2005年10月15日(土)
ドアミラーの電動ガルウィング化 その2 − 台座の加工
「ドアミラーの電動ガルウィング化 その1 − 構想」で報告したように今回はかなり適当な構想だが、とりあえず気合いだけで作業を進めていこう。
まずは、写真1のようにE34ドアミラーの台座部分を本体から切断する。
写真1 E34ドアミラーの台座を本体から切断しているところはじめは金鋸で切断しようとしたのだが、アルミ製とはいえさすがに固いのでディスクグラインダーで「ガーッ」と切断した。
切断したところを写真2に示す。さすがは文明の利器だ。簡単に切断できる。ディスクグラインダー! フォォーーーー!
写真2 台座を切断したところ一方、E46クーペのドアミラーの台座には、黒いプラスチックのカバー部分とアルミの部分があり、それらが一体となって固定されている。これらを切り離すため、写真3のプラスチック部分をニッパーで切り取る。
写真3 固定しているプラスチック部分をニッパーで切り取っているところすると、写真4のようにアルミ部分とプラスチック部分を分離することができる(写真4ではよくわからないかもしれないが、実際には分離できている)。
写真4 プラスチック部分とアルミ部分を分離したところその後、E46クーペドアミラーのミラー部分やカバー部分を取り外すと、写真5のような骨格が現れる。ミラーはE34と同じように外れる。カバーの外し方もよく見ればわかるはずだ。
写真5 E46クーペのドアミラーの骨格写真5のアルミ部分を見てもらえばわかるように、4本ほどツノが生えている。これをなんとか切断しないと、ピッタリとE34ドアミラーの台座に取り付けることができない。
そこで、写真6のように再びディスクグラインダーの出番である。これで「ガーッ」とツノを切断する。
写真6 ツノを切断しているところなんとか切断できたのだが、写真7のようにまだツノの根本が残っている。
写真7 残っているツノの根本これも写真8のようにディスクグラインダーで「ガーッ」と削ってしまう。E34ドアミラーの台座と合わせながら「ガーッ」削っていくといい。今回の作業は「ガーッ」ばっかりだ(笑)。
写真8 ツノの根本を削っているところE46クーペドアミラーのアルミ台座部分はE34ドアミラーの台座部分より少し大きいので、写真9のように適当な大きさに「ガーッ」と切断する。
写真9 E46クーペドアミラーのアルミ台座を切断しているところそして、E46クーペドアミラーの台座のアルミ部分とE34ドアミラーの台座をネジで固定するため、写真10のようにドリルで4.5mmφの穴を空ける。
写真10 E46クーペドアミラーの台座のアルミ部分に穴を空けているところこの穴は適当な位置に3箇所空けた。同じようにして、写真11のようにE34ドアミラーの台座にもドリルで穴を空ける。
写真11 E34ドアミラーの台座に穴を空けているところもちろん、同じところに穴が空くように注意しなければならない。穴が空いたら、4mm径の皿ネジ3本を使って両台座を固定する。写真12に両台座を固定したところを示す。
写真12 皿ネジを使って両台座を固定したところう〜ん、なかなかうまく固定されているなぁ・・・。でも、ここまで作業するのに随分時間がかかってしまった(苦笑)。いくら文明の利器を使っても、現物あわせで作業すると時間がかかってしまう。
これにE46クーペドアミラーのプラスチックのカバー台座を被せると、写真13のようになる。
写真13 プラスチックの台座を被せたところE46クーペドアミラーのプラスチックのカバー台座は、E34ドアミラーの台座よりかなり大きいので、これも適当な大きさに切断しないといけない。プラスチックの部分は、ドアミラー本体側のカバーとうまく合うように整形されているので、これを外してしまうわけにはいかない。またもや、ディスクグラインダーで「ガーッ」と・・(笑)。写真14にプラスチックの台座を切断したところを示す。
写真14 プラスチックの台座を切断したところこのままでは取って付けたみたいなので(実際、取って付けたのだが・・・)、プラスチック部分の周囲をパテで埋めて適当な形に整形する。
使ったのは写真15のようなエポキシパテである。左右両方の整形のために写真15のものを3本使った。
写真15 エポキシパテこのエポキシパテは粘土のようなもので、必要な分量だけカッターで切り取って手で練り合わせると硬化が始まる。これはかなり硬化速度が速いので、ボヤボヤしてるとすぐに固くなってしまう。DDはボヤボヤしていて、少しパテを無駄にしてしまった(笑)。
このエポキシパテをプラスチックの台座周辺に盛りつけているところを写真16に示す。盛りつける前には、台座に粗い耐水ペーパーで傷を付けておき、アルコールで脱脂しておいた。
写真16 エポキシパテを盛りつけているところあまり適当に盛りつけると、後で削るのが大変になる。うまく形を整えながら盛りつけていく。写真17にエポキシパテを盛りつけたところを示す。
写真17 エポキシパテを盛りつけたところこのまま、一日ほどおいておくと完全に硬化する。硬化したら、写真18のように耐水ペーパーで形を作っていく。
写真18 耐水ペーパーで形を作っているところここでは、120番→300番→600番→1000番の順で耐水ペーパーをかけていった。基本的には120番の耐水ペーパーできちっと形を作る。でも、パテや耐水ペーパーで形を作るのって結構難しいかも・・・。写真19になんとか形ができた台座部分を示す。
写真19 なんとか形ができた台座部分台座の車体に当たる部分は、写真20のようになっている。
写真20 台座の車体に当たる部分E34の台座部分を切断したときに、この構造上、どうしても穴が空いてしまう。これでは強度が心配なので、余ったパテを利用して写真21にように補強した。
写真21 パテで補強したところこれでも強度に少し不安は残るが、エポキシパテはかなり固く硬化するし無いよりはマシだろう。これで、物理的にはE46クーペのドアミラーをE34の車体に取り付けられそうだ。
でも、この作業ってかなり面倒だった(苦笑)。二度とやりたくないなぁ・・・・。
この後の作業は塗装である。DDは塗装が苦手なので、ちょっと憂鬱かも・・・。塗装作業は「ドアミラーの電動ガルウィング化 その3 − 塗装」に続く。
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