します。
スプリングのサイズだけを考えれば、スプリングの外径とショックに取り付け時に”遊び”が無い状態になるだけの”バネの自然長”があれば、E34用に限らずどんなバネも装着できるはずです。
で、ノーマルのスプリングのバネ材の線径よりM5のスプリングは1ミリ太い物が使われていました。単純に同じサイズのスプリングの場合、線径が太いほうが”固い”バネになります。無負荷状態でのスプリングの長さは10cmほどM5用の方が短かったですが、スプリングの外径はM5用とノーマルとほとんど同じでした。
上が525ノーマルのスプリング、下がM5用のスプリング長々と書きましたがとりあえず”ショックには装着できそうなので付けてみよう!”です。
このような作業の時、今までなら、我が弟の務め先の車屋で2柱リフト、インパクトレンチなどを使い(弟を使い)サクサク作業できたのですが、弟が転職しまして(遠まわしに止めてはみたのですが、、、彼の人生ですのでしょうがないですね〜)、今回は自力での挑戦でした。DDさんのHPなどで予習はしておりましたが見るとやるとでは違いますね〜。かなり大変でした。
で、M5のスプリングをそのまま装着してみると、なんと!! 驚いた事に”ほんのりダウン”の予定だったのが、新品のアッパーマウントの影響もあり車高が”さらにアップ!”してるではありませんか。
車高がアップしたところM5の写真を見て良い感じの車高になる予定でしたが・・・。M5の3.6Lのエンジンの重量分の影響だと思いますが、車高アップするとは思いませんでした。フロントが上がりすぎて似合う車はヒップホップ好きのお兄ちゃんのアメ車だけですね〜。かなり不細工でした。
しかし、気を取り直してインプレッションすると、スプリングが固くなったのとショックが新品になったので”しっかり&なめらか”でかなり好印象でした。
しょうがないので、後日M5用スプリングを1巻きと1/4巻きをカットしてみた所、約2cmダウンの理想の”ほんのりダウン”が実現しました。ベントレーを見るとノーマルとMテックのサスでも2cmの差があるみたいですね。これでようやく満足です。
カットしたスプリング
スプリングカット前の車高
スプリングカット後の車高さらに後日ですが、リアもショックとマウントとゴム類も交換しました。フロントの作業で昔購入した安物スプリングコンプレッサーが、”やる気と体力”を無くさせる原因でした。そこで、オークションを物色してみたのですが、ショップなどで使われるスタンド式の物は7万円以上しますので、さすがに買えません。
で、魅力的な物を発見! 中古ですが”TOKICO”と書かれてます。
スプリングコンプレッサー国産の足回りの部品メーカーですよね? 迷わず落札。これが、かなりの”優れ物”です。ちょうど、純正の車載ジャッキの使用方法で、車載ジャッキでタイヤ交換するぐらいの高さまで上げる時間と体力でグイグイ、バネを縮めてくれます。
スプリングを縮めているところリアは、純正のスプリングを1巻きカットでフロントのダウン分下げてみました。
車高のダウンも多少影響あるとは思いますが、交換直後にも体感できましたがゴム類がなじんで、新品のショックとアッパーマウントの交換は良い感じですね〜。
完成!
完成2!
いかがだろうか? まさか、M5用のスプリングを入れて車高がアップするとは!(笑) でも、スプリングカット後には、いい感じで車高が下がっている。
末尾ではあるが、いつもチャレンジングなレポートを送っていただくALEXさんに感謝する。
ご質問はddkunnejp【@】gmail.comまで。